壁紙についたタバコのヤニの掃除・対策|セスキ炭酸ソーダや漂白剤で

タバコのヤニがついてしまった壁紙の掃除・対策について。ヤニで壁紙が汚れる原因、賃貸での注意点、壁紙のヤニ取りに適した洗剤や道具を詳しく説明。さらに、壁紙のヤニの詳しい掃除方法や、ヤニで壁紙を汚さないようにするための対策方法も解説します。

2019.3.8 更新
汚れた壁紙のイメージイラスト

家族に喫煙する方がいる場合、気になるのが壁紙につくヤニ汚れや臭いですよね。

ヤニのせいで真っ白だった壁紙も黄ばんできたり、ひどい場合には黒ずんで悪臭を放ってしまったりすることもあります。強い油性のヤニは、いったんついてしまうと簡単には落とせないことも多いです。

愛煙家がいるご家庭では、日ごろからこまめな掃除や対策が必要になります。

この記事でわかること

  • タバコのヤニで壁紙が汚れる原因
  • 賃貸物件で喫煙する場合の注意点
  • 壁紙のヤニ取りに適した洗剤・道具
  • 壁紙のヤニの掃除方法
  • 壁紙にヤニが付きにくくなる対策方法

目次

1)タバコのヤニで壁紙が汚れる原因
2)賃貸物件で喫煙する場合の注意点
3)壁紙のヤニ取りに適した洗剤・道具
4)壁紙のヤニの掃除方法
5)壁紙にヤニが付きにくくなる対策方法
6)どうしても壁紙の汚れが落ちないときは

1)タバコのヤニで壁紙が汚れる原因

火の点いたタバコと煙

部屋の中で喫煙すると、壁紙に黄色い汚れが付着するだけではなく、部屋中にタバコの臭いがしみついてしまいます。この汚れや臭いの原因は「タール」と呼ばれる物質で、いわゆるタバコのヤニのことです。

植物性樹脂のタールはタバコの煙に含まれている有害物質で、タバコが燃焼すると大量に発生します。そして煙に乗って部屋中にまき散らされ、壁紙を汚したり臭いをしみつけたりしてしまいます。

ヘビースモーカーの歯が黄色くなってしまうのも、このタールが原因です。また、タールには数百種の発がん性物質が含まれているので、喫煙者や受動喫煙者は発がんの可能性が高まるとも言われています。

タールは強い油性で粘着性があるため、いったん壁紙が汚れてしまうと簡単な掃除では落とせません。さらにタールには独特の強い臭いがあり、壁紙に臭いが染みついてしまうと一般的な消臭剤ではあまり効かないので、部屋中がタバコ臭くなってしまいます。

2)賃貸物件で喫煙する場合の注意点

タバコを吸う男性と困り顔の女性

賃貸物件の壁紙をタバコのヤニで汚してしまうと、退去時に大きなコストがかかる場合があります。

一般的な賃貸では、退去時に入居者には部屋を入居時と同じ状態に戻すこと、いわゆる原状回復が求められます。原状回復は、通常の使用で発生した汚れについては入居者が修繕費を出す必要はありませんが、入居者の故意で発生した汚れは入居者が修繕費を負担するのが一般的です。

例えば、日焼けによる色あせや、冷蔵庫の裏側にできた黒ずみなどの壁紙の汚れは、自然消耗によるものなので、入居者が修繕費を負担する必要はありません。しかし、喫煙による壁紙の汚れは入居者の故意によるものなので、修繕費を負担しなければなりません。

あまりにひどい場合は壁紙を全面取り替えなければいけないこともあり、そうなってしまうと敷金では賄いきれないほどの修繕費を請求されるケースもあります。

そうならないためにも、賃貸物件に住んでいる喫煙者の方は、次項以降で説明する掃除や、壁紙を汚さないための対策を行うなどして、できるだけ壁紙を汚さないように気を付けましょう。

3)壁紙のヤニ取りに適した洗剤・道具

上述した通り、ヤニ汚れは簡単な掃除では落としづらい厄介な汚れです。水拭きや中性洗剤で掃除をしてみたものの、ほとんど落とせなかった……と諦めている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ヤニ汚れに効果的な洗剤を使えば、今までまったく落とせなかった汚れもきれいにできる場合があります。市販のヤニ落とし用洗剤もおすすめですが、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのエコ系アルカリ性洗剤や、家に常備している方も多い塩素系漂白剤も効果的です。

