品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2021年5月2日
今日は東長崎で新築検査でした。
基礎のひび割れは、幅0.3mm以上を構造クラックといい、中古インスペクションにおいては幅0.5mm以上は劣化事象アリとなります。
今日は新築でしたが幅1.3mm のひび割れがありました。
ひび割れは本数で数えることが難しい時もありますが、もう1箇所は1.0mm でした。
深さは1~1.8cmです。
新築にしては、結構大きなひび割れです。
大抵の施工会社は、コンクリートにひび割れがあるとコンクリートの乾燥によるひび割れという会社もありますが、この言葉に騙されてはいけません。
コンクリートの乾燥収縮によるひび割れは0.3mm 程度です。
場合によっては、この程度のひび割れは良くあることだなどという会社もありますが、そんなこともありません。
私は300件以上の新築を見てきていますが、これ程のひび割れが起きるのは、おおよそ30件に1件ぐらいではないかと思っています。
この原因は色々あるため、特定することは難しいですが、私は色々な可能性を現場でご説明しています。
中には、基礎のひび割れが原因で契約解除ができたというご依頼者様もいます。
施工会社としては補修をして終わらせたい気持ちも見えますが、私は補修したからOK とはしていません。
なぜなら、補修はあくまでも補修で補強ではないからです。
私は、この事実を竣工時に建設会社に認識してもらうことが大切だと思っています。
あとから、発見しても適当にごまかされてしまいますので。
竣工の状態を知ってもらうためにも新築インスペクションを行うことが良いと考えています。
店長:細谷 健一
【機械を使って耐震性が分かる住宅診断】 住宅検査実績1300件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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