品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2022年11月3日
今日も床下で配管スリーブを入れ忘れてしまった物件がありました。
私の記事にある「重大な欠陥 その1」の属するものです。
幸いにもコンクリートに穴は空けていませんでした。
ただ、外部へ出ている排水管が限られているため、まとめて排水しようとしています。
排水の能力が大丈夫か心配です。
まとめて排水することによって、つまりの原因になるかもしれません。
詳しい図面をみさせてもらうと確かにスリーブを忘れているのです。
図面と異なった施工をしている時点でどうかと考えてしまいます。
こういったことが発覚すると新築でも本当にインスペクションした方がいいと思うところです。
最近、床下のスリーブによる欠陥が本当に多いです。
今回は、検査数日前に水が使用できないという報告を受けていました。
それ自体は仕方がないと思ったのですが、当日、配管を間違えトイレがついていないという話もあり・・・
怪しいと思い始めました。
床下に潜ってみると配管がさておらず、他の排水に接続しようとしていたところでした。
そこで、図面を確認させてもらうと、図面には排水表記があるのですが、現場はありません。
通常、インスペクションでは設計図は渡されないことがあるのでそこまで確認しませんが、怪しいと判断したので、現場監督から図面を確認させてもらい発覚しました。
突っ込んでよかったです。
鈍感な検査員なら、配管は接続しておいてくださいね。でスルーしていたかもしれません。
店長:細谷 健一
【東京発・欠陥住宅撲滅に情熱を燃やす住宅診断】 診断実績1600件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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