Go To Eat「理解しきれていない」が85% お店選びは「感染症対策・近い・高級」がポイントに

2024.1.22 更新

レストランのメニュー

まもなく開始となるGo To Eat(イート)キャンペーン。 新型コロナの影響を受けた飲食業界を政府が支援するもので、プレミアム食事券の発行やインターネットで飲食店を予約した来店客へのポイント付与などが実施される見通しです。

しかしながら、本キャンペーンについての理解は進んでいるのでしょうか。実際のところ、利用意向はどうなっているのでしょうか。世間の声を集めました。

目次

  1. 調査結果概要
  2. 調査1:「Go To Eatキャンペーン」の内容について理解していますか?
  3. 調査2:「Go To Eatキャンペーン」について分かりづらいと思う部分はどこですか?【複数回答可】
  4. 調査3:現在の「外食」に対する意向を教えてください。
  5. 調査4:「Go To Eatキャンペーン」が始まったらどのくらいの頻度で外食をしようと思っていますか?
  6. 調査5:「Go To Eatキャンペーン」を利用して食事をする際、お店選びの意向を教えてください。【複数回答可】
  7. 調査6:それぞれの食事手配手段の利用経験を教えてください。

調査結果概要

  • 調査1:「Go To Eatキャンペーン」の内容について理解していますか?
    知名度は95%を超えた一方で、85%が理解できていない部分があると回答。「よく理解している」と回答したのは1割にとどまりました。

  • 調査2:(「よく分からない部分がある」「全く理解していない」と回答した人)「Go To Eatキャンペーン」について分かりづらいと思う部分はどこですか?【複数回答可】
    開始日以外は過半数が理解できていない結果となりました。「どのくらいお得になるのか?」「どこで買う/予約するのか?」「いつまでか?」「何がお得なのか?」については、過半数が「分かりづらい」と回答しました。

  • 調査3:現在の「外食」に対する意向を教えてください。
    外食に積極的な人と消極的な人で二分される結果になりました。3割が「Go To Eatキャンペーン開始前でも外食を控えていない」と答えた一方で、「Go To Eatキャンペーンが始まっても外食は控える」と答えた人も3割となりました。

  • 調査4:(キャンペーン開始後、外食意向のある人)「Go To Eatキャンペーン」が始まったらどのくらいの頻度で外食をしようと思っていますか?
    最多は「週1回」、続いて「2・3週間に1回」。4割が「週1回程度」、2割が「2・3週間に1回程度」と回答しました。

  • 調査5:(キャンペーン開始後、外食意向のある人)「Go To Eatキャンペーン」を利用して食事をする際、お店選びの意向を教えてください。【複数回答可】
    「感染症対策」「近場」「良い(高い)店」がポイントのようです。過半数が「感染症対策の取られた店」を選びました。また、「普段からの行きつけの店」「いつもよりも良い(高い)店」「近場の行ってみたかった店」がその後に続きました。

  • 調査6:それぞれの食事手配手段の利用経験を教えてください。
    新型コロナの影響で最も利用されたのは「テイクアウト」。興味が一番高いのが「家事代行」であることがうかがえました。 「テイクアウト」に関しては12.7%の人が「新型コロナ拡大によって初めて利用した」と回答しました。「家事代行」については「利用したことはないが、興味がある」が約4割となりました。

デリバリーの食事

調査1:「Go To Eatキャンペーン」の内容について理解していますか?

「名前を聞いたことがない」と答えた人は3.9%のみとなり、連日の報道等でキャンペーンの名称は広く知られていることがうかがえた一方で、 その内容について「よく理解している」と回答したのは11.1%に留まりました。

「よく分からない部分がある」(60.6%)、「全く理解していない」(24.4%)と 85%の人は「Go To Eatキャンペーン」について理解できていない部分があるようです。

調査結果1

調査2:(「よく分からない部分がある」「全く理解していない」と回答した人)「Go To Eatキャンペーン」について分かりづらいと思う部分はどこですか?【複数回答可】

「よく分からない部分がある」「全く理解していない」と回答した人に対し、分かりづらい部分について聞いたところ、「どのくらいお得になるのか?」(69.2%)、「どこで買う/予約するのか?」(67.1%)、「いつまでか?」(55.5%)、「何がお得なのか?」(55.2%)については半数を超えました。

調査結果2

調査3:現在の「外食」に対する意向を教えてください。

「Go To Eatキャンペーン開始前でも外食を控えていない」が30.3%だったのに対し、「Go To Eatキャンペーンが始まっても外食は控える」も30.8%となり、意見は二つに分かれました。

また、「現在は外食を控えているが、Go To Eatキャンペーンが始まったら行こうと思っている」と回答した人も19.9%いて、「Go To Eatキャンペーン」を受けて外食ニーズは一定の高まりを見せそうです。

調査結果3

調査4:(キャンペーン開始後、外食意向のある人)「Go To Eatキャンペーン」が始まったらどのくらいの頻度で外食をしようと思っていますか?

