渋谷区の株式会社トシ・ランドスケープのブログ
2019年6月9日
所有者様が大切にしているケヤキの治療のご依頼を頂きました。
幹や根元に腐朽(腐れ)による
空洞化をしてしまっていました。
幹の途中から不定根という根がでており、
ほぼ無剪定で緑量が充分にある点を考慮し治療を行う判断をしました。
根元近くまで舗装されていますが、
可能な範囲で土壌改良を行います。
幹から出てきている不定根を
地中まで誘導する処置をしています。
誘導する為にピートモスなど自然素材の資材をブレンドしたものを根元や幹の空洞部分に充填していきます。
資材を充填した後に、通気性、保水性を確保しながらも地中に近い環境を作り出すために遮光します。
次回この処置をした部分を解放するのは、3年後になります。
何十年と生きてきた樹木の治療は長い目で見る必要があります。
樹木医になるとこういった技術面ばかりが注目されがちですが、まずは現状の樹木の樹勢(健康状態)や周辺環境など様々な状況を総合的に検討した上で、どのような処置が最良か判断する必要があります。
株式会社トシ・ランドスケープ
Toshi Landscape Inc.
店長:中村雅俊
個人邸の庭木の手入れ、マンションの植栽管理を、丁寧な仕事とわかりやすい説明を心がけています
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