品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2022年4月20日
建築を分からない素人の方にとって建築途中検査のタイミングに迷うかもしれません。
着工前から事前に建築途中検査を入れると決めている方は、タイミングに迷うことはありませんが、既に工事が着工している場合は、今すぐにでも来て欲しいと思うでしょう。
建築途中に行けばなんでも検査できるのかというとそうではありません。
建築途中検査は、目的を持って検査をしなければあまり意味のないものになってしまいます。
例えば、もう既に基礎コンクリートを打っている状態で行ってもほとんど検査できません。
また、断熱材を入れた後では金物検査はできません。
また、室内の石膏ボードが貼られてしまっては断熱材も金物検査もできません。
また、金物を取り付けている途中に行っても意味がありません。
建築途中検査はタイミングがとても重要なのです。
今までには、早くきて欲しいというようなご依頼者様もいました。
ご要望の通り、そのまま素直に行くことも出来たのですが、しっかり状況をお聞きしたら、あまり効果がないと判断して、そのことをご依頼者様に説明して、次の検査に見送ったケースもあります。
世の中には、ご依頼者様に依頼があったから行きましたというインスペクターもいるでしょう。
効果的な検査が行われたか疑問なこともあるでしょう。
そもそも、素人の方では効果的だったのか分らないと思いますが…
なので、建築途中で色々調べて不安になり、プロにすぐにでも検査して欲しいと思っても、現場の状況がどうであるかプロに写真などを見せたり、状況を詳しく説明をして、効果的な検査ができるか確認するといいと思います。
また、以前に書かせていただきましたが、建築途中検査は着工して1か月半ぐらいが勝負です。
工事が着工して3か月も経過してしまうと進捗の早い現場ではもう効果的な検査ができないということになります。
よって、建築中検査を少しでも検討されている方は、工事着工までには決断されることをお勧めします。
決して、当社で建築中検査を行ってくださいとは申しません。
ただ、今まで、建築中検査というサービスがあると知らなかったという方が多くいて、後悔されている声を聞いてきましたので、お伝えさせていただきます。
店長:細谷 健一
【東京発・欠陥住宅撲滅に情熱を燃やす住宅診断】 診断実績1600件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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