目次
- 1)コンクリートのひび割れ(クラック)のパターン別原因
- 1-1)パターン1 乾燥収縮のひび割れ(クラック)
- 1-2)パターン2 凍結融解のひび割れ(クラック)
- 1-3)パターン3 中性化のひび割れ(クラック)
- 1-4)パターン4 その他のひび割れ(クラック)
- 2)ひび割れ(クラック)の補修方法
- 2-1)注入工法
- 2-2)充填工法
- 3)補修跡が目立たない施工方法
- 4)コンクリートのひび割れ(クラック)補修はプロに依頼
ライター:Takaya
フリーランスのWebライター。1級小型船舶免許、型枠1級技能士の資格を保有。木のぬくもりが好きで、DIYが得意。すきま時間で家電の配送や電気工事にも携わっています。今までの経験や新しい情報を取り入れ、みなさんの暮らしに役立つ記事をお届けしたいと思います。
コンクリートクラック(ひび割れ)補修の料金・口コミを見る
1)コンクリートのひび割れ(クラック)のパターン別原因
コンクリートには収縮性がなく、圧縮力(縮む)に強く、引張力(伸びる)に弱い特性があります。したがって、引張力(内側から伸びる力)がかかると、コンクリートはひび割れ(クラック)を起こすのです。
それではひび割れ(クラック)の原因をパターン別にご紹介します。
1-1)パターン1 乾燥収縮のひび割れ(クラック)
乾燥収縮はコンクリートのひび割れ(クラック)のなかで、最も発生頻度が多いです。
コンクリートは構造上、柱や壁などに拘束(接点)を受けています。さらにコンクリート内には骨材(砂利・砂)や鉄筋が入っており、これも内部拘束の原因です。
また、コンクリートには水分が含まれていますが、時間とともに蒸発していきます。水分が蒸発するとコンクリートの体積が減少するため、収縮する状態になります。
拘束を受けている状態のコンクリートが収縮すると、引張力がはたらくため、ひび割れ(クラック)を起こすのです。
参考:乾燥収縮によるコンクリートのひび割れ│コンクリートメディカルセンター
1-2)パターン2 凍結融解のひび割れ(クラック)
コンクリートは凍結と融解(個体から液体になること)を繰り返すと、ひび割れ(クラック)を起こします。コンクリート内の水分が凍結すると体積が膨張するからです。
体積が膨張すると引張力がはたらくため、ひび割れ(クラック)を起こします。
また、ひび割れ(クラック)を起こした場合、コンクリート内部に水分が浸透しやすくなります。新たに内部へ浸透した水分が凍結するとコンクリートは膨張し、ひび割れを拡大させていくのです。
参考:凍結融解作用によるコンクリートのひび割れ│コンクリートメディカルセンター
1-3)パターン3 中性化のひび割れ(クラック)
コンクリートはもともとアルカリ性です。しかし、時間の経過により大気中の二酸化炭素がコンクリートに侵入して中性化していきます。
中性化すると、コンクリート内の鉄筋がサビて体積が膨張するのです。膨張した鉄筋が原因で、ひび割れ(クラック)を起こします。
1-4)パターン4 その他のひび割れ(クラック)
施工不良や不同沈下、地震や気温の変化などでも引張力の影響で、ひび割れ(クラックを起こします。
このようにさまざまなひび割れ(クラック)のパターンがありますが、放置すると補修できなくなる場合もあります。
2)ひび割れ(クラック)の補修方法
補修方法についてはどのパターンも基本的には同じです。また、ひび割れ(クラック)の補修にはいろいろな方法があります。ここからは注入工法と充填工法を簡単に解説します。
2-1)注入工法
コンクリート内にエポキシ樹脂やアクリル樹脂などを注入して補修します。注入後は水分の侵入を防げるため、コンクリートの耐久性を復元できます。
2-2)充填工法
ひび割れ(クラック)に沿ってコンクリートをカットし、カット部にポリマーセメントモルタルやエポキシ樹脂モルタルなどの補修材を充填します。また、鉄筋がサビている場合は防錆処理を行ったあとに補修します。
注意
ひび割れ(クラック)を補修する際は、ひび割れの範囲や深さをしっかり確認する必要があります。一概には言えませんが、補修が必要な場合と経過観察で済む場合があるからです。
たとえば、補修が必要なのは構造クラック(割れ目幅0.3mm以上・深さ4mm以上)のひび割れです。また、コンクリート内にある鉄筋のサビの有無で補修方法は異なります。状況に合わせて補修を行いましょう。
3)補修跡が目立たない施工方法
カメレオン工法は補修跡が目立たない施工方法です。一般的な補修方法とは異なり、10㎝ほどの近さから見ても補修跡が判断できない仕上がりです。
4)コンクリートのひび割れ(クラック)補修はプロに依頼
コンクリートのひび割れ(クラック)にはパターンがあり、それぞれの原因があります。ひび割れ(クラック)の補修は、ひび割れの大きさや状態に合わせて行いましょう。
コンクリートクラック(ひび割れ)補修の相場
内容 | 相場料金 |
---|---|
補修箇所あたり | 10,000円〜20,000円 |
補修はプロに依頼してコンクリートの耐久性を維持しましょう。
コンクリートクラック(ひび割れ)補修の料金・口コミを見るまとめ
コンクリートのひび割れ(クラック)のパターン別原因を教えて下さい。
コンクリートのひび割れ(クラック)は乾燥収縮、凍結融解、中性化や地震、気温の変化によりひび割れ(クラック)を起こします。さまざまなひび割れ(クラック)のパターンがありますが、放置すると補修できなくなる場合もあります。
コンクリートのひび割れ(クラック)の補修方法を教えて下さい。
コンクリートのひび割れ(クラック)の補修方法は様々あります。注入工法は注入後は水分の侵入を防げるため、コンクリートの耐久性を復元できます。充填工法はひび割れ(クラック)に沿ってコンクリートをカットし、カット部にポリマーセメントモルタルやエポキシ樹脂モルタルなどの補修材を充填します。
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