
動画でも解説!ゴキブリの駆除方法
部屋を清潔にしておいても、殺虫剤を使って退治していても、またゴキブリが出現してしまった...こんなことはありませんか?
あなたの家にゴキブリが出てしまう原因は、ゴキブリ退治・対策を正しい順番で行っていないからかもしれません。
二度とゴキブリを見ない家にするためには、以下の3ステップを実行することが重要です。

- ステップ1:ゴキブリの侵入経路をふさぐ
- ステップ2:家の中にいるゴキブリを駆除・撃退する
- ステップ3:ゴキブリが寄り付かない家にする
ゴキブリは屋外から屋内に侵入してくる害虫ですので、まずは侵入経路を完全にふさいでゴキブリの侵入を防ぎます。 次に、屋内のゴキブリを撃退します。すでに家の中にゴキブリが住み着いている可能性があるからです。 最後に、ゴキブリが家に近づかないよう、ゴキブリが嫌うような環境に自宅を変えるのです。
この手順で対策を完璧にしておけば、ゴキブリと遭遇する確率をかなりの程度減らすことができます。
目次
- 1. ゴキブリの成虫・卵・死骸を発見したら
- 【豆知識】殺虫剤が手元にないときは
- 1-1)ゴキブリ駆除のステップ1:ゴキブリの侵入経路をふさぐ
- 1-2)ゴキブリ駆除のステップ2:家の中にいる撃退する駆除・撃退する
- 1-3)ゴキブリ駆除のステップ3:ゴキブリが寄り付かない家にする
- 2. ゴキブリを見失った時は?
- 3. プロのゴキブリ駆除は素人と何が違うの?
1. ゴキブリの成虫・卵・死骸を発見したら
ゴキブリの成虫を見つけたら、とにかく殺すことが大事です。
殺虫スプレーをかけて、ゴキブリが弱ったら紙などで取り、水洗トイレに流しましょう。トイレに流すことができない場合は、ビニール袋に入れてしっかり封をして廃棄してください。
卵や死骸を発見したら、速やかにトイレットペーパーに包んで水洗トイレに流しましょう。ゴキブリには死骸に集まる習性があります。卵が孵化すると、ゴキブリが大量発生してしまうことになります。
くれぐれも、そのままゴミ箱に捨てたり、屋外に投げ捨てることはやめましょう。
【豆知識】殺虫剤が手元にないときは
ゴキブリが出たのに殺虫剤が手元にない......そんなとき、どのように対処すればいいのでしょうか。
①新聞紙などを丸めて叩く
原始的な方法ですが、一発で仕留められる上、ゴキブリを殺した後に新聞紙を捨てられる点はメリットと言えるでしょう。
しかしながら、思い切って叩くとゴキブリの体液が周囲に飛び散ってしまいます。叩き潰したあとは周囲をアルコール液入りのウェットティッシュなどでよく拭いておきましょう。

②熱湯をかける
60℃以上の熱湯をかけられると、いくらゴキブリと言えどひとたまりもありません。ゴキブリの体はタンパク質でできているため、熱湯をかけられると呼吸ができなくなり、死に至ります。
ただし、フローリングの材質によっては熱湯で変色してしまう場合があるため、注意が必要です。
③食器用洗剤をかける
食器用洗剤を20秒ほどかけることで、ゴキブリを殺すことができます。
撃退できる理由は、洗剤に含まれる「界面活性剤」。トロトロした成分がゴキブリの呼吸器官を塞ぎ、窒息死してしまうのです。退治後は、洗剤をかけた周辺を拭いておきましょう。

1-1)ゴキブリ駆除のステップ1:ゴキブリの侵入経路をふさぐ
ゴキブリの侵入経路はさまざまです。場所ごとの対策方法をご説明します。
玄関・ベランダ

玄関・ベランダでは、人の出入り時にゴキブリが侵入してきます。玄関・ベランダの特性上、出入口を完全にふさぐことはできません。
そこでおすすめなのが、ミント・ハッカ系、柑橘系のアロマオイルです。これらはゴキブリが嫌うにおいとして有名です。

