浄水器が蛇口に合わない！取り付けられる蛇口の特徴・対処法

1）浄水器が自宅の蛇口に合わないのはなぜ？

自宅にある蛇口に取り付けて使用するタイプの浄水器は、「蛇口直結型」「据え置き型」の2種類です。浄水器が蛇口に合わないのは、そもそも蛇口が浄水器を取り付けられない形状・サイズである可能性があります。

浄水器は以下5つの種類があります。

浄水器の種類	画像	特徴
蛇口直結型		蛇口の先端に取り付けられるコンパクトサイズ。こまめにカートリッジの交換が必要
据え置き型		シンクの上にカートリッジが入った本体を置いて、蛇口の先端に取り付ける。大掛かりな工事が不要で、高性能なものも多い。
アンダー シンク型		「ビルトイン浄水器型」とも呼ばれ、シンク下に設置。カートリッジの容量が多く、浄水性能が高い。蛇口（水栓）交換や新しい蛇口設置工事が必要な場合もある。
浄水器内蔵型		浄水器が内蔵されている蛇口（水栓）。カートリッジがコンパクトでこまめなカートリッジ交換が必要。
浄水ポット		水道水をポットへ入れて使用。冷蔵庫に保管したり、持ち運びができる。こまめなカートリッジ交換が必要。

取り付け可能な蛇口の特徴

浄水器を取り付けられる蛇口の特徴を紹介します。

取り付け可能な蛇口	画像
先端が膨らんでいる 丸型蛇口
先端10mm以上が ストレートの蛇口
先端（泡沫金具）が 取り外せる蛇口

基本的に「蛇口直結型浄水器」と「据え置き型」の浄水器は、専用の固定具を使用して取り付けます。
しかし、上記以外の「先端10mm以下がストレートの蛇口」「シャワー蛇口」「センサー付き蛇口」蛇口の先端（泡沫金具）が取り外せない蛇口」である場合、蛇口の先端に固定具を使って取り付けられないことがほとんどです。

参考：取り付け方法｜Panasonic

2）蛇口に浄水器を取り付ける方法

「蛇口直結型」や「据え置き型」の浄水器であれば、自分で取り付けることが可能です。しかし、浄水器のメーカーや型番によって詳しい取り付け方は異なるため、おおまかな流れを紹介します。

蛇口に本体と接続するための固定具を取り付けます。
蛇口の先端に泡沫金具がある場合は取り外し、パッキンまで外してから固定具を取り付けましょう。内ネジタイプの場合は浄水器本体に固定具を取り付けます。
※先端がストレートの蛇口の場合は、ネジで固定するためドライバーが必要となります。

2

浄水器を取り付ける

蛇口に浄水器をしっかり取り付けます。
このときよく取り付けないと、水漏れする可能性があるので注意しましょう。

浄水器を取り付けたら、水を流してみて「水漏れ」「水が流れない」などの問題がないかを確認しましょう。問題がなければ作業完了です。

参考：MD301/MD311/MD111/MD101 取扱説明書｜三菱ケミカルクリンスイ株式会社

3）蛇口に浄水器が取り付けられない場合の対処法

蛇口に浄水器が取り付けられない場合でも、以下の方法であれば浄水器を使用できます。

しかし、賃貸物件の場合「アンダーシンク型を取り付ける」「浄水器内蔵型の水栓と交換する」という場合は、管理会社や大家さんの許可が必要となります。勝手に行うのはNGなので、必ず連絡しましょう。

アンダーシンク型の浄水器を取り付ける

アンダーシンク型の浄水器なら、蛇口の形状を問わず取り付けできます。
アンダーシンク型の浄水器を取り付ける場合、「浄水器兼用水栓（浄水機能付混合水栓）につなげる」か「新しく浄水器専用の水栓を設置する」必要があります。
自宅の水栓が浄水器兼用の水栓でない場合は、対応しているものへの交換が必要です。また、通常の水栓とは別に新しく浄水器専用の水栓を設置する場合は、穴を空ける工事が必要となります。

参考：アンダーシンクタイプ取扱説明書｜株式会社KVK

浄水器内蔵型の水栓に蛇口を交換する

浄水器内蔵型の水栓に交換するのも、蛇口に浄水器を取り付けられない場合の対処法のひとつです。
浄水器内蔵型の水栓であればカートリッジを置く場所に困らず、「浄水」と「水道水」を切り替えられます。

浄水器内蔵型の水栓に自分で交換できる？

手動タイプの水栓であれば自分で交換することが可能です。しかし、「古い蛇口が外れず他の部分が壊れる」「しっかり取り付けができておらず水漏れを起こす」などのリスクがあることも把握しておきましょう。

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浄水ポットを利用する

浄水ポットを利用して、水道水を浄水にする方法もあります。「賃貸物件で浄水器を取り付けられない」という場合におすすめです。
浄水できる容量が限られますが、冷蔵庫に入れて保管できます。また、最近ではボトル型で携帯できるものも販売されています。

4）浄水器を選ぶポイント

浄水器はホームセンターやネット通販などで購入することができます。浄水器を選ぶポイントは以下の3つです。

まずは、どのような種類の浄水器が「取り付けられるか」を把握します。蛇口の先端に取り付けるタイプの浄水器なら、蛇口の形状も確認する必要があります。
また、浄水器によって性能が異なるので、公式ホームページや購入サイトで「どのような物質を除去できるのか」を確認して不純物をしっかり除去できるものを選ぶとよいです。
「なるべくカートリッジの交換頻度を減らしたい」という場合は、カートリッジの交換時期も確認するのをおすすめします。

ライター

森田さなえ

2年前に中古自宅を購入し、水回りのリフォームを実施。その後害獣被害に遭ったりしていますが、その都度専門事業者さんに助けられています。

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