伊東市のれすぱいと伊豆高原のブログ

養生訓(5)大事なのは心!

2019年1月13日

先ずは養生訓より引用します。

「養生の術は先ず心気を養ふべし。心を和にし、気を平らかにし、いかりと慾とをおさへ、うれひ、思ひ、を少なくし、心をくるしめず、気をそこなはず。これ心気を養ふ要道なり。」

だいたいの意味は
養生の第一歩は心の中の気を養う事で、平静を保ち、怒りや欲を抑えて憂いや心配事を少なくし、心を苦しめず、気を損なわない事です。という感じでしょうか。

「気」とは何かという定義は難しいのですが、とりあえず、ここでは生命力のようなものと考える事とします。その「気」は心に影響されるものであり、健康を保つ為には最も重要な要素であるということですね。その「気」を養うには、常に穏やかな心の状態を保つ必要があるという事です。西洋医学では心と体を分けて考える傾向にありますが、東洋医学では一体不二のものであると考えます。

ただし心の平静を保て!といわれても、ハイわかりました! と、スグに平静になれるほど、簡単なものではありませんね。ではどうすれば良いのか。ひとつの答えは東洋医学の中心となる思想である心身不二の思想であるといえます。つまり心は体に影響を与え、反対に体は心に影響を与えるという事ですから、怒りや心配事で夜も眠れないような時には、ゆっくり風呂にはいるとか、運動をするとかで解消されるという事です。それともうひとつ良く言われるのが、自分の感情を客観的に認識することで、心がニュートラルな状態に戻りやすくなるということで、例えば今、怒りで何かをぶち壊したいという感情に飲み込まれそうになっている時に、「わたしは今怒っている」と何度も心の中で言い続けると、自然に怒りが消えていくようです。怒りを爆発させる前に10秒だけ待てとかも有効だそうです。

感情が激しく揺れ動いているときには、それを自覚することで、揺れが治まるということはわかりました。では常に平静な状態を保つためにできる事はあるのか、それは最近よく聞く「マインドフルネス」が有効だと思われます。マインドフルネスとは禅やヨーガでいうところの瞑想のようなものですが、それら禅やヨーガの瞑想法をアメリカ流に分析、検証し効果的なテクニックとしてグーグルやアップルのような先端企業が社員の研修に使ったりして非常に効果を上げています。

私が最初に瞑想に興味を持ったのが中学3年生の頃、約40年前ですが、瞑想とういうものが何かが無性に気になって、本屋で「瞑想のすすめ」(川畑愛義著)という本を買って実践してみたのですが、当時は意味がわからず、悩んだ記憶があります。

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