タコ足配線の危険性について
消費電力が小さい電化製品ばかりなら、発火の原因になるホコリを気をつけておけば、大きな問題はありません。
しかし、消費電力が大きなものが多い場所でのタコ足配線は発火の危険性が高まります。
特に、配線が古いとブレーカーが落ちる前に発火する可能性もあり大変危険です。
1個のコンセントで耐えられるワット数
コンセント1カ所は15A（アンペア）が定格電流で、日本の家庭の供給電圧は100V（ボルト）です。
これはコンセントが2口でも、3口でもいっしょです。
ですから、1個のコンセントで耐えられるワット数は1500ｗ（ワット）ということです。
しかし、ブレーカー1個から複数のコンセントがつながれている場合、使用できるのは1500wよりも少なくなってしまいます。
電化製品と「定格」
電化製品には製品ごとに、電気容量がどのくらい必要なのかという「定格」があります。
「定格」は本体や説明書などに必ず記載されています。
そして、上記のようにコンセントにも定格電流があります。
ですから、3口で15Aが限度の電源タップに1個しかコンセントを挿してなくても、その電化製品の定格が15Aであれば、1個だけで限界となり、それ以上は挿せなくなります。
安全装置内蔵の電源タップの安全性
自動で電源が切れるシステムなので安全というイメージですが、パソコンの場合ならデータが消えてしまったり、OSやハードディスクなどにダメージが残ることがあります。
ですから、必ずしも安全とはいいきれません。
発火の危険をなくすために
タコ足配線などの危険性を排除したいなら、コンセントの増設がおすすめです。
特に、消費電力が大きい電化製品を使用する場合は、コンセントの増設を考えた方がよいでしょう。
また、配線が古い場合はブレーカーが落ちる前に発火する可能性が高くなりますので、火事の危険性をなくすためにも、早めに配線やスイッチなどを修理しておくようにすると安心です。
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