またゴキブリの忌避剤は100円ショップなどでも販売されています。水で希釈をしてスプレーボトルに入れ、玄関に撒いておきましょう。郵便物にゴキブリが付着するおそれもあるため、郵便ポストにもスプレーしておきましょう。
ただし、アロマオイルや忌避剤は、殺虫剤と比較すると効果が低いため、万一侵入したときに備えて「撒き餌型の殺虫剤」を置いておくのがおすすめです。
また、ベランダに植木や肥料を置いている方は注意が必要です。植木や肥料もゴキブリにとっては格好の餌だからです。
プランターは底に隙間がないものを選び、肥料をベランダで保管する場合は封をしっかりしておきましょう。植木には害虫駆除剤を定期的に散布しておくとより効果的です。
不用品や置物などは適宜処分・整理整頓し、ゴキブリの住処となる場所を少しでも減らすよう心がけましょう。
窓
窓や網戸を閉めたつもりでも要注意。ゴキブリはわずかな隙間から侵入してくるからです。わずか1.5mmでも隙間があれば、侵入可能だという信じがたい情報もあります。
窓には網戸を張って、侵入を防ぎましょう。隙間や穴ができている場合は、100円ショップなどで販売されている「隙間テープ」などを使って隙間をふさぎます。
隙間テープは網戸と面する窓枠の外側に、窓を一周するようにして貼りましょう。ゴキブリだけではなく、蚊やコバエなど他の害虫や、砂埃の侵入も防ぐことができます。

アロマオイルを散布しておけば、ゴキブリが侵入する確率はさらに減ります。
キッチンの排水口・シンク下の収納部・換気扇

キッチンの排水口まわりは、ゴキブリの代表的な侵入経路です。細かくなりますが、場所ごとに対策が必要です。
シンク下の排水口
隙間や穴がないか入念にチェックしましょう。
もし隙間や穴を発見した場合、ホームセンターなどで販売されている排水管用の隙間防止テープ(耐水)や、パテなどで隙間や穴を埋めておきましょう。
排水管
まずは排水管の形状を確認しましょう。
S字型の排水管なら、S字のトラップ部に水が溜まる仕組みになっているので、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。もしS字型ではない場合は、思い切ってS字の排水管に付け替えてしまいましょう。
2,000円〜3,000円程度で購入可能で、付け替えも意外と楽にできます。ただし、賃貸物件だと交換はNGな場合もあるため、事前に大家さんや管理会社に確認しておきましょう。
また賃貸物件の場合、シンク下やコンロ下の収納部が建物の基礎部分とつながっている場合があります。ここに隙間があると、外部からの侵入ができるようになってしまいます。目視で隙間がなかったとしても、板の接合部に隙間防止テープを貼っておくと安心です。
排水トラップ

ゴキブリ対策に効果を発揮するものとして、排水口の中の「排水トラップ(上図では「防臭キャップ」と記載)」があります。
本来は排水口の臭いを防ぐためのものですが、排水口に蓋をすることでゴキブリの侵入を防いでくれる効果があります。
排水トラップは、オンラインで購入することができます。

換気扇
換気扇の換気口からゴキブリが侵入してくることも考えられます。換気扇の大きさに合った換気扇フィルターを取り付けておきましょう。
エアコンのドレンホース・通風口
見落とされがちなのは、エアコンのドレンホースや室外機です。
ゴキブリは直進することは得意ですが、後ろに進むことは苦手だといわれています。そのため、排水溝からドレンホース内に侵入したゴキブリが、そのまま直進してエアコンの室内機に侵入することがあるようです。
また室外機に侵入することも少なくありません。
ドレンホース、室外機ともに専用のフィルターが販売されているので、侵入口をフィルターでふさいでしまうことがベストです。
排水ホースは、ホース先にストッキングを輪ゴムで括りつけ、「水は排水されるが穴はふさがっている」という状態にしましょう。100円ショップなどで穴をふさぐグッズも販売されています。


