テレビアンテナが台風で受ける影響と対策 テレビが映らなくなるって本当?

2024.3.6 更新

テレビアンテナ

\台風対策で新しいテレビアンテナを取り付けたい!/

テレビのアンテナをプロに取り付けてもらう

目次

  1. 1)テレビアンテナは台風の影響を受けることがある
  2. 2)地デジアンテナとBS/CSアンテナの台風対策
  3.   風に強いアンテナと交換する
  4.   設置する場所を変える
  5. 3)台風でテレビの映りが悪くなったら「アンテナレベル」を確認
  6.   アンテナレベルが低い場合は状態を目視で確認
  7.   テレビの映りが悪くなるその他の原因
  8.   「倒れている」「落下している」場合は事業者に修理・交換を頼む
  9. 4)アンテナ取り付けや修理にかかる費用相場
  10.   台風でアンテナが倒れたら火災保険が適用される場合がある

この記事でわかること

テレビアンテナは台風の影響を受ける?
テレビアンテナは、台風による影響を受けることがあります。特に高い場所に設置していたり、アンテナがガタついていたりする場合は、台風の強風や豪雨によりアンテナの位置がずれたり、倒れたりする危険があるので注意してください。

テレビアンテナの台風対策が知りたい
テレビアンテナの台風対策は、「風に強いアンテナと交換する」「テレビアンテナを設置する場所を変える」の2つです。また、古いアンテナを取り付けている場合は、しっかり取り付けられているか専門の事業者に点検してもらうのもよいでしょう。


1)テレビアンテナは台風の影響を受けることがある

アンテナ

テレビアンテナは、台風による大雨や強風の影響で「電波を遮られて受信しにくくなる」「アンテナの向きや位置がズレる」「アンテナが倒れる・落下する」ことがあります。

テレビアンテナに異常があると、自宅にある全ての部屋のテレビが「映らなくなる」「映りづらくなる」などの症状が現れます。

特に衛生放送を観るのに必要なBS/CSアンテナは、衛星の方向に向けて設置するため少しでもズレると電波を受信しづらくなります。

特に以下のような場合、アンテナが台風の影響を受ける可能性が高いので注意が必要です。

  • 高い場所に配置している
  • アンテナを固定している部品の劣化
  • 屋根の劣化


台風でなくても「少し強い風が吹くとテレビの映りが悪い」という場合は、「アンテナが風の影響を受けやすい状態」「しっかり固定できてない」可能性が高いので、対策するのをおすすめします。

参考:BS/110度CS衛星アンテナの、角度・向きの調整方法は?|SONY

2)地デジアンテナとBS/CSアンテナの台風対策

地デジアンテナとBS/CSアンテナの台風対策を紹介します。


※※注意※※
賃貸物件で台風の影響が心配な場合は、勝手にテレビアンテナを交換したり、設置場所を変えたりすることができないので、管理会社や大家さんへ相談しましょう。

風に強いアンテナと交換する

風に強いアンテナ

台風対策として、風に強いアンテナと交換するのがおすすめです。

風に強いかどうかは、アンテナの「耐風速性能」を確認するとわかります。交換する場合は、猛烈な風に対応できるよう、「耐風速50m/s」以上のアンテナを選ぶとよいでしょう。

「風速50m/s」は木造の家の場合変形したり倒壊するほどの強風です。

また、地デジアンテナの場合、箱型の「デザインアンテナ」であれば壁に取り付けられるため、風の影響を受けにくいのでおすすめです。

参考: 風の強さに関する用語|気象庁, 50形BS・110度CSアンテナ(耐風速90m/s)|製品情報|DX ANTENNA

アンテナの耐用年数は10年

国税庁の減価償却資産の耐用年数表によると、テレビアンテナの耐用年数は10年です。耐用年数とは、不具合なく使える期間のことを指します。
もし、テレビアンテナが取り付けてから10年経っている場合は、専門の事業者に「アンテナの点検」や「しっかり取り付けられているか」を確認してもらうとよいでしょう。

