ハクチョウゲの生垣のお手入れ方法！うまく育たない原因も

目次

1. 1）ハクチョウゲは生垣にぴったりな庭木
2. 2）ハクチョウゲの生垣のお手入れ方法
3. 　2-1）水やりと肥料の与え方
4. 　2-2）剪定方法
5. 　2-3）増やし方
6. 3）ハクチョウゲがうまく育たない原因
7. 　3-1）花が咲かない
8. 　3-2）葉が枯れた
9. 　3-3）生長しない
10. 4）ハクチョウゲの生垣を上手に育てよう

ライター：endang38
2児のママライター。大変な子育てや家事をいかに楽しく簡単にするか日々奮闘中。暮らしのヒントをわかりやすくお伝えしていきます！

1）ハクチョウゲは生垣にぴったりな庭木

ハクチョウゲは「白丁花」の名前のとおり星形の小さな白い花を咲かせる常緑低木です。5月から7月頃に、「純愛」という花言葉にぴったりな可愛らしい花が咲くのが魅力。

8重に重なる「ヤエハクチョウゲ」はボリュームのある花びらが付く種類なので、花を楽しみたい方におすすめです。また、葉に白い斑入りの「フイリハクチョウゲ」は、花が咲かない時期も美しくお庭を彩ります。

ハクチョウゲは、病害虫に強く刈り込みにも耐える丈夫な性質で、旺盛な萌芽で枝葉が密集するため生垣にもぴったり。ただし耐寒性がやや低いため、関東より北の地域では冬に葉を落とすこともあります。寒い地域では生垣にせず、鉢植えや盆栽にして冬は室内に取りこむことで長く楽しめるでしょう。

2）ハクチョウゲの生垣のお手入れ方法

ハクチョウゲを生垣で育てる場合は、日当たりがよく風通しの良い場所に植え付けましょう。乾燥や湿気に強く土質も選ばないので、初心者の方でも育てやすいのが特徴です。

ただし、夏の強い日差しには弱く葉焼けを起こす恐れがあるため、場合によってはネットなどで遮光すると良いでしょう。

2-1）水やりと肥料の与え方

地植えのハクチョウゲは水やりは必要なく、自然の降雨で十分です。ただし、夏場の日照りが続いている場合は、涼しい朝か夕方に水やりをして乾燥を防ぎましょう。

鉢植えで育てる場合は、土の表面を触ってみて乾燥しているようであれば、たっぷりと水やりをします。

肥料は1年に1度で十分です。2月頃に緩効性化成肥料を株元に与えましょう。

2-2）剪定方法

ハクチョウゲは生長が旺盛なので、剪定で形を整える必要があります。また、枝葉が混み合うと蒸れて株が弱ってしまうこともあります。

春と秋の生長が落ち着く7月上旬と10月上旬頃に、伸びすぎた枝や混み合っている部分を切り落としましょう。

2-3）増やし方

ハクチョウゲの寿命は約10年と言われていて、その頃になると生育が衰えます。しかし、寿命を迎える前に挿し木などで株を更新することで長い間楽しめますよ。

剪定した枝を使って挿し木に挑戦してみましょう。新しい枝よりもある程度成長した枝を使うのがポイントです。

1. 10cmほどに枝を切る
2. 水に数時間挿しておく
3. 挿し木用の培養土に枝を挿す
4. 根付くまでは明るい日陰で管理する
5. 冬の休眠期を避けて植え付けをする

3）ハクチョウゲがうまく育たない原因

ハクチョウゲを育てていると、思うように育たないこともあるかもしれません。それぞれの原因を理解し改善することで、また元気な姿を取り戻してくれるでしょう。

3-1）花が咲かない

ハクチョウゲの花が咲かない原因は、日照不足と剪定で花芽を切り落としてしまったことが考えられます。

ハクチョウゲは比較的丈夫なので半日陰でも育ちますが、その場合は生長が遅く花付きが悪くなってしまいます。花を楽しみたいという方は、日向に植え付けると良いでしょう。

また、剪定で花芽を切り落としてしまった可能性もあります。ハクチョウゲは春から夏にかけて花芽をつけるので春の剪定は避けた方が良いでしょう。強い剪定にも耐えられる丈夫な性質ですが、花を咲かせる目的の場合は、伸びすぎた部分を整える程度に剪定するのがおすすめです。

3-2）葉が枯れた

ハクチョウゲの葉が枯れる原因は3つあります。

まず、寒すぎる環境で育てている場合です。ハクチョウゲは耐寒性がやや低いため、寒い地域で育てていると冬場に葉が枯れてしまいます。その場合は生垣には向いていないため、鉢植えにして冬は室内で育てましょう。

2つ目は、葉焼けです。夏の強い日差しに当たると葉焼けして枯れてしまうことがあります。日差しを遮るネットなどを活用して様子をみましょう。

3つ目は、水切れです。乾燥に強いハクチョウゲですが、極度に乾燥すると枯れてしまいます。地植えでも晴天続きで乾燥しているようなら、たっぷりと水やりをしましょう。

3-3）生長しない

生長が旺盛なハクチョウゲが、なかなか育たないという場合は以下の原因が考えられます。

1つ目は、株の寿命です。ハクチョウゲは他の植物より寿命が短く10年ほどと言われています。長く育てたい場合はあらかじめ挿し木で株を増やしておくといいでしょう。

2つ目は、日照不足です。丈夫なハクチョウゲは半日陰でも枯れずに育ちますが、旺盛な生長はできません。大きく育てたい場合や花を楽しむ目的であれば日当たりのいい場所で育てましょう。

また、斑入りの葉のはずなのに、綺麗な模様が出ないという場合は、栄養不足が考えられます。堆肥を株周辺の土に混ぜ込んで様子を見ましょう。

4）ハクチョウゲの生垣を上手に育てよう

ハクチョウゲは丈夫で生長が旺盛なため、生垣に向いている植物です。ただし、日照不足だと生長が進まず、花付きが悪くなってしまいます。日当たりと風通しのいい場所で、適度な剪定で形を整えて管理をしましょう。

また、ハクチョウゲの寿命は短く、10年ほどで株の生長が衰えます。あらかじめ挿し木で株を更新しておくことで何年も楽しめますよ。

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