品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2022年4月6日
インスペクションは、通常、建物の売買をする時に行うものが主流ですが、当社では最近、売買は行わないインスペクションが多いです。
いうならば、工務店の対応に不安があったというような内容や色々気になる点があるといったご相談が多いです。
今日は、栃木県まで行ってきました。
ご依頼者様が気されていたことは問題なかったのですが、防火構造に不備があるのではないかということがありました。
通常、インスペクションでは防火構造のことまで指摘しないことが一般的なのですが、私は設計をやっていたのでどうしても気になるのです。
建築確認申請書には防火構造の認定番号が書かれていますが、それと違う施工をしている。
単に表記が違うだけであれば誤記かもしれませんが、現場と申請書で違うのです。
現場は、吹付け断熱材がされているのですが、書面ではその番号になっていないもので申請がされている。
場合によっては、外壁下地(見えない部分)で防火構造を形成しているかもしれませんが、そのような認定番号ではないので怪しいです。
はじめから絶対に施工ミスなどとは言えないため、設計者や工務店にまずは伺いをたてます。
私の指摘によって、素人の人でも分かる丁寧な説明があればいいのですが…
工務店によっては「検査済が取れているから問題ない」などと言って、煙にまくように曖昧にする業者も今までにいました。
もしかしたら、不備だとが分かっているので、わざと知識のない人に説明をさせているのではないかと思うようなこともありました。
売買のインスペクションはある意味結果報告が大切になりますが、今住んでいる家をインスペクションをする場合は、ご依頼者様のお悩みを聞き、それに合わせたインスペクションをすることが大切だと思っています。
店長:細谷 健一
【機械を使って耐震性が分かる住宅診断】 住宅検査実績1300件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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