ダニはどこから来るの？家にいるダニの種類・特徴・駆除方法

1) ダニはどこから来る？主な進入経路

身近にいる主な種類のダニの大きさは、0.3～1mm。

目に見えないくらい小さく羽もないので、家の中に入り込むまでの移動経路は、何かにくっついて来るというのが主な手段と考えられています。

その中でも可能性が高い4つの進入経路を解説します。

①人が運ぶダニ

ダニはほとんどの場合、肉眼では確認できないため、ダニが目の前にいたとしても、それを避けることは難しいといえます。外出先で座った椅子にダニがいたとしても、そのことを認識することができないので、期せずして家に持ち込んでしまうのです。

【進入経路の例】

□バッグ
□着ていた洋服
□新しく買った服やバック など

新しい洋服といえども、布の製造から、縫製、保管など、何人もの人や場所を経由しています。その間、工場や倉庫、流通経路にいたダニが外装の段ボールなどに入り込む可能性は高く、決して油断はできないのです。

②犬や猫が散歩から持ち帰る

ダニは人が住む空間だけでなく、外にもいます。犬や猫が散歩のときに通る草むらのダニが、一緒に家に入ってくるという進入経路も、実際に多くある例のひとつです。

③昆虫に付着していたダニ

家に侵入するような小さな昆虫にもダニが付着していることがあります。

家の衛生状態がよくなり侵入するネズミも少なくなりました。しかし、古いアパートなどネズミ被害が今でもあるような場所では、ネズミを宿主にしているイエダニも室内に入ってくる可能性があります。

④ほこりについて侵入

ダニがほこりや落ち葉にしがみつき、窓などから家に入ることもあります。

また、ほこりはすでに入り込んだダニの住処になることも多く、いくつかの説を調べたところ、1g程度のほこりにおおよそ500〜1,000匹ものダニが潜んでいるようなケースもあるようです。

参考：ダニはどこから家に入ってくるのですか？繁殖を防ぐ方法は？｜エステー

2) 【ダニを知る】どこからか家に入ったダニはどこに住み着く？

日本の家の中にいる主なダニの種類は、「チリダニ(コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニなど)」「コナダニ（ケナガコナダなど）」「ツメダニ」といわれています。また、ネズミがいるような環境では「イエダニ」が加わります。草むらなどに入るペットや家族がいるご家庭では「マダニ」のリスクもあります。ここではこれらの5つのダニについて解説していきます。

2)-1 家にいるダニの主なエサと生息場所

まずはそれぞれのダニの大きさ、エサ、生息場所をみていきましょう。

2)-2 家にいるダニの主な特徴

ここではもう少し詳しく、家にいるダニの主な特徴をみていきます。

【チリダニ・コナダニ・ツメダニ】

家の中のダニで多いのは、人を刺さないとされるチリダニとコナダニです。

ツメダニは吸血しませんが、チリダニやコナダニを捕食する（体液を吸う）ため、それらがたくさん生息している寝具やソファーなどを好んで住み着きます。普段は他のダニをエサとしていますが、時に、人を刺すこともあるとされています。主な活動時間は夜なので、寝ている間に刺されてしまうことがあります。

【イエダニ】

イエダニは基本的にネズミに生息するので、人について家に入り込むことはほぼありません。何らかの形で家の中に進入すると、人やペットを刺し吸血するようになることがあります。イエダニの活動時間も夜です。

【マダニ】

肉眼でも確認できる大きさのダニがマダニです。多くの場合、草むらに入るペットや、草が多い公園・ハイキングなどから帰宅した人間に付着して家に持ち込まれます。

血液を主なエサとしていて人間も刺します。毎年、マダニが媒介する感染症も報告されているため、刺されたら受診することをおすすめします。

参考：ダニを知る｜アース製薬、屋内のダニ｜東京都ペストコントロール協会

3) 効果的なダニ駆除法｜掃除・湿度管理のポイント

どこからともなく入り込んだダニを減らすには、当たり前のようですが、生息場所をこまめに掃除し、洗えるものは洗うという方法が有効です。

3)-1 掃除のポイント

●たたみ、カーペット、布製のソファー、クッション、寝具はこまめな掃除機がけ

●枕カバーやシーツなど洗える寝具、洗えるぬいぐるみなど、洗えるものはこまめに洗う

●普段の寝具は布団乾燥機のダニモードを活用するのもおすすめ。ダニを死滅させたら、必ず掃除機がけをしてアレルゲンとなるダニの死骸を除去

●部屋は定期的に燻煙タイプの害虫駆除剤を活用するのが◎。使用後は掃除機をかけてダニの死骸を除去

●掃除機がけは、ヘッドをゆっくり動かす。カーペットや布団の奥にいるダニや繊維と絡んだフンや死骸をじっくり吸い取るイメージ

3)-2 湿度管理に注意

ダニは室内の湿度が60〜70%の時に活発になり、50%を切ると生息環境として厳しくなるといわれています。

よって、室内の湿度はダニが活発しにくくなる50〜60％以下になるよう管理するのも得策です。カラッとした天気のよい日は窓を開けて換気をし、死骸なども残さないようこまめに掃除をしましょう。

参考：ダニの予防と対策について｜熊本市、住まいの衛生　ダニ対策（赤ちゃんをダニから守るために）｜目黒区

4) ダニの繁殖を抑えて安心な家に

ダニはどこからでも、どんなタイミングでも、人や物について家に入ってくるため、完全に阻止することは難しいといえるでしょう。

そのため、ちょっと地味な作業に思えますが、ダニを意識してこまめに掃除をしてダニを減らしていくことが、ダニ対策には有効なのです。無理のない範囲でしっかりダニ対策をしていきましょう。

ライター：佐倉玖弥
暮らしライター。整理収納アドバイザー、クリンネスト1級、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

頼みたいカテゴリがある

ハウスクリーニング・不用品回収・引越し・出張カメラマン・庭木剪定・アンテナ工事・家具の組み立てなど、幅広いカテゴリがあります。あなたの「これプロに頼みたい」がきっと見つかるはず。

はじめての方へ

比較が簡単だから選びやすい

各事業者は一覧で同じ作業内容の料金を表示しているため、料金比較が簡単です。
さらに実際に利用した方の口コミを見てプロに依頼することができます。口コミ評価や量はもちろん、口コミの内容をチェックすると、予約から当日までのやりとりや対応もイメージしやすくなります。

万が一の保証もしっかり

自宅で作業を行う出張・訪問サービスは不安に思う方もいるかもしれません。
くらしのマーケットは、厳正な出店審査や最高1億円の損害賠償補償制度など、安心してご利用いただくための仕組みがあります。万が一のときにしっかり対応します。

くらしのマーケットの安心・安全

サービスカテゴリ一覧はこちら

※サービス比較や口コミ閲覧に会員登録は必要ありません