堺市美原区の株式会社 ヤマト白蟻研究所のブログ
2020年3月28日
鉄筋コンクリートマンションのクッションフロアから伸びる、ヤマトシロアリの空中蟻道。
どういう状況かと言いますと、地面の下の土中に巣があり、コンクリートの隙間からマンション床下に入り、床材(束や根太や床板)を食べて、クッションフロアを貫通して、もっともっと上に登っていこうと思っている最中です。
シロアリは目が退化して見えないので、この先に材木が無くても、あるかもしれないと信じて蟻土を積み重ねていきます。
そして、目の前にあるものはとりあえず齧ります。
たまたま、材木にたどり着けば、エサがあると伝えて仲間を呼び、少しづつ巣に持って帰ります。
たまたま、水分が多い材木や水にたどり着けば、沢山の仲間を呼んできて、大量に巣に持って帰ります。
たまたま、断熱材にたどり着けば、柔らかくて齧り心地が良く、中が暖かいので巣を構築するほど仲間を呼んできて拠点にする事もあります。
その際は、環境が良すぎる為パワーアップします。
ただ、栄養源にはならないので、パワーアップした仲間たちが付近の材木と水分を通常より早いペースで巣に持って帰ります。
シロアリの生態は人間とは全く別ですが、行動の意味や理由が分かってくると、本当に悪気がなく生きているのが分かります。
こんな純粋無垢なシロアリを、無闇に駆除として殺傷しなくても良いように、戸建て住宅、マンション、店舗でもしっかりシロアリ予防対策をして、共存社会を作りたいですね。
地球にとって貴重なシロアリと人間がきっちり住み分けをして、両者が長く繁栄できれば本望です。
店長:堀西 正一郎
大阪府堺市で創業39年以上の実績と信頼!安心の完全自社施工!年間1000件以上の白蟻対策経験を活かして丁寧に対応します!
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