2021年11月・七五三での撮影さん
出張撮影・カメラマン / 七五三
フィルムカメラでの撮影(オプション追加)はかなりオススメです。カラー中判フィルム1本、白黒の中判フィルム1本を追加して、デジカメ含めると3種類のカメラで撮影して頂きました。 今回は5歳の七五三、神社での出張撮影です。撮って頂いた写真を見ると...いつもと違う景気。いつもと違う神社。季節感が伝わり、神社の荘厳な雰囲気も伝わる素敵な写真。今までに無かった家族の記念写真を一枚におさめて頂きました。
聞けば、林さんは初めて訪れる神社との事でした。子供を含め依頼者の私たちは毎年参拝している神社なのですが、初めてみるアングル、初めて伝わる神社の重厚感。新鮮な驚きのある写真を撮って頂きました。初めての場所でも神社の良さや季節感を引き出せるのはさすがプロです。
子供がグズってしまい、林さんの希望するアングルで撮影ができない時もありました。しかし、短時間の中で何枚も撮影してくれていましたので、ベストショットの写真もちゃんと残りました。
子供のグズっている一コマも思い出。林さんはプラス思考に考えてくれました。急遽グズっている姿を上手にぼかしながら撮影してくれました。後々、『そういえば、当時グズっていたんだよね(笑)』と語らえそうな一コマに仕上がりました。これはスゴイ!
私見になりますが写真は、忠実に目で見たものをリアリティに再現する道具(直喩表現が得意な媒体)のイメージを抱いておりました。しかし、林さんが急遽機転をきかせて撮影してくれた、子供がグズっている姿を『暗喩表現』する写真は、凄いなと思いました。もしも、グズっている姿を『直喩表現』したら、その写真を見る人に残念な気持ちを与えるかもしれません。『せっかくの七五三だったのにね』と。けれども、林さんの撮った、グズっている姿を『暗喩』する写真は違いました。子供らしく、そして微笑ましく、のちのちまで良い思い出になります。『なんで、こんな面白い写真があるの?』『それは、当時グズっていたからです』『そうだったんだー』のような語らいがうまれます。
七五三という記念日に、グズった姿を直喩せず、暗喩することで、ほのぼのとした思い出を残す技術は監督だからこそ成せる匠の技なのかもしれません。
季節感のある家族写真(写実的)から、グズっていた雰囲気が間接的に伝わる(暗喩的)写真まで、全体として味のある仕上がりになりました。
ここまで、わずか1時間の物語り。ありがとうございました。
4.88
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出張撮影・カメラマン / 七五三
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