フロアタイルにデメリットはある？見た目・触感・性質をチェック

目次

1. 1）フロアタイルのメリットとは
2. 2）フロアタイルとクッションフロアとの比較
3. 　2-1）痕や傷のつきやすさ
4. 　2-2）価格と品質
5. 3）フロアタイル施工後に感じるデメリットはある？
6. 　3-1）見た目はリアルだが触感は天然素材とは異なる
7. 　3-2）厚みが薄いためベースの床の凸凹が出る
8. 4）フロアタイルの性質からのデメリットは？
9. 　4-1）フロアタイルは熱に関する注意が必要
10. 　4-2）フロアタイルに遮音性はない
11. 　4-3）目地に水が入る場合は要注意
12. 5）まとめ

ライター：佐倉玖弥
暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

1）フロアタイルのメリットとは

まずは、フロアタイルのメリットを確認しましょう。フロアタイルはポリ塩化ビニル素材でできており、木目調や石などのデザインが豊富。まるで天然素材のようなリアルな見た目を再現しているのが特徴です。

• デザインが豊富で、耐久性が高い
• 天然素材に比べて安価
• 油や薬品に強く手入れがしやすい
• 厚みは数ミリと薄く、今あるフローリングに重ね貼りが可能

メリットが多いフロアタイルですが、少ないながらもデメリットがあります。

2）フロアタイルとクッションフロアとの比較

同じポリ塩化ビニルを素材とする床材にクッションフロアがあります。クッションフロアとフロアタイルを比較してみましょう。

2-1）痕や傷のつきやすさ

クッションフロアはやわらかいため重いものを載せるとへこみが残ります。フロアタイルは硬いため、重い家具を載せてもほぼへこみがつかないのはメリットといえます。

硬さが特徴のフロアタイルですが、カッターやクギなどでひっかくと傷がつきます。釘が出た家具などを引きずってしまうと傷になるので注意が必要です。

2-2）価格と品質

価格を比較すると、クッションフロアは安く、フロアタイルの方が高価になります。

しかし、フロアタイルにはクッションフロアにはない高級感があります。フロアタイルを検討する時には、実物のサンプルを取り寄せるなどをおすすめします。

また、とれない汚れや傷がついた際に、クッションフロアは一部だけの張り替えができず、全体を張り替えることになります。

フロアタイルであれば、傷ついたタイルだけをはがして張り替えることが可能です。

3）フロアタイル施工後に感じるデメリットはある？

フロアタイル施工後に感じるであろうデメリットは、「こんなはずではなかった」が起こりやすいポイントです。ぜひ、把握しておきましょう。

3-1）見た目はリアルだが触感は天然素材とは異なる

微妙な凹凸も再現されている商品もあり、パッと見ただけではタイルだとはわからないというメリットがあります。

とはいうものの、天然素材のもつ暖かさや柔らかさには勝てません。床の上でじかに座ったり寝転んだりすると、天然素材とは差を感じるでしょう。

また、フロアタイルは硬いことから、冬場に素足で歩いた時に冷たく感じるのもデメリットといえます。

3-2）厚みが薄いためベースの床の凸凹が出る

フロアタイルは厚みが数ミリです。施工後に、ベースになったフローリング（重ね張りの下の床）の凸凹が表面にあらわれることがあります。

長年使ったフローリングの場合、床材の板の端がわずかながら持ち上がっている場合があります。フロアタイルは厚みが数ミリのため、その凹凸を拾ってしまい、施工後に微細な波打ちのようになる可能性があるのです。

4）フロアタイルの性質からのデメリットは？

フロアタイルの性質から、デメリットとなることがあるかを見ていきましょう。

4-1）フロアタイルは熱に関する注意が必要

ポリ塩化ビニルは樹脂の中でも燃えにくい素材であるため、フロアタイルは住宅に向いているといえます。

しかし、タバコの火のように高熱のものが直接触れた場合には、タイルに傷がつく可能性があります。

また、フロアタイルは熱で膨張するため、床暖房のある部屋ではフロアタイル選びに注意が必要でしょう。

• タバコの火を落とす可能性がある場合は、タバコの熱に耐える加工があるフロアタイルを張る
• 床暖房が入っている床には床暖房用のフロアタイルを張る

4-2）フロアタイルに遮音性はない

フロアタイルは数ミリと薄く遮音性はありません。

マンションなどに施工する場合は、遮音性が気になりますが、重ね張りの場合はベースになる床がすでに遮音性を持っていると考えられます。

重ね張りであれば、フロアタイルに遮音性がなくても問題はないでしょう。

4-3）目地に水が入る場合は要注意

フロアタイル表面は水や油に強い素材です。しかし、タイルとタイルのつなぎ目から水が入りこみ、タイルの下にまでしみこんでしまう可能性があります。

サネ（※）のないタイプのフロアタイルは、水を頻繁に使うキッチンへの施工を避けるなど配慮が必要かもしれません。

※サネ…床材を敷いていく時に、床材と床材をつなぎ合わせる凸凹部分

5）まとめ

フロアタイルのデメリットをご紹介しました。

デメリットはいくつかありますが、フロアタイルはそれを補うメリットが多く、床の張替え時にはぜひ検討したい床材です。

検討時に、注意が必要な点は下記の3点になります。

• 床暖房の床には専用のフロアタイル
• タバコの火は要注意、タバコの火に強いフロアタイルもある
• 目地から入る水には要注意

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ぜひ、相談してみてくださいね。

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