フロアコーティングの種類は主に4つ｜目的別におすすめの種類を紹介

目次

1. 1）フロアコーティングの役割
2. 2）フロアコーティングの種類
3. 　2-1）ウレタンコーティング
4. 　2-2）シリコンコーティング
5. 　2-3）ガラスコーティング
6. 　2-4）UVコーティング
7. 3）目的別｜おすすめのフロアコーティング
8. 　3-1）つやの少ないものを選びたい
9. 　3-2）子供がいるので、汚れや傷が付きにくいものを選びたい
10. 　3-3）ペットがいるので、滑りにくいものを選びたい
11. 　3-4）効果の長いものを選びたい
12. 4）フロアコーティングの種類に迷ったらプロに相談

ライター：池浜 由華
くらしの「コツ」を見つけるのが趣味。築30年以上のわが家には、住まいの悩みがたくさん。修理、リフォームを繰り返して、快適なくらしをめざしてます。

1）フロアコーティングの役割

床板につやを出すのが目的ならば、フロアコーティング以外にもワックスをかけるという手段があります。けれどもフロアコーティングはワックスでは担えない役割を持っています。

【フロアコーティングの役割】

床をコーティングせずに生活していると傷や汚れなどがひどくなり、床の劣化は避けられません。

長年の使用で傷みがひどくなった床板は、いずれ張替えが必要になってしまいます。

けれども、フロアコーティングしておけば床板へのダメージを最小限に抑えることができるので、長くきれいな床より長く維持できるのです。

2）フロアコーティングの種類

施工を依頼する事業者によっては、扱っているコーティングの種類が少ないことがあります。どんな種類があるかを知ってから問い合わせをすれば、事業者にすすめられるままにコーティング選びをしてしまい後悔したということを避けられます。

フローリングの種類は、ウレタン・シリコン・ガラス・ＵＶの4種類がメジャーで、さらに油性コーティングと水性コーティングに分かれます。

ここでは、それぞれの特徴を紹介していきます。

2-1）ウレタンコーティング

【特徴】

ウレタン樹脂を使って加工するコーティングで、コーティング剤によって水性と油性に分かれています。水性は安全性に配慮した液剤を使用しているのが特徴です。つやが少ないので、落ち着いた印象の仕上がりになります。

【耐用性】

他のコーティング剤よりも耐用性が低いですが、数年の間はメンテナンスせずにすみます。水性より油性のほうが、耐用性が高くなります。

【費用】

フロアコーティングの中でも低価格で施工できるため、初期費用を押さえたいが床の傷も防ぎたいという人に人気があります。

2-2）シリコンコーティング

【特徴】

滑りにくいので、小さなお子様やご年配のご家族がいるご家庭、ペットを飼っているご家庭におすすめです。

【耐久性】

床を覆う膜が柔らかく、油性のコーティングの中では耐久性が低くなります。椅子の脚カバーを利用したりマットを敷いたりするなど、擦り傷を少なくする工夫が必要です。

【費用】

油性コーティングの中では一番低価格で施工できます。床を守りたいけれど、初期費用が気になるという場合におすすめです。

2-3）ガラスコーティング

【特徴】

硬い膜で覆われているため、細かい傷や汚れが付きにくいのが特徴です。

つやが控えめで、落ち着いた印象に仕上がります。グリップ力が低いので、滑りやすいと感じる場合があります。

【耐久性】

硬度の高い液剤でコーティングしているため、耐久性と耐熱性があります。

【費用】

専用機材が必要ないので、UVコーティングより安く施工が可能です。扱っている事業者が多く、さまざまな事業者を比較して決めることができます。

2-4）UVコーティング

【特徴】

紫外線でコーティング剤を硬化させます。乾燥時間が短くなるので、入居までに日数が無い場合やすでに入居済みの物件での施工にぴったりです。

光沢が強いため、光が反射して部屋を明るく見せます。

【耐久性】

傷や汚れにも強いのが特徴です。耐用年数が20～30年ほどになることもあり、比較的長く床を守ることができます。

【費用】

UVコーティングには技術が必要で、専用の機材を使用するので、他のコーティングより費用が必要です。

けれども張替えや塗り直しのメンテナンスが少ないため、長期的には経済的になることがあります。

3）目的別｜おすすめのフロアコーティング

家族構成や希望のイメージなどに合わせて、おすすめの種類を紹介します。

3-1）つやの少ないものを選びたい

つやの出方の違いは、コーティング剤の膜の厚さと、下地剤の有無によって変わります。

つやを抑えた落ち着いた仕上がりを好むなら、シリコンか水性のコーティングがおすすめです。

3-2）子供がいるので、汚れや傷が付きにくいものを選びたい

傷に強いコーティングなら、UVコーティングかガラスコーティングがおすすめです。

どちらも厚い膜で覆われているので衝撃に強いのが特徴です。

それでも、​​​​尖っているものや強い力がかかれば破損することもあるため、フロアマットを上手に活用すると安心してフロアコーティングの床を楽しめます。

3-3）ペットがいるので、滑りにくいものを選びたい

滑りにくさを重視するなら、シリコンコーティングがおすすめ。

また、シリコンの次に滑りにくいのはＵＶコーティングといわれていて、水拭きや薬品にも強いのでペットが床を汚しても心配せずにすみます。

3-4）効果の長いものを選びたい

フロアコーティングの中で耐久性が低い水性コーティングは、いずれ塗り直しが必要になります。

ＵＶやガラスコーティングなら20～30年の保証がついているものが多く、ほとんど塗り直しも必要ありません。

4）フロアコーティングの種類に迷ったらプロに相談

フロアコーティングを検討しているなら、コーティングの種類を知ることが大切です。

もし、どの種類が自分の家に合っているかわからない場合は、複数の事業者に要望を伝えて相談してみるのがおすすめです。

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