また、エアコンを使わないシーズンは、室外機をゴミ袋で覆ってガムテープで密封しておくと、ゴキブリに侵入する隙を与えません
またホースや穴だけでなく、その周りの隙間にも要注意です。ホース周辺にはホースの直径以上の穴が開いているため、どうしてもわずかな隙間ができてしまうのです。
隙間防止テープやパテを使って、隙間をふさいでおくようにしましょう。
1-2)ゴキブリ駆除のステップ2:家の中にいるゴキブリを駆除・撃退する
侵入経路をふさぐことに成功したら、次は家の中にいるかもしれないゴキブリを駆除しましょう。
ゴキブリ駆除に最適なグッズ
各メーカーから、様々なゴキブリ駆除グッズが売られています。室内で見かけたゴキブリを直接退治することのできるエアゾールタイプ、駆除に時間はかかるもののゴキブリの姿を見ずに退治することのできる毒餌タイプなど。この章では、おすすめのゴキブリ駆除グッズを紹介します。

毒餌タイプ:毒餌置いておき、ゴキブリや卵を駆除するタイプ

こちらの毒餌タイプのものは、ゴキブリが餌を持ち帰ってくれるため、ゴキブリと直接戦わずに退治することができます。ゴキブリの侵入経路に設置すれば、ゴキブリの侵入を防ぐ効果も期待できます。
捕獲罠タイプ:ゴキブリを餌でおびき寄せて捕獲するタイプ

捕獲罠タイプの駆除剤は、ゴキブリを罠にひっかけて退治するタイプの駆除剤です。死骸を確認して、駆除できたという実感を得たい方におすすめです。こちらもゴキブリの侵入経路に設置すれば、室内への侵入を防ぐ効果が期待できます。
エアゾールタイプ:ゴキブリに直接殺虫剤をスプレーして駆除するタイプ

エアゾールタイプの駆除剤は、ゴキブリに直接噴射して使います。室内でゴキブリを見かけ、今すぐ退治したい時におすすめです。いざという時のために、一家に一つは準備しておきたい商品です。こちらのスプレーでゴキブリを退治したあとは、すみやかに死骸を処分するようにしましょう。
燻煙剤タイプ:部屋中に殺虫成分を充満させ、ゴキブリを駆除するタイプ

