メニュー

エコキュートとは?仕組みや導入するメリット・ガス給湯器との違い

2025.1.10 更新

エコキュートとは?仕組みや導入するメリット・デメリット

\ エコキュートを選びはコスパ重視! /

くらしのマーケットでエコキュート購入+取り付けを依頼する

この記事でわかること

エコキュートとは?

エコキュートは、外気中の熱を使って効率よくお湯を沸かす「ヒートポンプ式」の給湯器です。少ない電力でお湯を温めることができます。

エコキュートとガス給湯器の仕組みの違いは?

エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かす省エネルギーの給湯器です。 一方、ガス給湯器はガスを燃焼させて発生した熱を利用して水を直接温める仕組みです。

1)エコキュートとは?

近年、エコキュートを導入する家庭が増えており、一般的な選択肢のひとつとなっています。

環境省の「2022年度 家庭部門のCO2排出実態調査」によると、エコキュートは戸建て住宅で約26%、集合住宅では約3.2%の家庭で使用されていることが分かりました。

参考:令和4年度 家庭部門の CO2排出実態統計調査 資料編(確報値) |環境省

エコキュートの仕組み

エコキュートは、外気中の熱を使って効率よくお湯を沸かす「ヒートポンプ式」の給湯器です。

ヒートポンプ式とは、空気中の熱を集めてポンプのように運び、必要な場所に届ける技術です。

電気エネルギーのみでお湯を沸かすよりも、少ない電力で温めることができます。

エコキュートの仕組み

エコキュートの基本的な仕組み

1

熱交換器が外気の熱を冷媒(CO2)に集める

2

熱を吸収した冷媒を圧縮して温度を上げる

3

水加熱用交換機で水に熱を伝えてお湯にする

4

熱を奪われた冷媒が再び熱を取り込めるように膨張弁で調整

参考:エコキュートの仕組み|三菱電機

エコキュートとガス給湯器の違い

エコキュートは先述のとおり、空気の熱を利用してお湯を沸かす省エネルギーの給湯器です。
一方、ガス給湯器はガスを燃焼させて発生した熱を利用して水を直接温める仕組みです。即時にお湯を供給でき、寒冷地でも安定していますが、エコキュートと比べるとCO2排出が高く、環境への負荷が大きいデメリットがあります。

参考:ガス給湯器って何? - 種類や特長のガイド|東京ガス

くらしのマーケットでエコキュート購入+取り付けを依頼する

2)エコキュートを導入するメリット・デメリット

エコキュートを導入するメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット

エコキュートを導入するメリット

エコキュートを導入するメリットを解説します。

ランニングコストを抑えられる

ランニングコストが低い

エコキュートは「ヒートポンプ技術」を使って、効率よくお湯を沸かすため、ガスや電気で直接お湯を沸かすよりも、エネルギーの使用効率が高いため、ランニングコストを低く抑えられます。

すべて電気エネルギーだけでお湯を沸かすよりも消費量は約3分の1となります。

また、深夜電力を利用することで、夜間の安い電力を使ってお湯を沸かし、昼間に使うことができるため、大きなコスト削減が可能です。

参考:エコキュートはいつ運転していますか?|日立エコキュートとは|三菱電機

4人家族でガス給湯器(LPガス)を使用している場合、エコキュートを導入すると年間約12万円ほど安くなります。

参考:給湯光熱費かんたんシミュレーション|三菱電機

省エネ・環境に優しい

エコキュートは、空気中の熱(ヒートポンプ)を利用してお湯を沸かすため、エネルギー効率が高いだけでなくCO2の排出を大幅に削減します。
地球温暖化対策としての観点から見ると、環境への負担が少ないのは大きなメリットです。

災害時でもお湯が溜まっていれば取り出せる

一戸建てでエコキュートを使用していて、貯湯タンクにお湯が溜まっている場合、災害時でもシャワーや蛇口からお湯を取り出して使用することができるため、非常時にも便利です。

停電をしていると、温度調整ができないため温度の確認が必要となります。

参考:非常時にできること|Panasonic

エコキュートを導入するデメリット

エコキュートを導入するデメリットを解説します。

初期費用がガス給湯器よりも高い

エコキュートは、ガス給湯器と比較して本体価格が高く、設置に必要な機器や工事が多いため、初期投資が高くなるデメリットがあります。
しかし、エコキュートの導入は国の補助金を受け取れる場合があり、光熱費のランニングコストを抑えることもできるため、長期的には経済的なメリットが得られます。

