フローリングの凹みを目立ちにくく！手軽にできる凹み防止策と補修方法

目次

1. 1）フローリングの凹みの原因とは
2. 　1-1）知っておきたい「凹み」と「傷」の違い
3. 　1-2）フローリングの「凹み」の主な原因
4. 2）原因から考える！フローリングの凹み防止策
5. 　2-1）【落下対策】ラグマットを敷く
6. 　2-2）【重み対策】家具の足元に緩衝材を設置
7. 3）【5分でOK】凹んだフローリングの応急処置
8. 　3-1）【注意】アイロン補修をする前に
9. 　3-2）アイロンを使った補修方法
10. 4）自分で直せない凹みは、無理せずプロにお任せ

ライター：たかおみきよ
コンテンツ制作全般に携わるフリーランス。私生活では、小学生男児のママ。
家事と仕事の両立に奮闘しながら、快適な生活と人生を模索中！

1）フローリングの凹みの原因とは

家具を動かした時や掃除をしている時に気付く、「フローリングの凹み（へこみ）」。見つけた時は、とてもショックですよね。このようなフローリングの凹むは、なぜ起こってしまうのでしょうか。

フローリングの凹みの特性を知り、その原因を確認しましょう。

1-1）知っておきたい「凹み」と「傷」の違い

フローリングには、凹みだけではなく、傷がつくこともあります。

【凹み】フローリングの表面は残っているが、他の面よりも凹んでいる

【傷】フローリングの表面が削れている

このように凹みと傷では見た目も異なりますが、原因も異なるのです。今回は、凹みの原因に限定してご紹介します。

　1-2）フローリングの「凹み」の主な原因

フローリングは、主に次のような原因で凹んでしまいます。

物を落とす

手が滑って持っている物を思わず落としてしまったり、地震で物が落ちたりすることでも、フローリングは凹みます。また重ければ重いほど、凹みが深くなり、フローリングの表面が削れることもあります。

長期間設置した家具の重み

椅子やテーブルのように生活で使用頻度の高い家具の場合、それを動かすことで傷がつくことがあります。

一方、タンスやピアノのような家具は、一度置くとなかなか動かしませんよね。その状態で長期間置いていると、家具の重みが圧力となり、フローリングを凹ませてしまうことがあるのです。

2）原因から考える！フローリングの凹み防止策

フローリングが凹む原因を知ったところで、そこから遡って凹みを防いでいきましょう！物を落下した場合と家具の重みが加わる場合、それぞれの防止策をご紹介します。

2-1）【落下対策】ラグマットを敷く

物を落としやすい箇所に、ラグマットを敷くと、落下による凹みを防止できます。

【オススメの場所】

• 玄関：帰宅時や宅配便の受け取りで、重たい物を置くことがある
• ダイニング：フォークやスプーン、食器などを落とすことがある
• 子どもが遊ぶ場所：おもちゃを落とすことがある

2-2）【重み対策】家具の足元に緩衝材を設置

家具とフローリングの間に、緩衝材を設置することで、重みによる圧力を軽減できます。家具に合った緩衝材を置きましょう。

【緩衝材の例】

• 家具に脚がある場合：「保護キャップ」や「保護パット」
• 家具が全体の重みが加わる場合：「床補強ボード」や「滑り止めパット」

3）【5分でOK】凹んだフローリングの応急処置

フローリングの凹み防止策を知ったけれど、時すでに遅し。「もう凹んでいる」場合でも、がっかりしないでください。小さな凹みであれば、家庭にある身近なアイテムで補修できることもあります。

その補修アイテムとは、「アイロン」。フローリングの凹みは、圧力によって木材が収縮したことで起こるため、アイロンの熱と水分で木材を膨張させれば、凹みは解消されることも期待できるのです。

3-1）【注意】アイロン補修をする前に

フローリングには、いくつかの種類があります。

• 無垢フローリング
• 塗装をしているフローリング
• クッションフロア　など

アイロンを使った補修方法は、「無垢フローリング」のみに効果が期待できる方法です。

塗装をしているフローリングの場合、アイロンの熱によって塗装が剥がれてしまう可能性もあります。ビニール製のクッションフロアの場合、アイロンのような高温の熱が加わることで、ビニールが溶けてしまう可能性があるため、この方法は厳禁です。

またフローリングの表面が削れている傷も、アイロンでは補修できません。小さな凹み傷であれば、以下の記事で紹介している補修方法を試してみてはいかがでしょうか。

フローリングの傷に合った補修方法を初心者向けに解説｜床のすり傷・えぐれ傷

生活の中で、どんなに意識していても、知らぬ間についてしまう「フローリングの傷」。実は、初心者でも簡単に傷補修ができます。今回は、フローリングの傷に合ったカンタンな補修アイテムと方法をご紹介します。

3-2）アイロンを使った補修方法

【使用する物】

• アイロン
• 濡れたタオル（雑巾）

【手順】

1. フローリングが凹んでいる部分に、濡れたタオルを置く
2. タオルの上に5秒間アイロンを置く

またアイロンではなく、ドライヤーの温風でも代用できます。アイロンを試すのに不安がある方は、加わる熱が緩やかなドライヤーで試してみてはいかがでしょうか？

4）自分で直せない凹みは、無理せずプロにお任せ

今回はとても簡単なフローリングの凹み補修方法をご紹介しました。ただし、ご自宅の凹みが、必ずしもこの方法で改善されるとは限りません。凹んでいる上に、フローリングの中の木材が見えてしまうような傷が加わっていると、セルフ補修では難しいこともあるでしょう。

さらに無垢フローリングだと思っていたけど、実は塗装フローリングだったという勘違いも珍しくはありません。その場合、凹みを改善するどころか、返って悪化させてしまうことも。

そのため、自分で補修することが不安であったり、難しいと感じたりしたら、無理せずプロに依頼することをオススメします。

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