【冷蔵庫の内側の掃除！】段取りと準備があれば自分で大掃除できる

1) 掃除前に使うアイテムをそろえる

気になっているとは思いますが、食品を入れる冷蔵庫内は、食材の汁や溜まった野菜カスなどで汚れており、バイ菌が発生する場所なんです！

だからこそ、年に一度の大掃除には、冷蔵庫内もしっかり掃除しましょう。

冷蔵庫の内側の掃除で困るのが、掃除中の冷蔵庫内の食品の劣化です。掃除に必要なものを事前にしっかり準備しておき短時間で手際良く行うことがポイントです。

1)-1　冷蔵庫の内側掃除で必要なアイテム

庫内の食品を一時的に入れる入れ物

・保冷剤

・保冷バッグ・クーラーボックス・新聞を入れた段ボール箱 など

掃除用品

①清潔な布巾数枚

布巾に雑菌が付いていると、庫内に雑菌を広げてしまうため清潔な布巾は必須。使い捨てクロスの活用がおすすめ

②重曹スプレー

水200ccに小さじ2杯の重曹を入れて溶かし、スプレーボトルに。100円ショップの市販の重曹スプレーでも可

③スポンジ

④台所用中性洗剤

⑤歯ブラシ、綿棒（ゴムパッキン掃除用）

【プロ解説】冷蔵庫掃除におすすめのスプレー！重曹NG?! 中性洗剤・アルコールスプレーの使い方

冷蔵庫掃除の汚れ取りにはスプレータイプのアイテムが便利。自分で作る重曹スプレーも、除菌アルコールのスプレーも、スプレーボトルに入っているからこそ、使い勝手がよくて掃除を簡単にしてくれます。冷蔵庫掃除におすすめのスプレーの効果的な使い方と注意をご紹介します。

2)冷蔵庫内の掃除のための準備！

2)-1 食材を一時的に出して保管する

冷蔵庫に入っているものを全部取り出し、保冷バッグや段ボール箱に移します。

段ボール箱の場合は保冷剤と一緒に新聞でくるむと、温度が上がるのを防げます。

新聞紙と保冷剤による一時保管の仕方

・段ボール箱の中に、新聞を重ねて広げ入れ、庫内の食品を順に置いていく

・最後に保冷剤を上に載せて新聞でくるむように包み、段ボール箱のふたを閉めておく

※冷凍食品と野菜は別々の段ボールで保存しましょう。

2)-2 掃除の前には電源をぬく

掃除の前には、必ず冷蔵庫の電源を抜きます。

掃除中はドアが開けっ放しになるため、電源が入っていると温度を下げようと余計な電力を使うことになったり、ドアが開いていることを知らせるための警告音が鳴りっぱなしになることを避けるのに必要です。

2)-3 棚やトレイなどの外せるものは全部外して洗う

棚やトレイなどで外せるものははずし、重曹スプレーで拭き掃除します。

野菜用のトレイなど汚れがひどい場合は、40℃位のお湯に酸素系漂白剤を規定量とかし（水2Lに大さじ1杯の割合）、他のパーツなどと一緒に15～30分浸け置きします。

キッチンでの浸け置きが大変な場合は、お風呂で作業をすると、水を流すのも楽ちんです。

浸け置き後、水ですすぎ、乾いた清潔な布巾で水分を拭いて乾かします。

3) 冷蔵庫内の掃除を開始！

3)-1 冷蔵庫内の基本は重曹水で拭き掃除

トレイを浸け置き、または乾かしている間に、冷蔵庫内と野菜室、冷凍庫、製氷室、チルド室を拭き掃除します。

野菜室・冷凍庫・製氷室は清潔な布巾を使って重曹で拭く

•トレイの下にある底面の部分や、左右の壁、奥など、普段、拭き掃除ができない箇所を、重曹スプレーを吹きかけた布巾で拭き掃除します。

•重曹は、口に入っても大丈夫な成分ですが、拭いた後が白い線となって残る場合があります。水で絞った布巾で2度拭きをして重曹分を拭い取りましょう。

•冷蔵庫の最下段にある収納部分は奥が段になっています。覗き込んで段の上も拭き掃除しましょう。

3)-2 チルド室はぬるま湯で拭く

チルドルームはメーカーによりお手入れの仕方が異なるため、説明書を確認するのが安心です。

日立の真空チルド室を例にとると、部品の変形や破損を防ぐ目的から、洗剤や重曹の使用は推奨されていません。

そのため、チルド室は「ぬるま湯で絞った清潔な布巾で拭き掃除」にとどめておくことをおすすめします。

3)-3 製氷機の給水タンクとフィルターは洗剤を使わずこすり洗い

製氷機の給水タンク周りは、ぬめりやカビが発生しやすい場所です。

週に一度を目安にタンクとフィルター、ふた部分を、洗剤を使わずに柔らかいスポンジや掃除用クロスでこすり、洗い流します。

フィルターは3、4年に1度の間隔で交換しましょう。

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3)-4 ゴムパッキンは、ゴミをかきだして拭き掃除

ゴムパッキンは意外に汚れているところです。

野菜くずや液体の汚れもあるので、歯ブラシで掻きだします。

ゴムの隙間の汚れが取りにくい場合は、重曹スプレーで湿らした綿棒でこすり取ります。

最後に、ゴムパッキン全体を重曹スプレーをかけた布巾で拭き、その後２度拭きしておきましょう。

4) トレイを戻して電源を入れて完了

最後に、トレイを戻し、電源を入れます。

野菜や飲料はすぐに戻しても大丈夫ですが、冷蔵庫内が冷えるまで少し時間がかかります。冷える前に要冷蔵の肉類や冷凍品を庫内に戻してしまうと、食材が温まってしまうことがあります。

肉や魚は冷蔵庫内が冷えてから戻しましょう。

※冷凍庫は、庫内が冷えるまでに4時間程度かかるとされています。

5) 冷蔵庫掃除は年に1度を目安に！

冷蔵庫の大掃除は段取りを決めて一度にすると、意外に早く終わり、電気代や時間の無駄がありません。

冷蔵庫内の掃除を楽に進めるコツは、庫内の食品を事前にどれだけ減らしておけるかが最大のポイント。

そのため冷蔵庫内の掃除をする予定日を決めておくと、冷蔵庫内の食品の食べきりや、古くなった食品の整理もできるので一石二鳥です。

手垢、油汚れを落とし、脱臭効果もある重曹スプレーを使ってきれいに掃除しましょう。

もしも、掃除する時間や手間をかけられない、長年放置したとれない汚れがあるといった場合には、プロの事業者に依頼することも可能です。

どうしても難しい場合は、プロの手を借りることも検討しましょう。

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