目次
- 1)建物の構造は主に「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類
- 2)「ラーメン構造」と「壁式構造」の見分け方
- ①建物の階数で判断する方法
- ②平面図で判断する方法
- 3)構造上撤去してはいけない間仕切り壁とは
- ①ラーメン構造で撤去してはいけない間仕切り壁
- ②壁式構造で撤去してはいけない間仕切り壁
- ③その他の注意すべき間仕切り壁
- 4)間仕切り壁をDIYで撤去する方法
- 5)間仕切り壁の撤去はプロに依頼がおすすめ
ライター:KIKUCHI
フリーランスのWEBライター。“できることは自分でやってみる”をモットーに、料理や掃除など暮らしに関わる全般から、モノづくりのDIYまで何でもチャレンジ。これまで得てきたノウハウやコツをシェアすることで、皆さんのお役に立ちたいと思っています。
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1)建物の構造は主に「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類
建物の構造は主に「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。
間仕切り壁の撤去などのリフォームなどを行う際には、その種類によって自由度も変わりますので事前にどちらの構造になっているかを確認することは重要です。
ラーメン構造
柱と梁を使って建物を支える構造。ドイツ語で「枠」を意味する「rahmen(ラーメン)」が名前の由来です。
壁式構造
壁自体で建物を支える構造。構造力学上重要な役割を担う「耐力壁」と呼ばれる壁が含まれています。
どちらがリフォームしやすい?
「間仕切り壁を撤去する」というリフォーム内容で2つを比較すると、一般的にはラーメン構造の方が壁式構造よりもリフォームの自由度が高い傾向にあります。
2)「ラーメン構造」と「壁式構造」の見分け方
DIYで間仕切り壁を撤去したい場合は、まずその建物がラーメン構造なのか壁式構造なのかを確認しましょう。
見分け方のポイント
①建物の階数で判断する方法
建物の階数でラーメン構造なのか壁式構造なのかを判断できることもあります。
建物を建築する時などに遵守しなければならないルールを定めた建築基準法の関係で、壁式構造は主に建物の5階以下の部分で用いられます。
例えば10階建てのマンションであれば、6~10階部分はラーメン構造であると一般的に判断が可能です。
注意
5階以下の部分に関してはラーメン構造の場合と壁式構造の場合両方の可能性がありますので、別の要素で判断する必要があります。
ちなみに4階建て以下の低層マンションの場合は壁式構造になっていることが多いです。
②平面図で判断する方法
次は平面図を見て判断する方法です。
ラーメン構造の場合は柱で建物を支えているため、平面図の部屋の隅などには四角い柱があります。これらの柱は実際に部屋の中を見渡して確認も可能です。
例えば部屋のコーナー部分などが直角ではなく柱(角柱)があればラーメン構造だと判断できます。
一方、平面図の中の壁の一部(耐力壁)が太く描かれている場合、その建物の構造は壁式構造であると判断可能です。
3)構造上撤去してはいけない間仕切り壁とは
撤去してしまうと建物の強度や耐震性に悪影響を及ぼす間仕切り壁は存在します。
ラーメン構造の場合は建物を支えている柱や梁が含まれる壁、壁式構造の場合は耐力壁です。
①ラーメン構造で撤去してはいけない間仕切り壁
ラーメン構造の場合は、基本的に建物を支えている柱や梁が入っていない間仕切り壁は撤去可能です。
従って多くの壁が撤去できリフォームの自由度も高くなりますが、「筋交い」のある壁には注意が必要です。
筋交いとは、柱と柱の間に斜めに木材を渡している部分で耐震性能に関わりますので撤去することはできません。
②壁式構造で撤去してはいけない間仕切り壁
壁式構造で撤去してはいけない間仕切り壁は「耐力壁」です。
耐力壁はそうでない壁と比較すると、耐力壁の方が一般的に分厚く、コツコツと叩いたときに中が詰まっているような低い音がします。
ただし、耐力壁であっても施工方法によっては空洞のような音がすることもありますので、「音」や「分厚さ」だけで必ずしも正確に判断できるとは限りませんので注意しましょう。
③その他の注意すべき間仕切り壁
その他には以下のような間仕切り壁にも注意が必要です。
注意が必要な間仕切り壁
- 電気の線が通っている間仕切り壁
- 水道管や排水管が通っている間仕切り壁
- ガス管が通っている間仕切り壁
