
目次
- 1)コバエの種類と成長の早さ
- 2)卵の見た目は?卵の特徴と産み付ける場所
- 2-1)ショウジョウバエの卵
- 2-2)ノミバエの卵
- 2-3)キノコバエの卵
- 2-4)チョウバエの卵
- 3)卵はトイレに流さない!卵を駆除する方法
- 3-1)ほうきや雑巾で取り除く
- 3-2)コロコロやガムテープで取る
- 3-3)お湯をかける
- 3-4)殺虫剤を使う
- 4)卵を産み付けられないための予防法
- 5)コバエ駆除はプロに依頼もおすすめ!

ライター:池浜 由華
くらしの「コツ」を見つけるのが趣味。築30年以上のわが家には、住まいの悩みがたくさん。修理、リフォームを繰り返して、快適なくらしをめざしてます。
1)コバエの種類と成長の早さ

コバエは、小さいハエを指す呼び名です。家の中でよく見かけるコバエはおもに4種類。 家に飛んでいるハエの種類を特定できれば、卵のある場所を特定しやすくなるでしょう。
コバエの種類と卵の期間
種類 | 成虫の特徴 | 卵の期間 |
---|---|---|
ショウジョウバエ | 赤い目をしている。生ゴミや腐った果物に集まる。 | 約1日 |
ノミバエ | 素早く動く。とても小さく、食品に潜りこんでいることがある。 | 約12~15時間 |
キノコバエ | 腐った植物を好む。観葉植物の土に生息する。 | 約4~7日 |
チョウバエ | ハートのような羽が特徴。汚水やヘドロを好む。 | 約2~3日 |
コバエの成虫の駆除と予防策はこちらの記事も参考にしてください。

コバエは簡単駆除と予防対策で全滅へ!大量発生の原因も
コバエを駆除する方法を紹介します。気温25〜30℃を好むコバエは、梅雨〜秋に多く発生…めんつゆの手作りトラップや殺虫剤でコバエを全滅させましょう。さらに大量発生の原因やコバエの予防対策も徹底解説します。
動画でも紹介│コバエの駆除と予防
2)卵の見た目は?卵の特徴と産み付ける場所

コバエの卵はとても小さく、約0.5mm以下のものが多いため、成虫になって飛び回るまで、発生に気付かないことが多いです。
2-1)ショウジョウバエの卵
卵の色は白色で、細長い楕円形をしています。長さは約0.5mmほど。適温で育てば産卵の翌日には幼虫になります。
腐敗した匂いを好むため、ゴミや腐った植物などに寄ってきて卵を産み付けてしまいます。
2-2)ノミバエの卵
卵は乳白色の細長い楕円形をしていて、長さは0.5mmほどです。卵の期間は12~15時間と短く、産卵当日か翌日には幼虫になってしまいます。
肉などの食品を放置しておくと潜りこんで産卵することもあります。
2-3)キノコバエの卵
キノコバエは、腐葉土など湿り気のある土に卵を産みつけます。卵はとても小さく、0.1㎜ほどの長さです。
2-4)チョウバエの卵
チョウバエは、浴室のヌメリのある場所や排水口のヘドロなどに卵を産み付けます。
卵は0.3mmほどで、産卵直後は乳白色でだんだんと褐色に変化します。2~3日で幼虫になります。
3)卵はトイレに流さない!卵を駆除する方法

コバエが止まっているところには、卵があるかもしれません。見つけた卵を駆除したり、産み付けられていそうな場所を中心に掃除したりして対処しましょう。
卵の駆除に関するトラブル例として「吸い取った掃除機のゴミを放置したら、中で卵が孵化してしまった!」という声もありました。心配な方は使うのを控えても良いでしょう。
また、駆除した卵を排水口やトイレに流すのもNGです。掃除後はビニール袋に入れ、しっかり口を閉じて捨てましょう。詳しくご紹介していきます。
参考:御嵩町
3-1)ほうきや雑巾で取り除く
卵が壁や床にくっついている場合は、卵をほうきや雑巾で取り除く方法もあります。使ったほうきに卵を残さないようにして、できれば雑巾はそのまま捨てると発生を防げます。
3-2)コロコロやガムテープで取る
卵の場所がわかっているならば、ガムテープなどの粘着テープにくっつけて駆除することもできます。カーペットの掃除に使うコロコロを使えば、比較的広い範囲を駆除できます。
3-3)お湯をかける
コバエの卵や幼虫は暑さや寒さが苦手です。お湯を使える場所ならば、卵にお湯をかけて殺す方法もあります。
注意!
熱い湯を使用すると配水管を傷める場合があるので、60度くらいのお湯を使用してください。
参考:LIXIL
3-4)殺虫剤を使う
成虫に使用する殺虫剤は、製品によって卵や幼虫には効果がないものもあります。殺虫剤を購入するときには、卵にも効果があるものを選ぶようにしてください。
おすすめアイテム│フマキラー コバエ 駆除 殺虫剤 スプレー コバエバリア
食品成分で作られており、キッチンをはじめとした食品を扱う場所でも使用できる嬉しいスプレータイプの殺虫剤です。効果の持続目安は2日程度となっています。
4)卵を産み付けられないための予防法

コバエに卵を産み付けられないためには、コバエの好む場所を作らないように清潔に保つことが効果的です。
卵を産み付けられないためにすること
- 生ゴミはなるべく水分を取り除き、密閉して捨てる
- 台所や部屋に果物や肉を長時間放置しない
- 排水口をきれいに保ち、パイプクリーナーなどを使ってヌメリを取り除く
おすすめアイテム│排水口 コバエ退治 ヌメリとりプラス
排水口に入れるだけで幼虫の駆除、成虫の発生を約2週間〜1ヵ月抑える効果が期待できます。おまけにコバエへの効果だけでなく、ヌメリとりや除菌・防臭効果も期待できるすぐれものです。
5)コバエ駆除はプロに依頼がおすすめ!

コバエは生ゴミや排水口、観葉植物の土などに卵を産み付け、数日で成虫になります。早めに卵を駆除できれば成虫の発生を防げますが、卵はとても小さいので自分で見つけられないこともあります。
コバエを大量発生させないために、早めに専門業者に駆除を依頼して駆除してもらいましょう。
利用者の声
どこが原因なのか、なぜ虫が繁殖してしまったのかなど丁寧に教えていただけました。 また、今後どのようにしたら虫が近寄りにくくなるかなども教えていただきました。 作業も細かい所まで見てくださり、助かりました。
利用時期:2021年6月
くらしのマーケットには、コバエ駆除のプロが多数登録しています。口コミや料金で比較して検討できるので、大量発生させる前に相談してみてください。
コバエの卵をしっかり駆除して、気持ちよく暮らせるといいですね。