「Go To Eatキャンペーン開始前でも外食を控えていない」「現在は外食を控えているが、Go ToEatキャンペーンが始まったら行こうと思っている」と回答した人に対し、キャンペーン開始後の利用頻度について聞いたところ、最も多かった回答が「週1日程度」(40.3%)、その後に「2・3週間に1日程度」(20.6%)、「週2・3日程度」(18.0%)が続きました。

中には「毎日」(3.1%)と回答した「Go To Eatキャンペーン」利用意欲の高い人も見られました。

調査結果4

調査5:(キャンペーン開始後、外食意向のある人)「Go To Eatキャンペーン」を利用して食事をする際、お店選びの意向を教えてください。【複数回答可】

過半数の人が「感染症対策の取られた店」と回答しており、外食意向のある人でも感染防止に対する意識は強いことが分かりました。

また、「普段からの行きつけの店」(49.0%)、「近場の行ってみたかった店」(39.7%)が上位に入る一方で、「遠方の行ってみたかった店」は12.4%のみとなっており、「Go To Eatキャンペーン」を理由に遠方まで足を伸ばそうという人は少ないようです。
さらに、 45.4%もの人が「いつもよりも良い(高い)店」を選んでおり、「Go To Eatキャンペーン」による高級店の恩恵は大きくなりそうです。

調査結果5

調査6:それぞれの食事手配手段の利用経験を教えてください。

新型コロナの影響で食事の手配方法についても変化がありました。そこで、「テイクアウト」「ケータリング」「家事代行(料理)」「出張シェフ」の4つについての利用経験を聞いたところ、「新型コロナウイルスの感染拡大によって初めて利用した」と答えた割合が一番高かったのが「テイクアウト」(12.7%)、続いて「ケータリング」(2.8%)となりました。

また、「利用したことはないが、興味がある」と回答した割合が最も高かったのが「家事代行」(37.6%)と「出張シェフ」(31.9%)となりました。

調査結果6

「Go To Eatキャンペーン」「外食」に関する意見

  • 「感染対策をしています」というお店でも、お箸が何十膳もまとめてテーブルに置いてあったり、誰が使ったかもわからない醤油などが置かれていることがある。接触感染が怖くて入店したことをすごく後悔することがある。対策がきちんと取られている店なら外食したい。(40代・女性)
  • お得になると言われても、感染拡大の収まっていない現状では、やはり外食するのは怖さがある。(50代・女性)
  • お店は対策をしてくださっているとわかっていても、食事の際の感染が多いと聞くと、おしゃべりしながらの食事を楽しめない。外食産業の存続も心配でもあり、悩ましいところ。(50代・女性)
  • GoToトラベルと重なってわかりにくい。わかりやすく説明、宣伝してほしい。(40代・女性)
  • 平日昼間の食事が1人だと質素になりがちなので、手軽に栄養バランスの整ったものが近所で低価格で買えるといいなぁと思う。(20代・女性)
  • コロナウイルス拡大で気分が沈み、食に対して興味がわかなくなりました。Go To Eatキャンペーンを実施すると言われても、正直、どうでもいいです。(30代・女性)
  • 普段なかなか行けないお店に行くきっかけにもなるし、行きつけのお店にも応援で行ってみたいと思う。 外食や中食は、仕事をしている自分へのご褒美や、家事の軽減という意味でも必要だと考えている。(30代・女性)

調査概要

調査タイトル :「Go To Eatキャンペーン」に関するアンケート調査
調査対象 :「くらしのマーケット」会員の男女386名
調査期間 :2020年9月17日~9月24日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :みんなのマーケット株式会社

<報道関係者お問い合せ先>

みんなのマーケット マーケティング本部
Email: marketing@curama.jp

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