品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2022年2月23日
最近、築年数が浅い居住中の診断が多いです。
住み始めて色々気になることがあるということで見てもらいたいというご依頼です。
住宅診断といっても、どのような視点で建物を検査するか異なります。
新築時の診断と中古住宅では点検するポイントが違いますし、築年数によっても異なります。
中古売買をするのか、しないのかによっても異なります。
良く言われるのは、インスペクションは第三者の立場で検査すると言われますが、ほんとにそうなのでしょうか?
国の定める既存住宅状況調査では、築5年以内の物件は余程のことがない限り、劣化事象ありとはなりません。
あっても1~2個でしょう。
そのような報告書を現在住んでいる依頼者に提出しても意味がないと考えています。
現在住んでいる方のご相談は、色々な細かい部分も気になっているから依頼されます。
それを国がさだめる既存住宅状況調査のチェックリストに当てはめて検査しても、ご依頼者の要望に応えられていないと思うのです。
しかし、そのようなことをするインスペクターもいるでしょう。
そもそも、中古住宅のインスペクション(既存住宅状況調査)というものは、構造に関することと雨水に関することしか主に確認していません。
中古物件や居住中の住宅診断は、そのご依頼者様の意向をしっかり掴まないと的外れな報告書となってしまいます。
よって、築浅で現在住まれている物件の場合、インスペクターに要望や気になっていることを伝えた方がいいと思います。
また、居住中のご相談の場合、色々気になることなどお聞きしながら検査することができると思っているので、ご依頼者様が何を悩まれているかだんだん明確になっていきます。
店長:細谷 健一
【機械を使って耐震性が分かる住宅診断】 住宅検査実績1300件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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