品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2021年8月14日
新築検査でした。
今日は基礎のひび割れ補修がありました。
最近、ひび割れを補修されているケースが増えてきました。
会社の方針だと思うので仕方ないと思いますが、デメリットもいつつかあります。
一つめは、ひび割れの幅だったり深さなど、どの程度のひび割れがあったのか分からないという点です。
記録を残していることは少ないから、どんなひび割れがあったのか不明なのです。
もうひとつは、誰かの指示で補修したのかという問題です。
本来なら、構造の専門家がどれ程のひび割れがあって、補修が必要と判断して補修するならばいいのですが、恐らく現場監督レベルの判断でひび割れをごまかすために補修されることが多いと思っています。
場合によっては、ひび割れが乾燥収縮で起こる程度のものなのに、あえて補修してしまうケースもあると思っています。
それだとすると、補修する方がイメージ悪いです。
補修した判断として0.5ミリ以上ひび割れがあったというならば、補修する判断もあると思いますが、たいしたひび割れでもないのに補修してしまうと、大きなひび割れがあったのでは?と疑いがでます。
中古住宅のインスペクションでも点検することがあるので、気を付けてたいです。
ひび割れって、それほどシビアな問題だと思うのです。
単にまずいものを隠す補修だと逆効果ともなり得ますので御注意ください。
店長:細谷 健一
【機械を使って耐震性が分かる住宅診断】 住宅検査実績1300件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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