窓のサッシから雨漏りが！原因と3つの応急処置法を紹介！

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目次

1. 1）雨漏りはどこから？考えられる5つの原因！
2. 2）自分で直せる？3つの応急処置方法
3. 　2-1）ベニヤ板で窓をふさぐ
4. 　2-2）雑巾や吸水シートで、水分を吸い取る
5. 　2-3）コーキング剤で埋める
6. 3）応急処置後はプロに相談を！

ライター：池浜 由華
くらしの「コツ」を見つけるのが趣味。築30年以上のわが家には、住まいの悩みがたくさん。修理、リフォームを繰り返して、快適なくらしをめざしてます。

1）雨漏りはどこから？考えられる5つの原因！

窓の雨漏りによくある５つの原因を紹介します。雨漏りに困っている人は、あてはまるものはないか確認してみてください。

1-1）引き違い窓の重なり部分

引き違い窓は、2枚のガラス窓を左右に引いて開けるタイプの窓。一般的な住宅によく使われているものです。

このタイプは、開閉しやすいように2枚の窓の重なる部分にすき間が空いています。そのため、横殴りの雨が降ったときには、すき間から雨が降り込んでしまうことがあるのです。

とくに修理は必要ありませんが、すき間部分に雑巾などをあてて、雨水が入らないようにします。

1-2）外壁のひび

外壁は、長年の日光や雨風で劣化が進み、ひび割れが起きることがあります。
外壁塗装は耐用年数は10年ほど。10年以上経っている家の場合は、外壁塗装の劣化を疑ってみてください。

見つけたひび割れの幅が小さい場合は、一時的にコーキング剤で雨水の侵入を防ぐことができますが、表面から見えない部分も破損している場合があるので、専門家に診断してもらうと安心ですね。

参考：第2章 長寿命化改修各論 ～耐久性向上編～（2）｜文部科学省

1-3）窓の上の屋根

窓から雨や日光が直接入り込むのを避けるために取り付けられる、窓の上の小さな屋根。 この屋根や周囲が破損していることで、サッシをつたって家の中に雨が入り込むことがあります。

外壁のチェックだけでなく、窓の上の屋根や周りに、ひびが入っていないかも確認しましょう。

1-4）防水処理の施工不良

サッシを取り付ける際にする防水処理。防水シートや防水テープなどで壁を密閉し、建物に水が入り込まないようにする施工です。
しかし、防水シートや防水テープにシワが寄っていたり、適切に処理されていないと、すき間から水が入ってしまうことがあります。

とくに、建築後、あまり年数の経っていない建物なら、施工不良の可能性もあるので、早めに専門家に相談してみることがおすすめです。

1-5）コーキング剤の劣化

窓の雨漏りの原因で多いのが、コーキング剤の劣化。
コーキング剤は、窓と壁のすき間を埋めるように塗ると、ゴムのように固まって雨水の侵入を防ぎます。

日差しや温度など環境によって違いはありますが、コーキング剤の耐用年数はおよそ5～10年。年を経るごとに硬化が進み、割れが生じてしまうことがあります。

サッシを設置してから5年以上経っている場合は、サッシ周りのコーキング剤が劣化をチェックしてください。

参考：コーキング材の寿命と弱点｜シャープ化学工業株式会社

2）自分で直せる？3つの応急処置方法

雨漏りの原因を正確に特定するのは、素人には難しいため、専門家に依頼し、きちんと修理することが必要です。

けれど、すぐに修理を依頼できない場合などは、自分で応急処置をしておきましょう。

2-1）ベニヤ板で窓をふさぐ

強風で雨が吹き込んでいる状態では、雨漏りの原因を見つけるのが難しいです。 まずは、窓全体を覆うようにベニヤ板でふさいだり、雨戸を閉めておきましょう。

2-2）雑巾や吸水シートで、水分を吸い取る

すでに入り込んでいる雨水をそのままにしておくと、壁紙や床のシミやカビの原因になります。 入り込む場所を雑巾でふさいだり、吸水シートを置いて壁や床が濡れるのを防ぎましょう。

2-3）コーキング剤で埋める

外壁や窓枠の周りに見つけたすき間やひび割れには、コーキング剤を使って埋める方法がおすすめです。

①コーキング剤はどこで売ってる？

コーキング剤は「シリコン補修材」というような名前でも販売されていることが多いです。 ネットショップで購入できますが、ホームセンターや100円ショップでも販売しています。

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②コーキング剤のすき間の埋め方

1. コーキング剤を塗る部分の周辺にシーリング剤が付かないように、マスキングテープを貼っておく。
2. シーリング剤をすき間に注入し、表面が平らになるようにヘラでならす。
3. 乾く前に、マスキングテープをはがす。
4. 完全に乾かす。

参考：シリコンシーラントについてのガイド｜アールエスコンポーネンツ株式会社

4）応急処置後はプロに相談を！

窓枠付近での雨漏りの応急処置は、自分で行うことが可能です。
けれども、適切に対処しないと建物への被害が進むことがあります。自分でできるのは、応急処置まで。少しでも早く専門家に診断してもらうことが大切です。

応急処置は雨風の強いときは避け、足元など十分注意して行ってくださいね。

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