参考:⾼効率給湯器導⼊促進による家庭部⾨の 省エネルギー推進事業費補助⾦の概要 (予定) |経済産業省

設置場所の確保が必要

エコキュート設置場所

エコキュートは、「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」の2つの大きな設備を設置するため、ガス給湯器よりも広めの設置スペースが必要です。
しかし最近では、スリム型のエコキュートも普及しているので、設置場所が狭い方はメーカーサイトで確認してみるとよいでしょう。

参考:CHP-ES46AZ1|省スペース・スリムタイプ(一般地向け)|CORONA

お湯切れの心配がある

貯湯タンクにお湯を貯めて使用するため、お湯を大量に使用するとタンク内のお湯が不足することがあります。

「家族が多い」「連続使用」などによって、タンク容量を超えると湯切れを起こすことがあります。

お湯の使用量が多い家庭は、貯湯タンクのサイズ選びも重要となります。

参考:お湯が足りない(湯切れする)|よくある質問|三菱電機

定期的なメンテナンスが必要

エコキュートはヒートポンプユニットのフィルター掃除や冷媒のチェック・補充、貯湯タンク内の清掃などのメンテナンスが必要となります。

メンテナンスを怠ると、故障や稼働率の低下にもつながるので注意しましょう。

メーカーの取り扱い説明書には普段のお手入れ方法が記載されているため、行いましょう。また、冷媒のチェック・補充、貯湯タンクの清掃は自分では行えないため専門事業者へ依頼する必要があります。

エコキュートの寿命(耐用年数)は、一般的に約10年とされています。寿命は使用状況や設置環境、定期的なメンテナンスの有無によっても変わりますが、10年を過ぎて故障した場合は交換するのをおすすめします。

参考:機器の寿命はどの位ですか(エコキュート)|DAIKIN

参考:住まいのお手入れ > 給湯設備 エコキュート(パナソニック)|パナソニックホームズクラブ

くらしのマーケットでエコキュート購入+取り付けを依頼する

3)失敗しないエコキュートの選び方

エコキュートを交換する場合は、「同製品(同じメーカー・種類・設置状況)の後継機種を選ぶ」のが基本です。
しかし、「交換を機にメーカーを変更したい」「家族構成が変わったので給湯器も見直したい」という声もあるでしょう。自宅の家族構成や使用状況に応じたエコキュートを選ぶためにチェックすべきポイントを紹介します。

給湯タイプ

エコキュートには以下4つの給湯タイプがあります。

給湯タイプ 特徴
フルオート 湯針や保温・自動たし湯まで全自動。
セミオート 自動でお湯はりが可能。自動で温度調整されない。差し湯やたし湯・追い焚きなどの操作は手動。
給湯専用 お湯を沸かして出すことだけに特化している。

エコキュートを交換する場合は、基本的に既存のタイプと同じものを選びましょう。

給湯タイプの変更を希望する場合、別途工事が必要になることがあるため事前確認が必要です。

参考:【エコキュート】フルオートとセミオート、給湯専用の違いを教えてください。|Panasonic

設置場所でタンクの形状を選ぶ

タンクの形状

エコキュートは貯湯タンクやヒートポンプユニットを設置する必要があります。

設置スペースに余裕がある場合は「角型」タイプを、限られたスペースなら「薄型」タイプを選ぶと良いでしょう。

角型タイプは貯湯タンク容量が(300L〜550L)と豊富に揃っており、薄型タイプは省スペース設計のため容量は小さめで、ラインナップも少ない傾向があります。

集合住宅で設置できるエコキュートは機種が限られる

集合住宅の場合、集合住宅でも取り付けられるスリムなエコキュートを選ぶ必要があります。三菱電機やパナソニック・コロナなどでは小容量のエコキュートも取り扱っています。

参考:ご家庭に合う条件から選ぶ|DAIKINエコキュート|CORONA

エコキュートのヒートポンプユニット周辺で発生する音は約40db程度で、これは「図書館内」や「静かな住宅地の昼間」と同じくらいの音量です。
しかし、エコキュートは主に深夜から明け方にかけてお湯を作るため、その時間帯に音が気になることがあります。
音の感じ方は個人差があり、静かな夜には騒音として感じる人もいるかもしれません。また、周囲の環境によって音の大きさや感じ方が異なります。

