伊東市のれすぱいと伊豆高原のブログ
2019年5月27日
昨日は少し時間があったので砧公園に行ってきました。この公園には初めて行ったのですが、いつも散歩している林試の森公園よりも規模が大きく素晴らしい自然公園でした。昨日も日中は気温30度を越えてとても暑かったのですが、湿度がそれほど高くなかったので木陰を歩くと非常にさわやかな気分を味わう事が出来ました。辺りを見渡すと、たくさんの人が木陰や広場でレジャーシートを敷いて寝っ転がって休日を楽しんでいました。このあたりは外国の方も多いのか、海外の公園に来たのかと錯覚するほどでした。
私は例によって少し重いカメラを首からぶら下げて暑い中を歩き回っていたのですが、すぐに体が水分を要求するので自販機で買ったミネラルウォーターを手放すことができませんでした。非常に塩分の多い汗だったので(舐めてみたら)、塩分補給も必要だったかもしれませんが、疲労感もなかったので、駐車場でミネラルウォーターの残りで手と顔を洗って帰りました。
本来、暑い時期は日中の野外での活動は控えたほうが良いのですが、仕事や用事、遊びたい気持ちに逆らえない事も多々あるはずです。そのような時は自分を過信せずに身体の声に常に耳を傾けておいてください。自分の体は自分がいちばんわかっているという事です。
さて主題の養生法ですが、今日は「医心方の世界」(槇佐知子さん著)から引用してみたいと思います。
「中国最古の医学書『黄帝内経素問』という文献には「夏の三カ月を蕃莠という。蕃も莠も草木が茂意である。夏は天地の精気が交わり、すべての花が実を結ぶ。この季節は夜ぐっすり眠って朝は早起きし、太陽の陽射しを嫌わずに積極的に外で暑さを楽しむようにする。怒らず、美しい花が実となるように志を充実させ、大きな木のように思いやりの深い愛の枝を繁らせて人をその木陰に憩わせるうおな姿勢で生きる事が夏にふさわしい」と夏の養生法を説いている。願わくば自分のいのちをいとおしむと共に他をも大切にして、この夏をおおらかに楽しく過ごしたい。」
医心方とは日本最古の医学書で全30巻もあるのですが、槇佐知子さんはそれを全訳されたという偉業を達成された方です。「医心方の世界」はそのかたのエッセイですが、古代の知恵のエキスがにじみ出ているような気がします。
この引用は更に『黄帝内経素問』からの引用という形になっており、時代はさらに中国の古代にまで遡るのですが、内容は現代でも通用する事は現代科学が立証しています。なんかややこしい説明になってしまいましたが、人間の体自体は昔から何も変わっていないので遠い昔に恐らく命がけで調べつくしたと思われる古代の養生法は今でも立派に役に立つものです。
養生法は簡単です。よく眠り、よく運動して汗をかき、よく自然に接し、心穏やかであれ!です。簡単ですがなかなか実行できないので、できるだけこのことを心にとどめながら暑い夏を乗り切りましょう。
※写真は砧公園のモンシロチョウ
店長:阿木一浩
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