ブロック塀の修理の相場と、頼むときのポイントを教えて！

自分で行うブロック塀修理

まずはブロック塀の状態はどうでしょうか。
劣化してヒビが入っている状態でも大したことがなければ、場合により御自分で修理が出来ることもあります。
ホームセンターに行けば修理用のモルタル等があると思うので店員さんにヒビの程度等を伝えてみて下さい。
コンクリートブロックは一個は２〜３００円程度ですので、ドライモルタル（セメントと砂が混ぜ合わせたもの。モルタルの袋に必要な水の量が記してあります）を水で練って、修理したい所に厚さ6〜10mmほどに適量に敷いて、均して積んでいきます。
第一段階でモルタルを練る時は水分調整に留意してつきたての餅程度にします。
塗る側は湿潤状態であることを確認しましょう。
水は出来る限り施工性が悪くならない程度少なくしましょう。
最後に上から隙間（両角の真中がえぐれている）からモルタルをゆっくりと流し込めば良いかと思います。
あとはコテで表面を仕上げて乾燥を待つだけです。

また塗り厚みは2ｍｍ以下など、余りに薄すぎると剥がれの原因ともなりますし、乾燥するのにも日数を要します。
ただうまく補修したつもりでも、塗料を塗ってもモルタルの「こて跡感」は残ることを気にする方もいます。
その場合には、仕上がりの希望状態にもよりますが、「左官用補修モルタル」を使ってみたらいかがでしょうか。
別途多少費用は少しかかりますが、作業性は大変よくなります。
つまりローラー刷毛塗りで下塗りをしてから、直後こて仕上げをします。
するとモルタルを（1〜2ｍｍ）薄く塗る事が出来ます。　
左官用補修モルタルは比較的乾燥も早いので便利ですが、難しいと思われる方は、自分の塀の程度によって、お近くのホームセンターなどで実際に聞かれてみると分かりやすいと思います。
注意すべきは、モルタルも左官用補修モルタルも防水性がありません。
塗料の防水性をちんと確認することです。
水性シリコン塗料は防水性も期待できると思いますが、色々な仕様があるようですので、お間違いのないように選択されてください。

ブロック塀修理を業者に依頼する

更に、塀のヒビがひどいようなら専門業者(エクステリア、外構工事をしてる業者)に見てもらって直してもらってください。
目安は1.2ｍと高さがあれば業者がお勧めです。
あとはヒビの程度が判断できない場合も、仕上がりにこだわりがある場合も、専門業者に依頼したほうが良いかと思います。
ヒビが入る事によって中の鉄筋が腐食して壊れるスピードが早まる場合もあります。
高さがあるブロック塀なら尚更、危険度も高いと思います。

業者の選定は地元の評判を聞いたり、複数の業者から見積もりを取る事がお勧めです。
その時は内容で差が出ないように、イラストなどでも良いので簡単な図面を書いてみたり、イメージを言葉だけではなく見た様子で相手に伝えるようにして、見積もりを取るようにすれば良いと思います。

尚注意すべきは、壊れた場合はその部分の取り壊し＋廃材処理費＋材料費＋修復作業の技術料＋現地までの出張費＋時には交通整理など、見積もりや値段交渉も可能でしょうが、最近はこの程度要求されることもありえるでしょう。
補修が1.3万〜2万/ｍが最近の相場なので、それに今の撤去工事などつまり諸経費がプラスされるということです。
少しの作業であっても、数万円程度にはなるかと存じます。
ホームセンターや施工会社、工務店と色々な業者がありますので、まずは色んな所から見積もりを取って、納得のいくまで比較されると良いと思います。

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