こちらは煙で室内に殺虫成分を充満させることで、手の届かない隙間や、見えないところに隠れているゴキブリを一網打尽にすることができる商品です。使用中は部屋をでなければならないため、外出時に使用するのがおすすめです。
忌避剤タイプ:ゴキブリが嫌がるもので寄せ付けないタイプ。 安全性は高いが、駆除はできない(ステップ1でご紹介した、ミントやハッカのアロマオイルなど)
この中でもっともおすすめなのが、成虫にも卵にも効果がある毒餌タイプです。
毒餌タイプがおすすめな理由とは
毒餌タイプは、ゴキブリが好みそうな場所に毒餌を複数個置いてゴキブリが食べるのを待つというものです。
通常、毒餌は時間差で効果が出るため、毒餌を食べたゴキブリは巣に帰ってから死ぬことになります。ゴキブリは仲間の死骸を食べる習性があるので、巣にいるゴキブリにも効果があるというわけです。巣の中には当然メスもいるので、毒餌の影響を受けたメスの卵にも殺虫成分が作用します。
このように、ゴキブリを巣ごと退治できる毒餌タイプは、家に潜んでいるゴキブリを一網打尽にできます。毒餌の効果は半年ほど持続するので、よほど繁殖していない限りは、この間にゴキブリの駆除ができるでしょう。
なお、毒柄タイプにも種類がいくつかありますが、卵にまで作用があるのはフィプロニル(フェニルピラゾール系)の成分(※)を含むものです。商品パッケージの成分を見て確認しましょう。
※フィプロニル(フェニルピラゾール系)の薬剤は毒性が強いといわれています。幼児やペットのいるご家庭では、置き場所に十分注意してください。
1-3)ゴキブリ駆除のステップ3:ゴキブリが寄り付かない家にする
侵入経路と家の中のゴキブリを駆除すれば当面は安心できます。しかし、ゴキブリはしぶとい害虫です。
宅配便で届いた荷物にくっついていたり、出かけた際の手荷物の中に入り家の中まで持ち帰ってしまったりと、さまざまなことが考えられます。
万一に備えるために、ゴキブリが嫌がる住環境にする方法をいくつかご紹介します。
家の中は清潔に保つ
基本中の基本ですが、清潔な環境であれば、ゴキブリは住み着きづらくなります。
食べこぼしや髪の毛、ホコリなどはゴキブリの大好物です。こまめに掃除をして、ゴキブリの餌になるものは放置しないようにしましょう。
また食材は、必ず密封された冷蔵庫や戸棚などに入れておきましょう。常温保存可能な野菜を無造作に段ボールに入れて置いているご家庭は多いと思われますが、ゴキブリにとっては餌がむき出しになっている状態であるといえます。
特に、玉ねぎはゴキブリにとって大好物。おびき寄せるタイプのゴキブリ駆除剤の成分にも使われているほどなので、保管の際には十分な注意が必要です。
また調味料などもゴキブリが好みますので、必ず密封容器に入れてください。
不要な段ボールはすぐに処分
ゴキブリは狭い場所を好んで生息しています。特に、5mmほどの幅がある隙間によく潜んでいます。
段ボールの隙間の幅はちょうどそのサイズで、保温性もあるのでゴキブリには最適の環境となってしまいます。
宅配便や引っ越し時の段ボールに潜んで家の中に侵入し、繁殖してしまうケースは多いといいます。不要になった段ボールは、すぐに処分するようにしましょう。
植木は置かないようにする
癒しのために観葉植物を部屋に置いている人は多いでしょう。しかし植物はゴキブリを呼び寄せる原因となることがあります。
植物本体が餌になるのはもちろんのこと、肥料たっぷりの土は卵を産み付けるのに最適な環境であり、受け皿の水を飲みに来ることもあります。
屋内にはできる限り植物を入れないことが、ゴキブリ対策としてはベストですが、どうしても緑や花が部屋にほしい...という方は、人工観葉植物や造花などを検討してみるといいかもしれません。
ゴキブリの嫌うミント系の植物であれば、忌避剤にもなるためおすすめです。育てやすく効果の高いものとして、ミントやユーカリ、シソ、ハッカ、ローズマリーなどがあります。
ただし、しっかり手入れをしないとコバエの発生源にもなりますので注意が必要です。
2.ゴキブリを見失った時は?

室内で見かけたゴキブリを見失ってしまい、パニックに陥ることもあるでしょう。ゴキブリは音に敏感で、人間の手が届かないような隙間に素早く逃げ込んでしまうため、一度見失ってしまったゴキブリを再度発見するのは困難です。 ゴキブリを見失ってしまった場合は、そのまま我慢できるようであれば毒餌を仕掛けて置くか、燻煙剤タイプの駆除剤で退治しましょう。 ゴキブリが出た部屋で眠るのが恐ろしい場合は、燻煙剤タイプの駆除剤を使い、薬剤使用中はホテルで一泊してください。 このように一人で対応するのが難しい場合は、事業者に連絡しプロに駆除を依頼するのもおすすめです。
3.プロのゴキブリ駆除は素人と何が違うの?
「いくら自分で対策をしても頻繁にゴキブリが出てくる...」
「対策をする暇がない...」
「ゴキブリを確実に駆除したい...」
そんな方は、プロのゴキブリ駆除事業者に駆除を依頼してみてはいかがでしょうか。
プロの駆除サービスを依頼すると、素人にはできないメリットがあります。
- ベイト剤などを用いてゴキブリの成虫を徹底駆除してもらえる
- 薬剤が市販のものよりも強力
- ゴキブリの巣・卵がありそうな場所をチェックしてもらえる
- 侵入経路の特定・断絶を徹底的にしてもらえる
- 駆除後の侵入の可能性をできるだけ低くしてもらえる
しかし、いざゴキブリ駆除を依頼するとなると、料金相場やプロを選ぶ基準がわからない......。
そんなときは、くらしのマーケットのゴキブリ駆除サービスがおすすめ。
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