浴室のドア交換ってどんな方法があるの？

2024.1.22 更新

ドア交換の方法

浴室のドア交換の方法は、3種類あります。

1.ドアのみ交換

一番簡単な方法です。
ドア面が割れた場合などは、サイズや形がぴったり合うドアがあれば、自分でも交換することができます。
まったく同じドアがないときは、オーダーして作ってもらう必要があります。
リフォーム事業者に頼んだ場合は、ドアの種類にもよりますが、5～8万円くらいで交換することができます。

2.カバー工法

既存の外枠に新しい外枠をはめ込んでドアを交換する方法です。
ドア面の大きさが一回り小さくなってしまうデメリットはありますが、大掛かりな工事が必要ないため、外枠交換に比べて工期が短くリフォーム代金も6～10万円くらいです。
DIYすれば、もっと安くリフォームできますが、ドア枠やドアの大きさを正確に測るのが難しく、取り付けにも高度な技術が必要です。

3.外枠とドア交換

外枠の交換は、その周りの壁や天井を壊す大掛かりなリフォームです。
既存の外枠やドアの大きさに忠実に合わせなくてはならず、何種類もの材料や工具を用意する必要があるため、自分で行うのは非常に難しい作業です。
リフォーム事業者に依頼する場合でも、工事に時間がかかり代金も7～15万円程度ともっとも高額です。

どんなことに注意したらいいの？

次の点に注意しておけば、時間もお金もセーブできます。

1.まったく同じ外枠、ドアにこだわらない

ハウスメーカーが施工した住宅の場合は、部品などが独自の企画品になっているので、ぴったりと合うサイズやデザインを、他の住宅建築会社で探すことは難しいでしょう。
販売・施工したハウスメーカーでも、既存のサイズ・デザインとまったく同じ物が手に入るとは限りません。
外枠やドアを交換する際、施工時から何年も経っていることも多いため、モデルチェンジや廃版になっていることもあるからです。
外枠やドア交換の場合、既存の物とまったく同じ物を探し出すのは非常に大変で、その手間だけで時間がとられてしまうと実際の交換作業が進まないことがあります。
既存のサイズ・デザインにこだわらず、リフォーム会社の代替用の外枠やドアでのリフォームも検討しましょう。

2.浴室全体の入れ替えって本当に必要？

外枠やドア交換をリフォーム事業者に相談すると、浴室全体をユニットバスに入れ替えるよう勧められることがあります。
外枠交換の場合、ドア周辺の壁を解体してタイル交換工事などもする必要がありますが、そうした手間のかかる作業よりも、浴室をまるごとユニットバスに入れ替える高額なリフォームを事業者が好むためです。
本当に浴室全体を交換する必要があるのか、説明をよく聞いて検討する必要があります。
複数のリフォーム事業者から見積もりを取って比較し、しっかりと検討しましょう。

ドアを選ぶポイント

浴室のドアを選ぶときのポイントをまとめました。

1.使う人のことを一番に考える

家族が使いやすいかどうかを最優先しましょう。
お年寄りのいる家庭では段差のないものを選ぶことや、小さな子供のいる家庭では指を挟みにくい構造の物を選ぶなど、家族全員が安全に使えるよう配慮が必要です。

2.浴室の大きさ

狭い浴室に小さな子供と入る家庭や介護の必要な家庭は、ドアの開閉スペースが小さい方が使いやすいです。
浴室の大きさと、家族の入浴のしかたに考慮してドアを選ぶ必要があります。
開閉スペースの大きさは、ドアの種類のよって大きく変わります。

3.お手入れ方法のことも

浴室は毎日使うところ。
家中の水回りの中で、もっとも湿気がこもりがちな場所です。
日頃のお手入れが億劫になるようだと大変。
お手入れしやすく、カビにくい素材や構造の物を選んで、浴室を清潔に保ちましょう。

スピーディーな浴室ドア交換は、専門家に相談を

既存の物とぴったりと同一サイズ・デザインのドアや外枠を探すのは大変です。
同じものがあったとしても、取り付け方法が複雑で手間取ることがあります。
ドアや外枠のサイズを正確に測るのも、素人には難しいでしょう。
また、ドアは面積が大きいため、デザイン次第で部屋の雰囲気が大きく変わってしまいます。
本当にドアや外枠交換だけで問題ないのか、確認のため専門のリフォーム事業者に相談してみることをおすすめします。
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