テーブルに置かれたジャー入りの重曹

以下でそれぞれについて詳しく説明します。

3-1)重曹

アルカリ性の重曹は油汚れを落とすのに適していて、強い油性のタールの掃除に効果的です。

さらに重曹には消臭効果があるため、掃除に使うとヤニ汚れを落とすだけでなく、ヤニによる臭いもやわらげてくれます。また、環境にも体にも優しい成分でできているため、幼児やペットがいる家庭でも安心して掃除に使えます。

壁紙だけではなく、浴室やキッチン、トイレなど、住まいのさまざまな場所の掃除にも使用できます。

重曹

3-2)セスキ炭酸ソーダ

重曹では落ちなかった汚れには、セスキ炭酸ソーダがセスキ炭酸ソーダは重曹と同じアルカリ性ですが、重曹よりもアルカリ濃度が高いので頑固なヤニ汚れにも効果的です。

消臭効果、環境・体に優しい成分、住まいのさまざまな場所の掃除に使える点も重曹と共通しています。

スプレーボトルに入ったセスキ炭酸ソーダ水

3-3)塩素系漂白剤

重曹でもセスキ炭酸ソーダでもきれいにならない……という場合は、最終手段の塩素系漂白剤を使ってみましょう。壁紙用の漂白剤が販売されていますが、衣類用でも構いません。

アルカリ濃度が高く強力なので、こびり付いたヤニ汚れにも効果がありますが、白い壁紙以外に使ってしまうと変色の恐れがあるので注意してください。

どうしても白い壁紙以外に使いたい、という場合は隅の方など目立たない場所で少しだけ試し、問題がなかった場合のみ全体に使用するようにしてください。

また、漂白剤は大量に吸い込むと健康被害の可能性があります。使用の際は窓を開けたり換気扇を回したりして換気に気を付けてください。

3-4)スチームクリーナー

スチームクリーナーとは、高温の水蒸気を使って汚れを浮かせて掃除をする道具です。

壁紙のヤニ汚れにも効果的で、スチームクリーナーの高温の水蒸気を壁に噴射し、雑巾などでふき取ると軽いヤニ汚れなら楽に落とせます。重度のヤニ汚れでも洗剤を併用すればきれいに落とせる場合も多いようです。

ただし、スチームクリーナの蒸気は湿気に弱い壁紙を傷めてしまったり、変色させてしまったりする恐れがあるので使用には注意が必要です。壁紙の素材のよっては使用自体不可である場合もあります。

さらに、スチームクリーナーの本体価格は安い物でも5,000円前後、多機能で高価な物では数万円なので、購入を検討している方は費用対効果をしっかり考える必要があります。

4)壁紙のヤニの掃除方法

4-1)準備するもの

  • 掃除機またははたき
  • 重曹・セスキ炭酸ソーダ・塩素系漂白剤・市販のヤニ取り用洗剤の中から1つ
  • スプレーボトル(市販の洗剤以外の場合)
  • ゴム手袋(重曹以外の場合)
  • 雑巾2枚

洗剤は壁紙にスプレーして使います。市販のヤニ取り用洗剤の大半はスプレーボトルに入れられた状態で販売されているのでそのまま使えますが、その他の洗剤の場合は空のスプレーボトルを1つ用意してください。

また、塩素系漂白剤は強力な洗剤なので、必ずゴム手袋を用意してください。セスキ炭酸ソーダも肌の弱い人だと稀に肌荒れを起こす場合があるので、念のため用意しましょう。市販のヤニ取り用洗剤の場合は、説明書きを見て必要そうならゴム手袋を準備しましょう。

4-2)掃除する前の注意点

洗剤は少量試してから全体に

塩素系漂白剤を白い壁に使うと変色の恐れがあることは上述しましたが、壁紙の素材によっては他の洗剤でも変色する可能性があります。必ず目立たないところで少量試してから全体に使うようにしてください。

洗剤をつけたあとの放置は厳禁

キッチンやお風呂など、住まいの他の場所の掃除では洗剤を吹き付けたあと汚れと馴染ませるために放置することが多いです。

しかし、壁紙は湿気に弱いため洗剤をつけてから放置をしてしまうと傷んだり変色したりしてしまうことがあります。洗剤をつけたあとは必ずすぐにふき取るようにしてください。

強くこすらない

壁紙は力を入れてこすると破れてしまう可能性があります。汚れを落とそうと強い力でこすりたくなるかもしれませんが、洗剤が効いていればそんなに力を入れる必要はありません。

円を描くようにやさしくこするようにして汚れを拭き取りましょう。

つなぎ目の掃除は避ける

壁紙は複数枚を繋ぎ合わせて張られていますが、壁紙のつなぎ目に洗剤や水分が入らないように注意してください。壁紙の表面はある程度防水されていますがつなぎ目は防水されていません。