参考:減価償却資産の耐用年数表|国税庁

くらしのマーケットでは、「アンテナ工事・取り付け」サービスも提供しています。

アンテナを新しいものに交換したい場合は、利用してみてください。

アンテナ工事・取り付け の料金・口コミを見る

テレビのアンテナの取り付けについて詳しく知りたい方は、テレビアンテナ工事の記事もあわせてご覧ください。

アンテナ工事

設置する場所を変える

アンテナの位置変え

アンテナを設置する場所を風を受けにくい場所に変えるのも、台風対策のひとつです。

しかし、アンテナには電波を受信できる場所が限られています。

現在設置している場所でしか電波を受信できない場合は、耐風速性能に優れたアンテナに変えるのをおすすめします。

光回線を利用してテレビを見る方法もある

アンテナの台風被害が不安という場合は、光回線を利用してテレビを見る方法もあります。アンテナが不要なので、台風によるアンテナの破損や落下などは気にせずにすみます。

くらしのマーケットではアンテナの撤去も行っています。台風対策として光回線を利用してテレビを見られる環境にする場合、利用してみてください。

アンテナの撤去の料金・口コミを見る

3)台風でテレビの映りが悪くなったら「アンテナレベル」を確認

アンテナレベル

台風でテレビの映りが悪くなったら、テレビでアンテナレベルを確認するのがおすすめです。

アンテナレベルとは、テレビ放送の受信している電波の強さを表しています。

確認すれば何が原因で「テレビが映らない」「テレビの映像が乱れている」のか推測しやすくなります。

確認方法は使っているテレビの機種によって異なりますが、「設定」や「サブメニュー」などから行えます。

アンテナレベルが0の場合は、電波を受信できてないので「アンテナの故障」「周辺機器の故障」が考えられます。

また、レベルが低くても悪天候で電波が遮られているだけの場合は、台風が去れば改善されます。

アンテナレベルが高すぎるのは危険?
アンテナレベルが高すぎる場合、テレビが見えないことがあります。ブースターの調整やアネッター(減衰器)設置することで、改善できる可能性があります。

参考: テレビ(ビエラ)のアンテナレベルの目安を知りたい |よくある質問|Panasonic

テレビ画面に「E201」「E202」と表示される場合も

テレビ画面に「E201」と表示されたら、雨などで電波の受信が弱く、画像が粗い「低階層映像」に切り替えた状態を示すため、天候が落ち着けば改善される可能性が高いです。
「E202」のエラーコードが表示されている場合は、アンテナが電波を受信できていないということです。台風が来ているときにエラーがテレビ画面に表示されたら、テレビアンテナが何かしらの影響を受けていると考えられます。

参考:「E201」と表示される。”降雨対応放送”に切り換わりました|Panasonic

アンテナレベルが低い場合はアンテナの状態を目で確認

アンテナレベルが低い場合は、天候が落ち着いてきてから「アンテナが倒れていないか」「ズレた様子がないか」を確認しましょう。

アンテナが落下していなくても、ズレたりその場で倒れていたりしていると部品がどこかに飛ばされている可能性があります。

高所に登るのは危険なので自分でできる範囲で確認し、隣人に何か被害がないか、確認しておくと安心です。

テレビの映りが悪くなるその他の原因

「テレビ映りが悪い」「テレビが見られない」という場合、台風以外に原因があるかもしれません。


テレビ周辺機器の劣化・故障

分配器

他の部屋のテレビが映っているなら、室内のアンテナ端子からテレビに繋がっているどこかの機器に問題がある可能性があります。

テレビはアンテナから、混合器・ブースター・分配器・分波器・チューナーなどの機器とケーブルでつながっています。

どれか1つでも劣化・故障すると、テレビが映らなくなったり、映りが悪くなったりすることがあります。

分波器やブースター・ケーブルなどを交換してみれば故障場所を特定できますが、自分で何が故障しているのかを特定するのは難しいです。

テレビアンテナの配線をしてくれる事業者に相談してみるとよいでしょう。

参考:ケーブル・テレビ端子等|【参考】 受信設備不良の事例|受信環境クリーン協議会

テレビの故障

テレビ

テレビに何も映らない場合やテレビのメニュー画面の映りも悪い場合は、テレビ本体が故障しているかもしれません。

テレビの故障はメーカーに依頼でき、保証期間内であれば無料か安い料金で修理してもらえる可能性があります。

しかし、保証期間が終了していると、修理代が高く新しいテレビを買った方が安い場合もあります。また、テレビが古すぎると修理してもらえないこともあるので、メーカーに問い合わせてみましょう。

参考:古いテレビですが、まだ修理できますか? / 修理するといくら位かかりますか?|SONY

配線に問題がある

テレビの配線

アンテナケーブルをつなぐ端子が緩んでいたり、レコーダーやチューナーなどのつなぎ方が間違っているなど、配線に問題があるとテレビの「映像が乱れる」「映像が映らない」ことがあります。

