目次
- 1)買主側のメリット|ホームインスペクションの必要性
- 1-1)【新築物件】必要性とメリット
- 1-2)【中古物件】必要性とメリット
- 1-3)【新築・中古】共通の必要性とメリット
- 2)売主側のメリット|ホームインスペクションの必要性
- 2-1) 物件が売りやすくなる
- 2-2) 価格の正当性を示すことができる
- 2-3) 買主とのトラブルが減る
- 3)まとめ
ライター:N. A.
掃除も料理もポイントを押さえて楽しくほどほどに。整理整頓、始めてしまえば必ずスッキリするのに、なかなか取りかかれないあの現象に名前をつけたいです。
1)買主側のメリット|ホームインスペクションの必要性
買主(物件購入者)がホームインスペクションを行う必要性とメリットについて説明します。【新築物件】、【中古物件】、【新築物件・中古物件共通の内容】に分けてくわしく紹介します。
1-1)【新築物件】必要性とメリット
①建築確認検査機関の完了検査では不十分
新築物件を購入する際に仲介業者(主に不動産業者の担当者)からよく言われることの一つが、「役所の検査があるから(ホームインスペクションはしなくて)大丈夫」です。しかし、建築確認の完了検査でみるのは主に以下の項目です。- 建物配置
- 間取り
- 開口部
- 北側斜線制限
完了検査では、建築確認申請どおりの建物が完成したかどうかを検査するだけで、床下や天井裏の検査は行いません。つまり、床下や天井裏に施工不良や工事ミスなどの欠陥があったとしても、建築確認の完了検査では発見できないのです。
「検査済証が発行されているから、欠陥住宅ではない」とはならないので注意が必要です。
② 10年保障だけでは不十分
新築住宅には売主に対し引き渡し後10年間の保証(瑕疵担保責任)が義務付けられています。瑕疵担保責任とは、何らかの瑕疵(欠陥)が見つかった場合に無料補修などを行う責任です。
しかしこの10年保証が適用されるのは、「住宅の構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」で、それ以外の部分は保証の対象外となります。
事前にホームインスペクションを行い、入居前に欠陥の有無を調べることは重要です。
③住宅瑕疵担保保険では不十分
住宅瑕疵担保保険とは、瑕疵担保責任を履行するために新築住宅を供給する事業者が入る保険のことです。この保険により、万が一事業者が倒産してしまった場合でも、買主は保険会社に欠陥の補修にかかる費用を請求することができます。
瑕疵担保保険は、売主の瑕疵担保責任を確実に履行するための制度であり、住宅に欠陥がないことを証明するものではありません。
また10年保証と同様に保証の対象範囲が限定されていることが多いため、事前にホームインスペクションを行い、欠陥の有無を確認することは重要です。
参照:一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会 住宅瑕疵担保履行法とは
1-2)【中古物件】必要性とメリット
①結果次第では値引き交渉ができる
中古物件の購入前にホームインスペクションをすることによって、住宅の劣化状況や欠陥が明らかになります。この結果次第では、売主に対し値引き交渉を行いやすくなることが考えられます。
1-3)【新築・中古】共通の必要性とメリット
①安心して購入できる
ホームインスペクションの結果住宅に問題がないことがわかれば、安心して購入することができます。
また中古住宅の場合は、ホームインスペクションによって劣化の状態を知ることができるため、前もってメンテナンスの計画を立てることができるのも安心につながるポイントです。
②売主とのトラブルが減る
住宅購入後に欠陥が見つかった際、その欠陥の責任の所在(売主側と買主側のどちらにあるのか)で揉めることがあります。
ホームインスペクションによって購入前に欠陥の有無を把握し、買主と売主がその事実を共有できていたら、欠陥の所在をめぐる余計なトラブルを減らすことができます。
精神的にも時間や経済的にも負担となるトラブルを避けることができるのは大きなメリットです。
2)売主側のメリット|ホームインスペクションの必要性
売主(物件売却者)がホームインスペクションを行う必要性とメリットについて説明します。新築物件・中古物件どちらにも当てはまります。
2-1) 物件が売りやすくなる
自分が売りに出す建物の状態を正確に把握していることは、買主と信頼関係を築き売買手続きをスムーズに進めるためにも大切なことです。「ホームインスペクション済み物件」と明示することは買主の安心感にもつながります。
2-2) 価格の正当性を示すことができる
ホームインスペクションによって住宅に欠陥がないことを客観的に示すことは、売り出し価格の正当性を担保することにもなります。
2-3) 買主とのトラブルが減る
買主の立場でのメリットにも共通することですが、ホームインスペクションを行うことで、買主と売主との間に起こりうるトラブルを減らすことができます。
住宅売買にまつわるトラブルは、精神的にも時間や経済的にも消耗してしまうものです。売買取引をスムーズに進め、未来のトラブルを避けるためにも、必要な先行投資と考えホームインスペクションの実施を検討することをおすすめします。
3)まとめ
今回は買い手・売り手それぞれのホームインスペクションの必要性について紹介しました。新築物件・中古物件どちらでもホームインスペクションを行うメリットが存在します。
もしホームインスペクションを検討する場合は、安心して依頼できる事業者を探すようにしましょう。
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