品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2022年10月26日
前回、基礎のコンクリートに穴を開けてしまう例をお伝えしました。
今日は、コンクリートの斫りです。
前回はスリーブを設置し忘れたら、コアドリルで穴をあけると書きました。
しかし、スリーブは設置したはいいけど、穴の位置が上下で少しずれている時は、わざわざコアドリルを使わず斫り機で削りとってしまうこともあります。
この場合は、斫ったと断定する難しいです。
何故なら、コアドリルとは違って、痕が残っていないからです。
私が先日見つけたのは、たまたま、基礎の化粧モルタルをやっていなかった物件でした。
配管のまわりをみると、どうやら斫ったと思われるのです。
100%断定できる訳ではありません。
しかし、建設会社にしっかり調べてもらうことで、発覚することもあります。
とにかく指摘することが大切だと思っています。
ただ、普通のインスペクターは気づかないこともあるので注意が必要なのです。
そこはインスペクターによって違うと思います。
見た上の点検しかできないような知識が無いインスペクターなのか、小さな痕跡も見逃さない疑いを持った目でみるインスペクターなのか。
私は後者のインスペクターになりたいと思っています。
店長:細谷 健一
【東京発・欠陥住宅撲滅に情熱を燃やす住宅診断】 診断実績1600件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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