EVコンセント(電気自動車充電用)|家庭用と形状が違う?ゼロからのEV充電解説!

2024.1.22 更新

電気自動車の充電プラグ

目次

  1. 1)個人宅用・EV充電のコンセント工事
  2.  1-1)100Vと200Vの充電の違い
  3.  1-2)100Vと200Vのコンセントの形状は異なる
  4.  1-3)電力の契約を確認し変更する
  5.  1-4)契約変更で電気代は高くなるの?
  6. 2)急速充電は自宅には設置できないの?
  7. 3)車のポートと充電コネクタにも規格がある
  8. 4)まとめ

1)個人宅用・EV充電のコンセント工事

電気自動車用のコンセント

通常の家電用のコンセントに、電気自動車(EV)の充電するプラグを使うのは大変危険です。 必ず、EVコンセント(電気自動車充電用)の工事を事業者に依頼しましょう。

電気自動車の充電時には大量の電気が流れるため、

  • ブレーカーを専用にする
  • 配線は太いものを使う
  • 電圧の合ったコンセントの形状にする

などの対応が必要です。

また、電力会社との契約を、必要な電力に合わせたものに変更する必要もあります。

1-1)100Vと200Vの充電の違い

個人宅で電気自動車に充電する場合は、200Vでの充電となります。

100Vでの充電も可能ですが、充電に時間がかかりすぎてしまいます。100V充電の場合でも工事が必要となり、費用はあまり変わらないため、個人宅での充電は200V用のコンセント設置が現実的です。

日産リーフを200Vで充電した場合はフル充電まで約8時間、100Vで充電した場合にはさらに時間がかかり10数時間となるでしょう。200Vであれば、帰宅後に充電器をつなぎ、翌朝には満タンになっているという使い方ができますよね。

参照:日産 電気自動車(EV)総合情報サイト | オーナーQ&A

1-2)100Vと200Vのコンセントの形状は異なる

EVコンセント(電気自動車充電用)と差し込みプラグは日本配線システム工業会の規格で決められていますので、メーカーによる違いはありません。

しかし、100Vと200Vのプラグの形状は異なりますので、200Vで充電したい場合には、200V用のコンセントを設置する必要があります。
充電ケーブルも100V用の充電ケーブルと200V用の充電ケーブルがあり、兼用はできないため注意が必要です。

また、通常の家庭用コンセントで現在200Vを使っている場合でも、そのままのコンセントでは電気自動車の充電はできません。
EVコンセント(電気自動車充電用)は専用のブレーカーにする必要があります。100Vでも200Vでも大量の電気が流れるため、同時に複数の電気製品を使うとブレーカーが落ちてしまうためです。

さらに、充電用の配線は安定した電気が流れるように最低の太さが決まっています(単線2.6mm または より線5.5m㎡)。

参照:Panasonic EV充電用コンセント適用プラグについて

1-3)電力の契約を確認し変更する

ブレーカーとスマホ

通常、一般家庭には1電力会社から100Vの電圧で電気が送られています。(大型のエアコンや、IHコンロなど電力を多く使う家電がある場合には、すでに200Vの電圧を使っている家庭もあります。)

電力会社との契約が100Vであっても、分電盤まで200Vが使える電線が引かれていますので、200Vで充電したい場合には、電力会社に連絡をして200Vに契約を変更し、事業者に分電盤での切替工事をしてもらう必要があります。

また、電気自動車の充電時には15A~20Aが必要ですので、一度に使用する電流が今契約しているものでは足りなくなる場合は、アンペア契約も変更の必要があります。

100V=100ボルト(ボルトは電圧の単位)
10A=10アンペア(アンペアは電流の単位)

1-4)契約変更で電気代は高くなるの?

100Vから200Vへの電圧の契約変更では基本料金に変更はありません。
しかし、電流については10A上がるごとに基本料金が286円高くなっていきます。(2022年2月現在・東京電力の場合)

参照:TEPCO 従量電灯B・C料金単価

2)急速充電は自宅には設置できないの?

急速充電器

自宅でも急速充電が使えると便利ですが、急速充電の電気は家庭用とは異なる供給がされています。

家庭用は「単相100Vか200V」であるのに対し 急速充電の装置の電気は「三相200V」を使用し高圧で供給します。電気の供給に高額なコストがかかりますし、急速充電の装置も高額なことを考えると、残念ながら自宅での充電には向いていません。

急速充電は30~40分でフル充電になるため大変便利です。外出先の道の駅やディーラーにある急速充電器を活用しましょう。

3)車のポートと充電コネクタにも規格がある

普通充電のコネクタは「普通充電に関する標準規格」により形が統一されています。

急速充電のコネクタは、「CHAdeMO(チャデモ)プロトコル」という規格で統一されています。異なる電気自動車にどのメーカーの急速充電機でも共通で使えるのは規格があるからです。

参照:一般社団法人 電動車両用電力供給システム協議会
CHAdeMO協議会

4)まとめ

電気自動車の充電器設置はDIYでできる工事ではないため事業者が工事をします。自宅の充電設備を補助している自動車メーカーもあるので、わからないことはディーラーや事業者に相談しながら工事についてを決めていきましょう。

EVコンセント(電気自動車充電用)設置サービスのよくある質問
Q設置サービスの申し込みと一緒に、充電用コンセント本体の購入もできますか?
AくらしのマーケットのEVコンセント設置サービスでは、EVコンセント本体のご用意はお客様にお願いしております。
事前に必要品を揃えたうえで、設置サービスのお申込みをお願いいたします。

Q予約前に事業者に確認・伝えておいたほうが良いことはありますか?
A予約前に事業者に以下の内容を確認・お伝えいただくとスムーズです。
・取り付ける電気自動車充電コンセントの品番
・車の車種
・ブレーカーからEV(電気自動車)コンセントの設置箇所まで15mを超えるかどうか
ブレーカーの空き状況
作業について気になる事や疑問点があれば、予約前に事業者にメッセージで確認をしておきましょう。

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ライター:笹倉さくら
暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

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