家電量販店のテレビコーナーでは、「4K」という表示の付いたテレビが数多く並んでいます。4Kテレビの普及は次第に進んでいますが、4K放送についてはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
4Kテレビの購入を考えている人はもちろん、すでに4Kテレビを持っている人にも役に立つ、解像度の違いや4K放送の視聴についてわかりやすくご説明します。
この記事でわかること
- 4K・解像度の言葉の意味
- フルHD・4K・8Kの解像度比較
- 4K放送の視聴や録画について
- 4K放送の開始日とチャンネル一覧
目次
- 1)4K・解像度の言葉の意味
- 2)フルHD・4K・8Kの解像度の比較
- 3)4K放送が始まると従来の放送をテレビで見れない?
- 4)4K放送の開始はいつから?
- 5)4Kテレビを買えば4K放送の視聴はできる?
- 6)4K放送の視聴に必要なもの
- 7)4K放送を行う予定のチャンネル一覧
- 8)4K放送の録画はできる?
- 9)4K放送を見るために必要な工事をするなら
1)4K・解像度の言葉の意味
家電量販店のテレビコーナーで、「4K」や「解像度」という言葉をよく目にしますが、「いまいち言葉の意味がわからない!」という人も多いのではないでしょうか。
はじめに、「4K」や「解像度」といった言葉の意味を説明します。
「4K」の意味
「K」とは「1,000」を意味する単位です。重さ1,000gを「1kg」と表すように、1,000の単位に「k」が使われます。テレビの場合、「K」と表記されます。
テレビ画面の表面は色が付いた細かい点の集まりでできており、「4K」はその点の数が横方向に約4,000個あることを示しています。
※正式には、テレビ画面の横方向に並ぶ点の数は3,840個です。
「解像度」の意味
「解像度」とは、画像の細かさを表現する度合いのことです。
4Kなどの薄型テレビでは、映像を構成する細かい色付きの点を「画素」と呼び、その点の数は「画素数(ピクセル)」で表されます。ひとつのテレビ画面の画素数を「3,840×2,160」のように「横×縦」で表したものを「解像度」と呼びます。
画素数(ピクセル)が多いほど細やかな表現が可能となり、なめらかで美しい映像になります。
2)フルHD・4K・8Kの解像度の比較
フルHD・4K・8Kといったテレビの区分は、解像度の違いによるものです。
ここでは、それぞれの解像度について比較しながらご紹介します。
フルHD(フルハイビジョン・2K)
フルHD(フルハイビジョン・2K)は、横1,920×縦1,080で約207万画素です。
※2Kの機種の中には、フルHDよりも高い解像度を持つ機種もあります。したがって、必ずしも2KとフルHDの解像度は一致しない場合があります。
4K
4Kは、横3,840×縦2,160の約829万画素です。フルHDと比べると約4倍の解像度です。
8K(スーパーハイビジョン)
8Kは、横7,680×縦4,320の約3,318万画素です。フルHDと比べると約16倍の解像度です。
3)4K放送が始まると従来の放送をテレビで見れない?
現在の放送は今後も継続されます。したがって、既存のテレビ・アンテナ・チューナーで、地上デジタル放送(以降、地デジ)やBS・CS放送の視聴が可能です。
新4K8K衛星放送(※1)の視聴をお考えでなければ、テレビ・アンテナ・チューナーなどを買い換える必要はありません。
※1:新4K8K衛星放送
2018年に始まるBS・110度CSの4K・8K放送。現在の衛星放送とは違う方式による放送。
4)4K放送の開始はいつから?
BS・110度CSの新4K8K衛星放送は、2018年12月1日から開始予定です。
※放送事業者により放送開始予定日は異なる場合があります。
5)4Kテレビを買えば4K放送の視聴はできる?
現在販売中の4Kテレビ(※2)・4K対応テレビ(※3)の大半は、新4K8K衛星放送の番組を受信する機能はありません。
したがって、4K放送を視聴するためには、4K対応のアンテナやチューナーなどの機器も揃える必要があります。
※2:4Kテレビ
4Kテレビは、110度CS対応の4Kチューナーが内蔵されているため、4Kの110度CS放送を視聴できます。しかし、4KのBS放送を視聴するためには、 BSにも対応するアンテナや4Kチューナーなどが必要です。
※3:4K対応テレビ
4K対応テレビは、BS・110度CSともに4K対応チューナーが内蔵されていません。したがって、4KのBS・110度CS放送は視聴できません。4KのBS・110度CS放送を視聴するためには、BS・110度CSアンテナや4Kチューナーなどが必要です。
6)4K放送の視聴に必要なもの
- 4Kテレビ・4K対応テレビ
- BS・110度CSアンテナ
- 4Kチューナー(BS・110度CS対応)
- ケーブル
- ブースター
- 分配器
- 分波器
- 直列ユニット
- テレビ端子
BS左旋(※4)の4K放送の場合、アンテナやチューナーなどを交換する必要があります。しかし、 BS右旋(※4)の4K放送の場合、使用中のアンテナやチューナーなどを交換する必要はなく、引き続き視聴が可能です。
安定した視聴のためには、4K対応の機器を揃える必要があります。
※4:BS左旋・BS右旋
BS・110度CS放送は、衛星から電波を発信しています。電波は、らせん状に回転しており、その回転方向が進行方向に対して右回りのものを右旋円偏波、通称「右旋」、左回りのものを左旋円偏波、通称「左旋」と呼びます。なお、現行のBS放送では右旋が使用されています。
7)4K放送を行う予定のチャンネル一覧
4Kの視聴ができる放送は、BS放送と110度CS放送です。地デジは、4K対応を行っていません。
4K放送を行う予定のチャンネルについて紹介します。
BS放送
現在、BS放送は右旋と左旋の2つの方式による放送があります。
右旋
▼2018年12月1日 放送開始予定
- NHK SHV 4K
- BSジャパン
- BS-TBS 4K
- BSフジ 4K
- BS朝日
▼2019年12月1日 放送開始予定
- BS日テレ
既存のBSアンテナやチューナーなどでも視聴できる場合もありますが、安定した視聴には4K対応の機器を揃える必要があります。
左旋
▼2018年12月1日 放送開始予定
- ショップチャンネル
- QVC
- 映画エンタテインメントチャンネル
▼2020年12月1日 放送開始予定
- WOWOW
BS左旋の放送を視聴するためには、 4K対応のアンテナやチューナーなどの機器を揃える必要があります。
110度CS放送
現在、4Kの110度CS放送は、左旋による放送のみです。「スカチャン4K」の放送が2018年12月1日に開始される予定です。
110度CS放送を視聴するためには、 4K対応のアンテナやチューナーなどの機器を揃える必要があります。
8)4K放送の録画はできる?
原則、4K放送の録画は可能です。ただし、著作権者の意向で、放送事業者が録画を禁ずる可能性もあります。
既存のレコーダーの中には、4K放送の録画や再生が可能な機種もありますが、新4K8K衛星放送対応のレコーダーの使用をおすすめします。
9)4K放送を見るために必要な工事をするなら
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