上記のような場合には安易にDIYで間仕切り壁を撤去しようとすると、その作業中に火災や漏水、またガス爆発などの重大事故につながる恐れもあります。
その他にもマンションなどの場合では、インターホンの配線が入った間仕切り壁にも注意が必要です。
室内のインターホンは自動火災報知機の役割も担っていることがあり、間仕切り壁の撤去中にその配線を切断してしまうと全住戸に警報が鳴ってしまうこともあります。
4)間仕切り壁をDIYで撤去する方法
撤去しても問題ない間仕切り壁は、表面の石膏ボードなどを板をバールなどで壊しながら解体していくことができます。
バール以外にも必要に応じて石膏ボード用や木用のノコギリなどもあると便利です。表面の石膏ボードなどが取れたあとは、柱(胴柱)が見えますので、それをノコギリなどで切り離していきます。このような作業を撤去したい壁全体まで行います。
注意
騒音対策や養生を忘れないようにしましょう。
5)間仕切り壁の撤去はプロに依頼がおすすめ
今回は間仕切り壁の撤去に関してお伝えしました。
撤去してもよい間仕切り壁とそうでない壁がありますので、DIYで行う時にはよく確認してから行うようにしましょう。
ただ実際には専門知識のない人が判断することは非常に難しいので、プロに依頼することをおすすめします。
例えプロであっても一見しただけでは判断が難しく、実際に家の中を確認したりして入念にチェックしなければなりません。家の構造上重要な間仕切り壁を撤去してしまうと住まいの安全に大きな悪影響を及ぼします。
間仕切り壁リフォームサービスのよくある質問
- Q申し込みから作業完了まで、どのような流れになりますか?
- Aお見積から作業当日までの大まかな流れは以下です。
①希望日とお客様情報を入力し、予約申込
②間仕切り壁を増設するお部屋の図面や希望の内容を店舗に送り、店舗からの連絡を待つ
③作業の打ち合わせ、作業日程・見積額の決定
④作業の実施
⑤作業が完了した後、お客様と仕上がりの最終確認 - Q予約前に事業者と連絡を取る方法が知りたいです。
- A店舗のページ内にある【このサービスに質問する】ボタンからメッセージを送信すると、直接事業者へ連絡することができます。
メッセージの送信にはくらしのマーケットの会員登録が必要です。 - Q予約方法が知りたいです。
- Aくらしのマーケットはオンラインで予約できます。
①依頼したい店舗の詳細ページを開き「予約日時を入力する」をクリック
②必要事項を入力し「確認画面に進む」をクリック
③内容を確認し予約リクエスト(仮予約)に進む ※会員登録がお済みでない方は会員登録が必要です
④ログイン後、予約リクエストに進むをクリックし、予約リクエストが完了
⑤店舗が作業日時を確定させると予約成立です。
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間仕切り壁リフォームの相場
内容 | 相場料金 |
---|---|
増設 1mあたり | 28,000円〜32,000円 |
撤去 1mあたり | 18,000円〜22,000円 |
間仕切り壁を撤去したい方は無理せずに、経験とノウハウが豊富なプロに依頼するようにしましょう。
間仕切り壁リフォームの料金・口コミを見る他にこんなサービスもあります
くらしのマーケットでは内壁(漆喰、珪藻土)塗りも依頼できます。内壁に塗装することで、部屋の雰囲気を変えたり湿気の調整を行います。寝室など長時間過ごす部屋や室内干しで湿気が増えやすい部屋にもおすすめです。
内壁(漆喰、珪藻土)塗りを利用するくらしのマーケットでは、壁紙・クロスのリフォームもプロに依頼することができます。壁紙が全体的に変色している場合は張替えを、一部分だけのダメージなら補修をプロが実施します。経年劣化が目立つ壁や、壁の色を変えて部屋全体を明るくしたい方におすすめです。
壁紙・クロスのリフォームを利用するまとめ
間仕切り壁は撤去できますか?
建物の構造は主に「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。ラーメン構造の場合、基本的に建物を支えている柱や梁が入っていない間仕切り壁は撤去可能です。
撤去しても問題ない間仕切り壁は、表面の石膏ボードなどを板をバールなどで壊しながら解体していくことができます。
撤去してはいけない間仕切り壁はどのようなタイプですか?
家の構造上重要な間仕切り壁を撤去してしまうと住まいの安全に大きな悪影響を及ぼします。「筋交い」のある壁や「耐力壁」、また電気、ガス、水道管などが通っている間仕切り壁やインターホンの配線が入った間仕切り壁は撤去してはいけません。
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