ウォシュレットの水漏れの原因は？対応方法や修理の依頼について解説

目次

1. 1）ウォシュレットの水漏れを放置するリスク
2. 2）ウォシュレットの水漏れ原因になりやすい4カ所
3. 　2-1）原因箇所①洗浄ノズル
4. 　2-2）原因箇所②タンクの水抜栓
5. 　2-3）原因箇所③給水ホース
6. 　2-4）原因箇所④操作パネル
7. 3）【基本の対処】ウォシュレットの水漏れ対応について
8. 　3-1）【修理の前に】水漏れ時、まずは次のように対応しよう
9. 　3-2）【部位別】自分で行う対処・状況確認作業について
10. 4）ウォシュレットの修理や取り付けは、プロに依頼！

ライター：たかおみきよ
コンテンツ制作全般に携わるフリーランス。私生活では、小学生男児のママ。
家事と仕事の両立に奮闘しながら、快適な生活と人生を模索中！

ウォシュレットの水漏れを放置するリスク

ウォシュレット（温水洗浄便座）の水漏れに気付いていても、「もう少し様子をみようかな」と一旦放置してしまうこと、ありますよね。

しかし、その発想は要注意。水漏れを放置することで、次のようなリスクにつながる可能性が考えられます。

1. 漏電
2. カビが発生しやすくなる
3. 床材や壁紙が劣化してしまう

ウォシュレットは電気で動いているため、通電したままの機械が水に濡れると、その水が回路となり、電気が外に漏れる「漏電」が起こってしまう危険があります。

そして、漏電した状態の便座（機械）に人が触れると、人が触れたときに「感電」する可能性もあるため、放置するのは危険です。

また、水漏れで床が濡れていると、トイレの湿度が高くなるため「カビ」が発生しやすくなります。床材や壁紙が劣化したり結露が発生したりと、トイレ室内の衛生環境悪化につながることも。

このようなリスクを放置するのは良くないので、できるだけ速やかに対応したいものです。

ウォシュレットの水漏れ原因になりやすい4カ所

一般的に、ウォシュレット（温水洗浄便座）の水漏れは、次の4カ所の劣化が原因で起こりやすいとされています。

原因箇所①洗浄ノズル

洗浄ノズルとは、洗浄時に温かい水が噴出される部位のことを指します。使用しない時には、便座内部に収納されています。

この洗浄ノズルの内外部に汚れが溜まると、水漏れの原因になることがあります。

原因箇所②タンクの水抜栓

水抜栓とは、タンクを内蔵した「貯湯式温水洗浄便座」の凍結防止の目的で取り付けられている部品です。

この水抜栓や、それについているパッキン（Oリング）に穴が開いていたり、亀裂が入っていたりする場合、水漏れが起こる可能性があります。

原因箇所③給水ホース

給水ホースとは、温水洗浄便座と分岐金具（水勢を調整する部位）をつなぐ部品のことをいいます。

水が出入りする場所とつながっている給水ホースや、止水栓の金具がゆるんでいると、水漏れの原因になることがあるのです。

さらに給水ホースと便座の間に取り付けられている「給水フィルター」に汚れが詰まっている場合にも、水が漏れ出してしまうこともあるでしょう。

原因箇所④操作パネル

操作パネルとは、ウォシュレットの機能を操作する、いわばスイッチ部分のことを指します。この部位から水漏れしている場合、操作パネルと給水ホースのつなぎ目が原因となっていることがあります。

また、本体内部にある部品が故障している可能性も考えられます。

【基本の対処】ウォシュレットの水漏れ対応について

ウォシュレット（温水洗浄便座）から水漏れしてしまったときには、自分でできる対応もあります。基本的な対処方法を確認していきましょう。

【修理の前に】水漏れ時、まずは次のように対応しよう

水漏れの修理の前に、次ように対応しておきましょう。

1. コンセントを抜く

漏電や感電を防ぐためにも、水漏れを発見した際には、速やかに「コンセント」を抜きましょう。

2. 止水栓を閉める

水漏れ箇所の具体的な修理を進める前に、「止水栓」と閉めて、便座への水の流れをストップしましょう。

これによって、一時的に水漏れが収まります。作業のしやすさや、被害を抑えるためにもこの作業が大切です。

3. 保証期間を確認

水漏れをはじめ、ウォシュレットが故障をした場合は、購入時に受け取った「メーカー保証書」を確認しましょう。もし保証期間内の場合、修理や部品交換など、メーカーで対処してくれる場合もあります。

また、保証書により製品の型番や購入日が分かるため、修理の依頼がスムーズです。

【部位別】自分で行う対処・状況確認作業について

温水洗浄便座の水漏れへの対処は、水漏れが発生した部位によっても異なります。

原因になりやすい部位別に、状況を確認していきましょう。

洗浄ノズルの水漏れ対処：清掃からスタート

洗浄ノズルからの水漏れを発見した場合、まずはノズルの清掃をしてみましょう。清掃方法は、製品によって異なるため、必ず付属の取り扱い説明書を確認しながら行います。

それでも改善しない際には、洗浄ノズルの交換という方法が考えられますが、メーカーによっては交換用ノズルが市販されていない場合もあるため、問い合わせて確認しましょう。

電気機器の取り扱いに慣れていない方は、修理を依頼するのがより安全です。

温水タンクの水抜栓の水漏れ対処：まずは栓を閉める

温水タンク周辺から水漏れが発生している場合、まずは水抜栓を閉めます。それでも直らない場合は、修理が必要となる可能性が高いです。

温水洗浄便座のコンセント（電源）を抜いたのを必ず確認し、メーカーに故障の連絡をしましょう。

タンク周辺や給水ホースの水漏れ対処：部品を締め直す

温水タンク周辺や給水ホースからの水漏れを発見した場合、それぞれ下記の部品を締め直してみましょう。

• 温水タンク周辺・・・水抜栓
• 給水ホース・・・分岐金具

これでも解決しない際には、水抜栓・給水フィルター・分岐金具の劣化が考えられ、新しい部品への交換が必要になる場合があります。

それぞれの部品は製品によって対応している種類が異なるため、使用している便座の型番をよく確認してから新しい部品を購入しましょう。

ただし、水回りの扱いに慣れていない方にとって交換作業は難易度が高いこともあります。無理に自力で行わず、メーカーに依頼しましょう。

操作パネルの水漏れ対処：すみやかに修理を依頼しよう

操作パネル付近から水漏れしているようなら、自分で対応するのは難しいです。使用をやめて、すみやかに修理を依頼しましょう。

修理の作業では、電気系統を扱います。とても繊細なので、専門知識や技術がない方が修理をした場合、故障や漏電といったトラブルにつながるため危険です。

ご自身で無理に修理するのは控え、メーカーに任せることをおすすめします。

ウォシュレットの修理や取り付けは、プロに依頼！

ウォシュレット（温水洗浄便座）の水漏れを発見した際、その原因箇所が明確にわかるようであれば、ご自身の対応で改善できる場合もあります。

しかし、水回りや電気系統の扱いに慣れない人にとっては難易度が高く、かえって他の部位を故障させてしまったり、想像以上に時間がかかってしまったりすることもあります。

さらに、修理では直らず、製品や部品の交換が必要な場合も考えられるでしょう。漏水を確認したら、できるだけ速やかにメーカーのお客様センターに相談しましょう。

また、古くなった便座の修理をあきらめ、新しいものに交換したい場合、取り付け作業が必要になります。

くらしのマーケットには、ウォシュレットの取り付けの経験豊富なプロが多数登録しているので、新しいものへ交換する際にはぜひ、相談してみてくださいね。

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