つなぎ目が濡れてしまうと紙がふやけ、そこから壁紙がはがれてきてしまう場合があります。掃除の前に壁紙のつなぎ目の場所をしっかり確認し、そこに直接洗剤をつけないようにしましょう。

4-3)掃除方法

壁紙を拭き掃除する男性
  1. 掃除機またははたきで壁についているホコリを除去する
  2. 用意した洗剤が市販の物以外の場合、適切な濃度になるよう水で薄めて(※)スプレーボトルに入れる
  3. ヤニ汚れを落としたい部分に洗剤を吹き付ける
  4. 放置せずに雑巾で汚れと洗剤を拭き取る
  5. 水気が残らないように乾いた雑巾でしっかりふき取る

※重曹の場合は水と重曹を2:1、セスキ炭酸ソーダの場合は水とセスキ炭酸ソーダを10:1、塩素系漂白剤の場合は水と漂白剤を5:1の割合で混ぜる

ホコリが壁についたまま洗剤をつけてしまうと、ホコリが湿ってへばりついてしまうので、必ず最初に掃除機やはたきでホコリを取り除きます。

洗剤は手強いヤニ汚れの掃除のため、他の場所の掃除に使う際よりも洗剤の濃度は高めになっています。

洗剤が壁紙に残ってしまうと、変色や痛みの原因となってしまうこともあります。残さないようにしっかりとふき取ってください。

5)壁紙にヤニが付きにくくなる対策方法

前項でヤニの掃除方法について説明しましたが、洗剤を用意したり、二度拭きをする必要があったり、なかなか手間がかかりそうですよね。できればあらかじめ壁紙が汚れるのを防いで掃除の手間を減らしたいものです。

そこで、壁紙にヤニが付きにくくなる対策方法について、以下でいくつか説明します。

5-1)タバコを吸う場所に気を付ける

部屋の壁紙をヤニで汚したくないのなら、できるだけ部屋で吸わないのがもっとも手っ取り早いです。ベランダや庭に出て吸うようにしましょう。

雨の日や寒い日などでどうしても外に出たくない場合は、換気扇をつけてその下で吸ったり、窓を開けて吸ったりしましょう。それだけで格段に壁紙に汚れがつきづらくなります。

5-2)汚れが目立たない壁紙を使う

壁紙は無難な白を選ぶ方が多いと思いますが、真っ白では汚れが目立ってしまいますよね。

白にこだわらないという方は、ベージュやアイボリーなど、やや薄色のついた壁紙のほうが、汚れが目立たない上に、心理的にに落ち着くとも言われています。

広いリビングなら、一面だけ濃い色物や柄物を取り入れるのもおすすめです。汚れが見えない上にお部屋が洗練された空間に見えます。

しかし、汚れが気にならないから掃除していなかったら、タバコのヤニ臭さが取れなくなった……というケースが多いよう汚れが目立たないというだけで、実際は汚れているので定期的なお掃除は忘れないようにしましょう。

5-3)汚れが落ちやすい壁紙を使う

最近では、表面に薄い透明の保護フィルムが張られた壁紙が販売されています。

フィルムのおかげで水拭きしても壁紙はほとんど痛まず、汚れがついてしまった場合はサッとふき取れば落ちるので、幼児やペットがいる家庭に人気の壁紙です。

ついてすぐのタバコのヤニなら、水や中性洗剤を少量含ませた雑巾で拭けば簡単に落とせるので喫煙する人がいる家庭にもおすすめです。

5-4)空気清浄機を使う

空気清浄機のボタン

コストはかかってしまいますが、壁紙のヤニ対策のうち、効果が高くもっとも楽なのは空気清浄機を使うことです。

喫煙時にスイッチを入れ、空気清浄機に向かって煙を吐き出すと、ヤニ汚れを吸い取ってくれるので壁紙に付着するのを防げます。

ただし、空気清浄機の近くで吸わないと、タバコの煙を清浄する効果が薄れるのでなるべく近くで喫煙するように気をつけましょう。

また、定期的にフィルターの掃除・交換を行う必要もあります。ちなみに空気清浄機は、安いものだと一万円以下で購入できます。

6)どうしても壁紙の汚れが落ちないときは

掃除をしたけど、どうしても壁のヤニ汚れが取れない場合は、家庭用の洗剤では落とせないほど壁紙が汚れているのかもしれません。

そんな場合は、プロの壁紙(クロス)クリーニング事業者にクリーニングしてもらいましょう。プロの道具と技術なら、素人の掃除では取れなかった汚れもすっきりきれいに落ちるはずです。

また、もし壁紙を長い期間張り替えていないという場合は、思い切って壁紙の張替えや塗替えを壁紙・クロスのリフォームのプロに依頼するのもおすすめです。

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