木蓮の花を楽しむための剪定方法|正しい剪定時期と方法が重要!

2024.1.22 更新

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木蓮の花

目次

  1. 1)木蓮の剪定は必要?
  2. 2)木蓮の木の剪定方法
  3. 3)剪定の時期
  4. 4)剪定に必要な物
  5. 5)剪定時に注意すること
  6. 6)まとめ

1)木蓮の剪定は必要?

木蓮は成長スピードが早く、剪定を行わないとすぐに4〜5mまで成長してしまいます。美しい樹形を保ったり、花を綺麗に咲かせたい場合は剪定が必須です。

しかし剪定の時期や方法を間違えると、花が咲かなかったり木が弱ったりしてしまう可能性があります。
以下では、木蓮の剪定方法を詳しく解説しますので、是非参考にしてみてください。

2)木蓮の木の剪定方法

木蓮の選定方法は以下の2通りあります。

強剪定樹高をコントロールする剪定
弱剪定不要な枝葉を落とすための剪定

ここでは、それぞれの剪定方法・適した剪定時期・剪定に必要な道具を紹介していきます。

2-1)強剪定の剪定方法

強剪定とは、木蓮が成長した際に樹高をコントロールするために行う剪定です。

強剪定の手順

  1. 枝が分かれた箇所から5〜10cm離れた場所を切る
  2. 切り口に癒合剤を塗る

強剪定は木へのダメージが大きく、場合によっては枯れる原因にもなりかねません。
切り口に癒合剤を塗ると、水分や栄養が流れ出るのを防ぐことができるので、強剪定をする際は積極的に使用しましょう。

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2-2)弱剪定の剪定方法

弱剪定とは、花芽や葉芽を残して、混み合った部分のみを剪定する、一般的な剪定方法です。

弱剪定の手順

  1. 枝や葉が混み合っている部分を見つける
  2. 葉芽がついている枝を見つける
  3. ②の枝が分岐している根元を切り落とす
  4. 混み合った部分がなくなったら完了

弱剪定では、徒長枝(とちょうし)や伸びすぎた枝を剪定しましょう。
徒長枝とは、木の幹や枝から真っ直ぐに伸びている枝のことで、樹形が乱れる原因となる枝です。

徒長枝を剪定することで、樹形を美しく保てる以外に、徒長枝以外の枝や花芽に栄養を集中でき、綺麗な花を咲かせられるメリットがあります。

徒長枝と一緒に、ヤゴも剪定しましょう。ヤゴは株元から生える枝で、成長スピードが早くどんどん伸びてしまうため、放置すると樹形や成長に影響が出てしまいます。

美しい花を咲かせたり、育ちやすい環境を整えてあげるためにも、弱剪定は欠かせません。

3)剪定の時期

冬の木蓮

強剪定・弱剪定に適した時期は、11〜2月です。

11〜2月は木蓮の休眠期間のため、剪定によるダメージが最小限で済みます。さらに、冬の時期は葉や花がないため、剪定をする場所を定めやすく、失敗も最小限に抑える事ができます。

剪定の時期や方法を間違えると、花が咲かなくなる可能性もあるので、正しい時期を守って剪定しましょう。

4)剪定に必要な物

剪定の際に必要なものは以下の通りです。

  • 剪定ノコギリ
  • 剪定バサミ
  • 脚立
  • ゴミ袋
  • 手袋

弱剪定では混み合った枝を切るだけなので剪定バサミがあれば十分ですが、強剪定では太い枝を切る必要があるため、剪定ノコギリが必要です。

また強剪定をするような木蓮は、樹高が高くなっているので、高さに合わせた脚立も必要です。

枝を剪定する際に肌を切らないよう長袖長ズボンを着用し、安全にも配慮しましょう。

5)剪定時に注意すること

ここでは、剪定時に注意することを紹介します。成長や開花に関わるポイントが多いため、剪定の前に確認しておきましょう。

5-1)花芽と葉芽の区別をする

木蓮の花芽と葉芽の区別

ここまで紹介した通り、木蓮の花を咲かせるには剪定の時期と方法が重要です。
特に、弱剪定で花芽を切り落としてしまうと花が咲かないため、花芽と葉芽の区別をする必要があります。

小さい状態の花芽と葉芽を見分けるのは難しいですが、以下のような特徴があります。

花芽膨らみが大きな蕾
葉芽長細くて小さな蕾

剪定をする時期になると、花芽が成長してくるので見分けがつきやすくなります。綺麗な花を咲かせるためにも、区別できるようにしておくと良いですね。

5-2)剪定する枝を写真に収めておく

木蓮の剪定は葉が混み合っている場所を剪定しますが、剪定が葉のない冬の時期なので、どの箇所を剪定したらいいのか分かりづらいです。

そのため、葉や枝が混み合っている6月頃に、剪定する予定の場所を写真に収めることで、冬の剪定時に迷うことなく剪定できます。

花芽がついた枝を誤って切ってしまう事も防げるので、事前に剪定する枝や葉を写真に収めておきましょう。

6)まとめ

今回は木蓮の剪定方法について紹介しました。
木蓮は大きく育つ植物のため、樹高をコントロールするための「強剪定」と、不要な枝を落とす「弱剪定」があります。

剪定に適した時期はどちらも木蓮の休眠期である11月〜2月頃。剪定の際は誤って花の蕾である花芽を切らないように注意しましょう。

もし、庭の木蓮が大きく育ち過ぎてしまって自分では剪定が難しそうな場合や、木蓮以外の庭木も剪定をしたいけど、どうすればいいか分からない…などとお困りの場合は、プロに庭木の剪定を依頼するという手もあります。

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