お祭りや花火大会といったイベントが開催される夏は、お出かけがとても楽しみになりますよね。
浴衣を着ていく予定の方も多いのではないでしょうか。
しかし、浴衣を自分で着付けると、緩くて着崩れして、出先で着付けし直すことも……。
この記事では、自分でキレイに着付ける方法と、粋に見える着こなしのポイントを写真付きで解説します!
目次
- 1)浴衣の着付けセット・必要なもの
- 2)粋に見える浴衣の着付け方
- 2-1)肌襦袢(はだじゅばん)を着る
- 2-2)浴衣を着る
- 2-3)浴衣の帯を結ぶ
- 3)浴衣の着付けにかかる時間
- 3-1)プロに着付けをしてもらう場合
- 3-2)自分で着付けをする場合
- 4)浴衣の着付けをするなら
1)浴衣の着付けセット・必要なもの
浴衣の着付けセットや必要なものは、衣料品販売店や通販、ショッピングサイトなどで購入できます。
着付けセットの内容は、浴衣・帯・下駄の3点セットが多く、値段は約3,000円からです。
セットに入っていない場合がある肌襦袢(はだじゅばん)と腰ひもは、別で揃えましょう。肌襦袢は1,000円から、腰ひもは100円から購入できます。
※肌襦袢をお持ちでなければ、キャミソールとペチコートで代用できます。
浴衣の着付けに必須のもの
- 浴衣:一番上に着る着物
- 肌襦袢:肌着にあたる着物
- 帯:浴衣の上に巻く帯で、主に使われる帯は半幅帯
- 下駄:浴衣を着用する際の履物
- 腰ひも(2〜3本):着崩れを防ぐために締めるひも
あると便利なもの
- 伊達締め(だてじめ):着崩れを防ぐために締める帯
- フェイスタオル2枚:着崩れを防ぐために巻くタオル
- コーリンベルト:着崩れを防ぐために巻くベルト
- 帯板:帯のシワを防ぐための板
- 和装ブラジャー:見た目を綺麗に整えるための下着
粋に見える浴衣の着付け方
ここからは浴衣の着付け方法を写真付きで解説します。
肌襦袢を着る
- 肌襦袢を着たら、肌襦袢についているひもを蝶結びにします。
- 【粋に見えるポイント】着崩れの防止と着物の形が綺麗になるように、2枚のフェイスタオルを縦半分に折って絡ませ、体に巻きつけます。
浴衣は、帯をキュッと締めると格好良いと思われがちですが、帯にシワがあると見栄えが良くありません。
帯にシワがつきにくくなるようにフェイスタオルを巻きつけるのです。 - お腹に巻いたフェイスタオルの上から腰ひもを2回巻きます。
お腹側から背中側へ腰ひもを1周させ、前で2回からげます。余ったひもは、巻いたひもの中に入れ込みます。
3)浴衣を着る
- 浴衣を羽織ったら、えり先から3分の1くらいのところを持ちます。
- 裾線(すそせん)を決めます。
- 左の脇線が左側中央に来るように、上前(左側)の位置を決めます。
- 上前の位置を動かさないように注意しながら、上前を少し広げます。褄先を上げながら、下前(右側)を巻き込み、下前の位置を決めます。
- 褄先を少し上げながら上前を合わせます。
- 腰ひもを腰骨の高さで、お腹側から背中側へ一周し、2回からげて蝶結びをします。余ったひもは、中に入れ込みます。
キツく締めてもあとで緩んでくるので、少しキツいくらいで締めましょう。
また、腰ひもの位置が高くなるとおはしょり(腰ひもを締めたときに、腰ひもより上の余る部分)がなくなるので注意してください。 - 脇腹にある身八つ口から手を入れ、腰ひもを浴衣で覆うようにおはしょりを整えます。
腰ひもに浴衣が挟まっていないかの確認もしましょう。 - 背中心を合わせるため、左右の掛け衿を合わせます。
この時、喉のくぼみの下あたりに合わせましょう。 - 片手で掛け衿を持ちながら、もう片方の手で後ろの中心を持ち、衣紋(えもん)を抜きます(下げます)。
- 左の身八つ口からコーリンベルトを入れ、下前のえりを挟みます。
- コーリングベルトを後ろから右側へ回し、下前と同じ高さで上前のえりを挟みます。
◯良い例
【粋に見えるポイント】裾線はくるぶしの下くらいで、床と平行になるように合わせましょう。
×ダメな例
×ダメな例
【粋に見えるポイント】この時、衣紋の抜き具合は、拳1つ分開ける程度にしましょう。
2-3)浴衣の帯を結ぶ
- 腕の長さの分を下の写真のように縦半分に折り、手先(最後に帯に巻きつける短い部分)を決めます。
- 決めた手先を肩に乗せて、帯を2周させます。
- 2周させたら、脇腹から三角に折ります。
その上から手先をおろします。 - しっかりと結び、手先を真上に引っ張ります。
- 帯の下の方からじゃばら折りでたたみます。自分の肩幅くらいになるように折りましょう。
- じゃばら折りした帯の真ん中で山折りにします。
- 肩に乗せていた手先を下ろし、山折した帯に2回巻きつけます。余った手先は上に引っ張りましょう。
- 余った手先を帯の内側に入れます。帯の下に出てきた分は、畳んで、下から帯の内側に入れましょう。
- じゃばら折りにした箇所の下側の帯を少し下げます。
- 帯を180度回転させ、結び目を後ろに持っていきます。
- 完成です!
