目隠しになる庭木の条件はコレ！視線対策におすすめの庭木3選と特徴を解説

目次

1. 1）目隠しになる庭木の選び方
2. 　1-1）1年中緑を保つ「常緑樹」
3. 　1-2）高くなりすぎない木
4. 2）【タイプ別】目隠しになる庭木3選
5. 　2-1）高い目隠しにおすすめ：オリーブ
6. 　2-2）生垣におすすめ：オオムラサキツツジ
7. 　2-3）ツル性植物：ヘデラ（アイビー）
8. 3）目隠しの庭木を剪定するならプロに依頼！

ライター：たかおみきよ
コンテンツ制作全般に携わるフリーランス。私生活では、小学生男児のママ。
家事と仕事の両立に奮闘しながら、快適な生活と人生を模索中！

1）目隠しになる庭木の選び方

窓を開けていたら、道路を歩く人と目が合ってしまったり、近隣からの目線を感じたりという経験はありませんか？そこで取り入れたいのが、目隠しとして庭木（常緑樹）を植える方法。

フェンス（塀）に比べて圧迫感も少なく、周囲の景観とも馴染みやすいことから、最近では庭木で目隠しをする家も増えてきたように思います。

では、実際に目隠しとして庭木を植えるとなった場合、どのような木を選ぶと良いのでしょうか。目隠しに最適な庭木を選ぶ際に注目したい、2つの条件をご紹介します。

1-1）1年中緑を保つ「常緑樹」

庭に植える樹木には、よく選ばれる2つの種類があります。

• 落葉樹：葉が枯れて落ちる木
• 常緑木：1年中、葉をつけている木

落葉樹は、四季を感じることができるため、景観を重視するのであれば魅力的な庭木です。ただし「目隠し」を目的とする場合、落葉樹では葉が落ちている期間にその役目を果たしません。

一方で常緑樹は、四季を問わず葉をつけているため、年間を通して目隠しとして機能します。またそのなかでも、できるだけ葉の密度が高い木を選ぶと、目隠し機能も向上することでしょう。

1-2）高くなりすぎない木

外からの目線を遮るためには、庭木が人の目線を超えている必要があります。背が高い人の目線を考えると、2m程度あれば、十分目隠しの役目を果たしそうですね。

ただし庭木は、年々生長します。すると、剪定の必要も出てくることでしょう。この点を考えると、樹高が高くなりやすい木を選ぶのは要注意。実際、一般の人が無理なく手入れができる樹高は3mといわれています。

たとえ植える時点で木が目線までの高さに達していなくても、問題ありません。大事なのは、生長した時の樹高を考えて庭木を選ぶこと。さらに、家の中で座っている時間が多いことや道路と家の段差を考えると、低木でも十分に目隠しの機能をする例も多いといえます。

2）【タイプ別】目隠しになる庭木3選

2-1）高い目隠しにおすすめ：オリーブ

食用油として名高い「オリーブ」の木は、丈夫で育てやすいことから観葉植物としても大人気。光沢のある美しい葉はもちろん、5～6月には可愛らしい花を、10～11月には果実をつけます。

目隠しにおすすめの理由

平均して2m前後に育つ樹木なので、高い位置の目隠しにも役立ちます。葉も比較的大きく、生長すると枝も広がるため、目隠しとしての機能も高まることでしょう。

またオリーブの木は、基本的に日向を好みますが、半日蔭になる場所でも育つ強さを持っている点でもおすすめです。

注意点

高木に分類されるオリーブの木は、高いものだと10m以上にもなるといいます。そのため、オリーブの木を目隠しに活用する場合には、常に1m～2mの樹高を保てるよう、剪定が必要です。

またオリーブの木は生長すると、横に広がるように枝が育ち、葉が密集する傾向にあります。すると、家の中の日当たりや風通し、害虫の発生しやすさに影響してくることでしょう。その点から考えても、オリーブの木の剪定がいかに必要かがわかりますね。

2-2）生垣におすすめ：オオムラサキツツジ

春（4～5月）に美しい赤紫色の花が咲き誇る生垣を目にしたことはありませんか？それはきっと、「オオムラサキツツジ」。生垣や庭木として定番の樹木ともいえるでしょう。

目隠しにおすすめの理由

常緑低木、もしくは半常緑低木に分類するオオムラサキツツジの樹高は、1～2m程度が一般的です。低いもので腰丈程度、大きく生長しても無理なく管理できる程度の高さということからも、目隠し用の庭木として扱いやすいのではないでしょうか。

またオオムラサキツツジは、花が落ちた秋～冬には、小さくなったり、落ちてしまったり、黄色く紅葉する葉もあります。ただし、そのなかでも残った緑の葉は、冬を超えることができるのです。そのため、四季を楽しみながらも、年間で一定した目隠しとしての機能を果たすことができます。

注意点

ツツジ科の庭木は、比較的育てやすいといわれています。しかし美しく育てるためにも、枯れた枝や混み合っている枝は、定期的な剪定が必要です。

剪定におすすめの時期は、花芽がつく6月中旬〜7月。翌年に花を咲かせる芽に注意しながら、樹木を好みの形に整えましょう。

2-3）ツル性植物：ヘデラ（アイビー）

ここまで、木全体が目隠しになる庭木をご紹介してきましたが、次にご紹介するのは、“葉”が目隠しの役目を果たす「ヘデラ（アイビー）」。家の壁や樹木にツルを伸ばしている様子にあこがれを持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

目隠しにおすすめの理由

ツル性のヘデラは壁やネット、アーチに絡ませることで緑のカーテンとして活用することができます。また直接土に埋めるのではなく、ツルを這わせたい場所の近くにプランターを置いて育てても、十分に目隠しができるほど育ちます。

そのため庭だけではなく、マンションのベランダの目隠しとしても人気です。オシャレな見た目からも、世界観のあるエクステリアとしても活躍することでしょう。

注意点

ヘデラをはじめ、ツル性の植物は、生命力が強いとされています。そのため、放っておくと想定外の場所までぐんぐんとツルを伸ばしてしまうのです。

だからこそヘデラの育成には、剪定が欠かせません。伸びた分をこまめにカットすることで、美しい景観を保つことができることでしょう。

また、育てる場所にも注意は必要です。近隣の建物にツルを伸ばしてしまわないよう、十分な配慮をして育てましょう。

3）目隠しの庭木を剪定するならプロに依頼！

目隠しに適した庭木を育てることで、外からの目線を隠してくれます。ただし、樹高が高くなりすぎたり、枝が広がったり、枯れた枝を放置したりすると、美しい景観と生活の快適さを損ねてしまいます。

だからこそ、どんな庭木にも大切なのが「適切な剪定」です。庭木や植物を長く愛し、目隠しとしての役割を全うしてもらうためにも、定期的な剪定を行いましょう。

また花木の剪定は、間違えると生長の妨げになることもあります。さらに高い位置の枝切は、ケガの原因となることもあるでしょう。そのため、無理はせず、状況に応じて剪定のプロに任せることを検討してみてください。

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