車のエアコンが効かない？効かなくなる原因と対処方法をご紹介

目次

1. 1）車のエアコンが効かなくなる原因
2. 　1-1）エアコンフィルターにゴミが詰まっている
3. 　1-2）エアコンガスが抜けている
4. 　1-3）ほかの部分に不具合がある
5. 2）車のエアコンが効かなくなったときの対処法
6. 　2-1）エアコンフィルターを交換する
7. 　2-2）エアコンガスを補充する
8. 　2-3）ほかの部分を整備する
9. 3）カーエアコンクリーニングはプロに依頼！

ライター：Takaya
フリーランスのWebライター。1級小型船舶免許、型枠1級技能士の資格を保有。木のぬくもりが好きで、DIYが得意。すきま時間で家電の配送や電気工事にも携わっています。今までの経験や新しい情報を取り入れ、みなさんの暮らしに役立つ記事をお届けしたいと思います。

1）車のエアコンが効かなくなる原因

車のエアコンが効かなくなるのは、主に以下の項目が原因であることが多いです。

1. エアコンフィルターにゴミが詰まっている
2. エアコンガスが抜けている
3. ほかの部品に不具合がある

それぞれの原因について、詳しくみていきましょう。

1-1）エアコンフィルターにゴミが詰まっている

エアコンフィルターにゴミが詰まっていると、エアコンが効かなくなることがあります。風量が落ちてなかなか冷えづらくなり、効果を感じられなくなるからです。

エアコンフィルターは車外の空気を車内に取り込んでいる部分で、チリやホコリ、落ち葉や虫、花粉などを除去する役割をもっています。

使用状況にもよりますが、ゴミが詰まりやすい部分なので、エアコンが効かないと感じたら、まずはエアコンフィルターを確認しましょう。

1-2）エアコンガスが抜けている

エアコンガス（冷媒）が抜けている、もしくは減っていると、エアコンが効かなかったり、効きが悪くなったりします。

エアコンガスは、エアコンの中を循環しており、液化する際に熱を放出し、気化する際に熱を奪います。熱を奪うことで取り込んだ空気を冷やし、車内の温度を下げる仕組みです。

循環するときは、エアコンガスはガス管やガスホースを通りますが、この循環の際に、なんらかの理由でガスが少しずつ抜けてしまうことがあります。

その原因としては、移動中に起こる車の振動やガスの通り道の経年劣化などが挙げられるでしょう。

本来、抜けることのないエアコンガスですが、効かないと感じたときは調べてみることをおすすめします。

1-3）ほかの部分に不具合がある

ほかの部分に不具合が生じているときも、車のエアコンが効かなくなることがあります。たとえば、以下の部分の不具合が考えられます。

コンプレッサー

コンプレッサーに不具合があった場合も、エアコンは効かなくなります。

コンプレッサーは、エアコンガスを圧縮して液体にしている部分なので、フィルターやガスに問題がないときは、ここに何らかの不具合がある可能性も考えられるでしょう。

エバポレーター

エバポレーターの不具合も、車のエアコンが効かなくなる原因のひとつです。この部分は、圧縮されたエアコンガスを気体にして空気を冷やすところです。

ちなみに、車のエアコンから悪臭がする場合も、エバポレーターが原因となるでしょう。

そのほかのパーツの場合も

前述のパーツのほかにも、以下のような箇所の不具合も考えられます。

• エキスパンションバルブ
• マグネットクラッチ
• クラッチリレー
• ブロアファンモーター
• 操作スイッチ
• コンデンサー
• ヒートコア

など

通常では不具合が起きにくい部分も含まれます。一般の方では原因を特定するのが難しいことも多いので、自動車の整備に詳しいプロに相談してみるといいでしょう。

2）車のエアコンが効かなくなったときの対処法

原因に合わせて、それぞれ以下の方法で対処を行いましょう。

2-1）エアコンフィルターを交換する

エアコンフィルターを交換すると、エアコンの効きが改善されることがあります。簡単に交換できるので、個人でも十分に対処できます。フィルターは、通常グローブボックスの中にあります。

エアコンフィルターの交換時期は、メーカーや使用状況などによって異なりますが、「1年に1回」または「走行距離が1万kmに達した頃」です。汚れやすい部分のため、定期的に交換することをおすすめします。

2-2）エアコンガスを補充する

エアコンガスを補充すると、効きが改善されることもあるでしょう。

「サイトグラス」というガスの状態を泡で測る小窓がついている場合は、気泡でガス量を確認できることがあります。

ガス不足なら気泡が白濁し、ガス詰まりなら透明で大きく泡が浮きます。
（※最近では、サイトグラスがついていない車も多くなっているようです）

ただし、エアコンガスは専用の「計測器」でガスの量を測りながら補充する必要があるため、個人で行うには難易度が高い作業といえるでしょう。

入れすぎても少なすぎても不具合を起こすことがあるため、安全・確実にエアコンガスを補充するなら、車両整備のプロに依頼するのがベストです。

2-3）ほかの部分を整備する

コンプレッサーやエバポレーター、そのほかの部分を整備すると、効きが改善されることもあります。

こちらも、繊細な部分があるため、エアコンガスの補充と同様にプロに依頼しましょう。

3）カーエアコンクリーニングはプロに依頼！

車のエアコンが効かなくなる原因をご紹介しました。それぞれの原因に合わせた対処をすることで改善されるでしょう。

ただしエアコンの整備は個人では対応しきれない場合があります。少しでも不安を感じるなら、整備のプロに相談するのがおすすめです。

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