- Q着付けとヘアメイク両方頼めますか?
- A出張着付けは着付けのみを承るサービスのため、基本はヘアメイクの対応は行っておりません。中には着付けとヘアセットが両方可能な場合もあります。
また、くらしのマーケットには出張ヘアメイクのサービスもあります。ご希望の場合はこちらもご検討ください。 - Q着付けに必要な道具を用意してもらう事は可能ですか?
- A着付けに必要な肌着や長襦袢などの道具一式は、お客様でご用意をお願いいたします。
必要道具に関して不明点がある場合は、予約前に事業者に問い合わせしましょう。 - Q予約前に事業者と連絡を取る方法が知りたいです。
- A店舗のページ内にある【このサービスに質問する】ボタンからメッセージを送信すると、直接事業者へ連絡することができます。
メッセージの送信にはくらしのマーケットの会員登録が必要です。 - Q予約方法が知りたいです。
- Aくらしのマーケットはオンラインで予約できます。
①依頼したい店舗の詳細ページを開き「予約日時を入力する」をクリック
②必要事項を入力し「確認画面に進む」をクリック
③内容を確認し予約リクエスト(仮予約)に進む ※会員登録がお済みでない方は会員登録が必要です
④ログイン後、予約リクエストに進むをクリックシ、予約リクエストが完了
⑤店舗が作業日時を確定させると予約成立です。
前
後ろ
着付けのポイントを教えてくださいました
今回、プロっぽく見える着付けのポイントを教えて頂いたのは、くらしのマーケットに出店している着付け師の古閑さん。
浴衣や着物に関する知識がとても豊富で、明るく親しみやすい方なので、リラックスして着付けをしてもらうことができます。
着ている方の感覚がわかるので、キツくないけど着崩れしない着付けをします|Kimono Kanoko 古閑さん(出張着付け)
3)浴衣の着付けにかかる時間
今回は、着付け師に頼んだ場合と自分で着付けた場合の所要時間を説明します。
3-1)プロに着付けをしてもらう場合
美容院や着物専門店などの着付け師にお願いする場合、平均の所要時間は、20〜30分ほどです。
手早い方であれば着付け自体は10分程度で終わることもありますが、余裕を持って長めの時間を見積もりましょう。
また、着付けと一緒にヘアセットもお願いする場合は、さらに30分多く見積もりましょう。
3-2)自分で着付けをする場合
初心者の方は試行錯誤しながらの慣れない作業になりますので、プロに頼むより時間がかかってしまいます。
そのため、最低でも1時間は見積もっておきましょう。着付けに慣れてきたら30分ほどで終わらせることができるようになります。
ただ、自分で着付けた場合は、着付け時には上手にできても、動いていると着崩れしてくることも多いです。特に花火大会では、人混みにもまれたり、見物のために座ったりするので、途中で着付けをし直す必要が出てくるケースも。
着付けに自信がない方や、混雑するイベントに行く場合は、プロに着付けをお願いしましょう。
浴衣の着付けをするなら
浴衣の着付けに慣れている方は問題ありませんが、初めて浴衣を着付けるという方は、着崩れに注意が必要です。
胸元が開いてしまったり裾が落ちてしまったりと着崩れした状態ではせっかくのイベントも全力で楽しめませんよね。着崩れせずに思いっきり楽しみたいなら、プロの浴衣着付けサービスがおすすめ!
また、着替えや浴衣、小物などを持って着付け店や美容室に移動するのが面倒……という方にもピッタリです。出張着付けは、着付け師が自宅に来て着付けをしてくれるので、自宅でリラックスしながらサービスを受けることができ、忘れ物もないので安心ですね。
出張着付けサービスのよくある質問
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くらしのマーケットは、生活に関するさまざまなサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。
300種類のサービスが頼める
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くらしのマーケットは、厳正な出店審査や最高1億円の損害賠償補償制度など、安心してご利用いただくための仕組みがあります。万が一のときにしっかり対応します。
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