室内のアンテナ端子から、「しっかり配線できているか」「差し直したり端子が緩んでいないか」などを確認するとよいです。

また、レコーダーやチューナーがつながっている場合は、ただしく配線できているか取り扱い説明書を見てみましょう。

テレビの配線に関して詳しく知りたい方は、テレビ配線の記事もあわせてご覧ください。

テレビ配線

参考:ケーブル・テレビ端子等|【参考】 受信設備不良の事例|受信環境クリーン協議会

家電の影響

加湿器

テレビアンテナの故障や周辺機器などは問題なくても、家電の影響で電波障害が起きテレビが映りにくくなることがあります。

「新しく家電を購入して使っている」「普段使っていなかった家電を利用している」という場合は、一度電源を切ってテレビの様子を見てみるとよいでしょう。

参考:テレビの受信障害|受信環境クリーン協議会

「倒れている」「落下している」場合は事業者に修理を頼む

アンテナ修理事業者

テレビアンテナが倒れていたり、落下していたりする場合はアンテナ修理を行っている事業者に依頼しましょう。

アンテナは高い場所に設置してあることがほとんどなので、自分で設置しなおすのは危険です。

くらしのマーケットには、「アンテナ修理・調整」を行っている事業者が揃っています。口コミから信頼できる事業者を探せるので、ぜひ利用してください。

アンテナ修理・調整の料金・口コミを見る

屋根や外壁などが破損している場合もあるため注意

アンテナが倒れたり、落下したりした衝撃で屋根や外壁などが破損している場合もあるため、家周辺を確認しましょう。しかし、屋根のように高い場所を自分で確認するのは危険です。アンテナの修理や交換を依頼した事業者に破損している様子があるか見てもらったり、屋根の修理をしている事業者に相談してみるとよいです。

4)アンテナ取り付けや修理にかかる費用相場

アンテナ取り付け費用

テレビアンテナ修理・取り付けにかかる費用相場は、以下のとおりです。

内容相場料金
アンテナ工事・取り付け 地デジ:UHFアンテナ20,000円〜27,000円
地デジ:デザインアンテナ24,000円〜33,000円
BS/CSアンテナ23,000円〜30,000円
アンテナ撤去9,000円〜14,000円
アンテナ修理・調整 アンテナ方向調整 / 箇所9,000円〜11,000円
アンテナの立て直し・固定 / 箇所12,000円〜14,000円

テレビアンテナの取り付けや修理にかかる費用は、依頼する事業者によって異なります。

また、アンテナを新しいものと交換する場合、既存のアンテナを撤去・回収する費用もかかるので、事前に見積りを取るのを忘れないようにしましょう。

アンテナ工事・取り付け の料金・口コミを見る アンテナ修理・調整の料金・口コミを見る

台風でアンテナが倒れたら火災保険が適用される場合がある

火災保険では、台風などの自然災害によって倒れたアンテナは「建物」に当てはまり、補償の対象になります。

一般的に以下のような点が当てはまれば、補償の対象になるでしょう。

火災保険の補償が適用されるおもな条件

  • 加入している保険の補償対象を「建物」で契約している
  • アンテナの倒壊の原因がアンテナや屋根の経年劣化ではない
  • 被害にあった日から3年以内に申請している
  • 損害金額(修理費用など)が免責金額以上になる

補償の対象が「家財」のみであったり、アンテナが壊れた原因が自然災害によるものでなかったりする場合は、補償の対象外になります。

免責金額に満たない場合も補償されないため、加入している保険の内容を確認して、不明点があれば問い合わせてみましょう。

参考:総務省消防庁|損害保険

火災保険を使って修理を依頼する手順使を詳しく知りたい方は、アンテナ修理に火災保険が使えるのか記載した記事もあわせてご覧ください。

火災保険

他にこんなサービスもあります

【屋根修理】

屋根の雨漏りでお悩みの方や台風前の防災対策をしたい方は屋根修理にお任せください。これまでの屋根を解体・撤去し、新しい屋根にする葺き替えタイプと現在の屋根の上に新しい屋根を載せて覆うカバー工法のタイプがあります。葺き替えは屋根の軽量化による地震対策をしたい方、カバー工法は解体工事が不要なので費用を抑えたい方におすすめです。

屋根修理屋根修理を利用する

【壁掛けテレビの設置】

くらしのマーケットでは、壁掛けテレビの設置も依頼することができます。プロがテレビの壁掛け、下地の補強、配線の壁内隠蔽をしてくれます。おうち時間が長くなり、テレビを壁掛けにしておしゃれな空間をつくりたい方にもおすすめです。

壁掛けテレビの設置壁掛けテレビの設置を利用する

著者の写真

ライター:森田さなえ
2年前に中古自宅を購入。テレビアンテナが壊れていたり、害獣被害に遭ったりしていますが、専門事業者さんに助けられ、やっと住心地が抜群になりました。

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

頼みたいカテゴリがある

ハウスクリーニング・不用品回収・引越し・出張カメラマン・庭木剪定・アンテナ工事・家具の組み立てなど、幅広いカテゴリがあります。あなたの「これプロに頼みたい」がきっと見つかるはず。

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比較が簡単だから選びやすい

各事業者は一覧で同じ作業内容の料金を表示しているため、料金比較が簡単です。
さらに実際に利用した方の口コミを見てプロに依頼することができます。口コミ評価や量はもちろん、口コミの内容をチェックすると、予約から当日までのやりとりや対応もイメージしやすくなります。

万が一の保証もしっかり

自宅で作業を行う出張・訪問サービスは不安に思う方もいるかもしれません。
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