ユーカリってどうやって剪定するの？剪定の時期と2つの方法を紹介します

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目次

1. 1）ユーカリの紹介
2. 2）ユーカリの剪定は必要？
3. 3）ユーカリの剪定方法
4. 4）ユーカリの剪定のポイント

1）ユーカリの紹介

銀緑の丸い葉が印象的なユーカリ。香りもよく、庭木や鉢植え以外にも花瓶に飾ったりドライフラワーにしたりと、さまざまな楽しみ方ができるのも人気の理由です。

原産国はオーストラリアで、暖かく乾燥した気候で育っているため、日当たりや風通しのいい環境を好みます。常緑樹で冬に葉が落ちることはありませんが、あまり寒さに強くないので、鉢植えなら室内に入れたほうが元気に育ちます。

2）ユーカリの剪定は必要？

ユーカリは水やりなどの手間はあまりかかりませんが、どんどん大きく育ってしまうため剪定が必要です。剪定をする目的と剪定に適した時期は次のとおりです。

2-1）剪定の目的

ユーカリは生長が早い植物です。庭木なら1～2mの大きさで育てることが多いですが、放っておくと上へ上へと伸びてしまいます。
ユーカリは深く根を張らないので、高くなりすぎると風で倒れてしまうこともあるので、剪定して高さを調整しましょう。

また、枝が伸びて密集すると風通りが悪くなり湿気がたまりやすくなります。日陰や風通しの悪い部分には害虫もつきやすくなってしまうため、剪定して風通しのよい環境に整えることが必要です。

2-2）剪定の時期

ユーカリの剪定時期は春と秋の2回。

剪定後の木は体力を多く使います。真夏や冬に剪定してしまうと、回復する体力がなく枯れてしまうことがあるので注意しましょう。

【春】3～5月

新芽や枝葉が伸びる時期。樹形を整える剪定をします。

【秋】9～10月

夏の間に伸びて密集している部分などをすっきりと剪定します。

3）ユーカリの剪定方法

ユーカリを剪定するときに気をつけたいのが、切る位置です。

葉と葉の間の部分など中間を切るのではなく、葉や枝の付け根から切り取るようにしましょう。付け根以外の部分で切ってしまうと、新芽が出てこないことがあるので注意が必要です。

ユーカリを剪定するときは、目的に合わせて「摘心」と「透かし剪定」という2つの剪定方法を使い分けます。

ここでは、2つの剪定方法と、あると便利な道具を紹介します。

3-1）あると便利な道具

ユーカリの剪定に必要な道具は剪定バサミです。剪定バサミは握りやすい形になっているので、細かい作業でも手が疲れにくくおすすめです。

3-2）2つの剪定方法

剪定は、樹形を整えるための剪定と、不要な枝を取り除き日当たりを良くする剪定があります。
目的に合わせて剪定することで、好みの形のユーカリを元気に育てることができます。

摘心（てきしん）

枝先についた新芽を切り取ることで、上へ大きくなりすぎるのを防ぐ剪定です。

切るときは新芽の付け根から切りましょう。切り口の脇から芽が左右に伸びるので、枝の数を増やし横にボリュームをもたせることもできます。

透かし剪定

透かし剪定は、文字どおり向こう側が透けて見えるほど剪定することです。

枝と葉のバランスを見ながら不要な枝を落とすことで、木の内側への日当たりと風通しを良くする効果があります。
切るときは、枝の途中ではなく、葉の付け根や主幹の付け根から切りましょう。

次のような枝を中心に枝を落としていきます。

4）ユーカリの剪定のポイント

1年中緑のかわいらしい葉を楽しませてくれるユーカリは、枝の生長が早く乾燥を好むので、定期的に剪定が必要です。
剪定して枝が密集するのを避け、風通しを良くしておきましょう。

ユーカリの剪定方法は2つ。樹形やボリュームをコントロールする「摘心」と密集した枝など不要な枝を取り除き日当たりと風通しを良くする「透かし剪定」です。
春と秋の剪定時期に目的に合わせて行えば、健康なユーカリを育てることができます。

もし大きくなったユーカリを好みの形に育てられないときや、剪定が大変だと感じたら、剪定のプロの力を借りるのもおすすめです。
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