民泊経営をはじめるにはどのような手続きがある？準備も紹介

目次

1. 1）民泊経営をはじめるための自治体への申請
2. 2）物件は民泊経営の要件を満たしているか
3. 3）民泊経営で検討すべき3つのポイント
4. 4）民泊として営業するのための準備
5. 　　集客のための準備
6. 　　施設の掃除や管理に関する準備
7. 　　外国人旅行者に対応するための準備
8. 5）民泊経営でトラブルを起こさないため近隣住民への説明
9. 6）くらしのマーケットで民泊清掃のプロを探そう

ライター：笹倉さくら
暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

1）民泊経営をはじめるための自治体への申請

民泊経営をはじめるためには、都道府県知事への届け出が必要です。

2018年に民泊に関する法律が改正され、民泊新法が施行されました。それまでは、民泊を経営する際には、旅館業法に従って許可を得る必要がありましたが、民泊新法では、届け出て審査を受けると民泊として営業ができるのです。

2）物件は民泊経営の要件を満たしているか

民泊を経営する施設には設備の要件や居住要件があります。民泊経営を考えている物件が要件を満たしているかを確認しましょう。

民泊にする施設には　キッチン・浴室・トイレ・洗面設備が備わっていなくてはなりません。そして、人が住むための住宅である必要があります。つまり、倉庫や事務所を民泊として届けることはできないのです。

3）民泊経営で検討すべき3つのポイント

重要なポイントのひとつは、人を宿泊させることが可能な上限日数は年間180日と定められていることです。毎年4月1日正午から翌年の4月1日正午までで、届出住宅ごとに算定されます。

もう一つのポイントは、家主が民泊施設に住んでいる場合と住んでいない場合、それぞれに義務付けられていることがあります。

家主居住型の場合義務付けられていること

衛生確保措置（掃除・リネンの取り換えなど）、宿泊者に騒音防止のための説明、近所からの苦情への対応、宿泊者名簿の作成・備付け、標識の掲示等

家主不在型の場合の委託先

国土交通省に登録がある「住宅宿泊管理事業者」に管理を委託する必要がある

参考：住宅宿泊事業法（民泊新法）とは？│民泊制度ポータルサイト

4）民泊として営業するのための準備

民泊の営業をはじめる際に、まず準備することが3つあります。ゲストに来てもらうためには集客をしなくてはなりません。また、運営していく上での施設や管理の段取りの必要もあります。さらに、海外からのゲストに対応する準備をする必要もあるのです。

集客のための準備

海外からのゲストは、インターネットサイトを通じて民泊の予約をします。民泊予約サイトに登録しましょう。多言語でサポート体制を整えている大手サイトもあります。運営する民泊施設に合うサイトを複数選び登録します。

施設の掃除や管理に関する準備

掃除を依頼する事業者を探して条件など詳細を確認し掃除の委託先を探しましょう。

民泊の運営のうち、掃除を清掃代行事業者のプロに任せると、運営は楽になります。費用がかかりますが、民泊では宿泊費の他に掃除代をプラスしてゲストに請求するスタイルが一般的です。

民泊ではゲストがチェックアウトした後に掃除をします。連泊の場合でも、通常の場合は途中で掃除に入ることはありません。

家主が離れたところに住んでいる場合は、「住宅宿泊管理業者」に管理を委託するのが義務です。

鍵の受け渡しや近隣住民からの駆除などにも対応してくれますので、施設の近くに住んでいない場合でも、心強い存在になってくれます。委託先を探し、契約をしておく必要があります。

外国人旅行者に対応するための準備

民泊には外国人旅行者がゲストとして宿泊するケースが多いと言えます。外国からのゲストは日本の習慣になじみがありません。一例をあげると、靴を脱いで部屋にあがる習慣を知らない場合も多いのです。施設内にゲストがわかる言語で、わかりやすい案内を置くなどの配慮をしましょう。ゲストに、理解してもらうことで、トラブルを防ぐこともできます。

問い合わせ時に、電話などでゲストと会話することがあるかもしれません。慌てなくてもいいように、語学を学ぶことも準備のひとつになります。

5）民泊経営でトラブルを起こさないため近隣住民への説明

民泊経営をする場合は、近所への配慮も大切です。旅行先で仲間とお酒を飲んで夜中まで騒いだり、ゴミを適当に出したりするなど、トラブルになるケースがあります。民泊をはじめるときは、事前に説明や挨拶などをしておくことも大切です。

6）くらしのマーケットで民泊清掃のプロを探そう

民泊経営をしようと考えた際に、必要な手続きや準備、注意事項を解説しました。空き家などの施設を民泊に活用する場合はぜひ参考にしてください。

くらしのマーケットには民泊の清掃のプロも登録しています。丁寧できれいに仕上げてくれるプロに任せて、清潔な民泊のイメージを作りましょう。あなたの経営する民泊掃除ができる地域のプロを探してくださいね。

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