騒音が気になる場合は、寝室とエコキュートの距離を考えて設置したり、防音シートなどのアイテムで対策したりするとよいです。

参考:家庭用ヒートポンプ給湯機の 据付けガイドブック |日本冷凍空調工業会騒音の大きさの目安 |深谷市

タンクの容量

タンクの容量は、家族の人数と使用湯量を目安にして選びましょう。

家族の人数 お湯の使用量目安 合計使用量の目安
4〜7人
  • 浴槽湯針 1回(約200L/回)
  • シャワー 7回
  • 洗面・台所
460L
3〜5人
  • 浴槽湯針 1回(約200L/回)
  • シャワー 5回
  • 洗面・台所
370L
2〜4人
  • 浴槽湯針 1回(約200L/回)
  • シャワー 3回
  • 洗面・台所
300L
1〜2人
  • 浴槽湯針 1回(約200L/回)
  • シャワー 2回
  • 洗面・台所
185L

※お湯はり温度設定40℃、シャワー湯量毎分10Lで8分使用を想定。(貯湯ユニット内温度80℃・給水温度5℃)

使用量は使い方によって異なります。

参考:我が家にはどのエコキュート?|CORONA

湯切れすることってある?

エコキュートは一定の容量を持つ貯湯タンクにお湯を蓄えているため、使用量が多いと一時的にお湯が足りなくなることがあります。
一度に大量のお湯を使う場合や、使用時間帯が重なると、タンクの容量を超えてお湯を使い切ってしまう可能性があるので、余裕をもってタンク容量を選ぶとよいでしょう。

参考:お湯が足りない日や湯切れする日があります。どうしたらいいの? (または、貯湯量表示がいつもより早く減る)|CORONA

給湯時の水圧

水圧

エコキュートを選ぶ際は、給湯器の水圧にも注意が必要です。

エコキュートは貯湯タンクからお湯を供給するため、1階に比べて2階では水圧が低くなりがちです。
また、シャワーや洗面台、トイレなどを同時に使うと、水流が分散してそれぞれの水圧が低下することがあります。

特に、水道の圧力が低い地域では、この問題がより感じやすくなります。

高水圧のエコキュートを販売しているメーカーも多いため、「2階にキッチンがあって水圧が気になる」「水圧が高いほうがよい」という場合は事前に確認して適したものを選びましょう。

参考:お湯の勢いが弱い(エコキュート)|DAIKINパワフルな水圧でシャワーも爽快、湯はりもスピーディ!|DAIKIN

寒冷・塩害地域・井戸水を使用する場合は対応しているか確認

寒冷地や塩害地域、井戸水を使用している場合は、それぞれの環境に適したエコキュートを選ぶことが重要です。

寒冷地で一般地仕様のエコキュートを使用すると、凍結や故障のリスクが高まります。使用可能な最低気温については、必ずメーカーのホームページで確認しましょう。
塩害地域では、塩分による腐食が進行しやすいため、耐塩害仕様のエコキュートを選ぶことをおすすめします。

また、井戸水を使用する場合は、その水質に対応したモデルを選ぶことが大切です。

参考:地下水・井戸水対応|DAIKIN我が家にぴったりのエコキュートは?|三菱電機

その他快適に使える性能が備わっているか確認

快適性能

エコキュートには便利な機能が多く搭載されています。

例えば、「お風呂配管の自動洗浄」機能は配管を清潔に保ち、「お湯の除菌」機能は雑菌の繁殖を防ぎます。また、スマートフォンでお風呂の設定を操作できるモデルもあり、外出先から湯温調整や給湯開始が可能です。これにより、帰宅前にお湯を準備するなど、生活がさらに快適になります。

エコキュートを選ぶときは、どのような機能が自分の生活スタイルに合っているかを考え、必要な機能を備えた機種を選ぶことが大切です。

参考:バブルおそうじ|三菱電機

くらしのマーケットでエコキュート購入+取り付けを依頼する

給湯器の交換したいけれど、どこへ依頼すればよいのかわからない方はこちらの依頼先別にメリット・デメリットを記載した記事も参考にしてください。

関連記事

給湯器交換はどこに頼む?6つの依頼先のメリット・デメリット

給湯器交換はどこに頼む?6つの依頼先のメリット・デメリット

4)エコキュートの大手メーカー4社

エコキュートの大手メーカーは以下の4社です。

メーカーによって、選べるエコキュートのタンク容量や快適性能などが異なります。

メーカー 特徴
三菱電機 タンク容量180L〜550Lまで揃う。お湯の菌の増殖を抑える「キラリユキープPLUS」や配管自動洗浄「バブルおそうじ」など独自の機能も備えている機種もある。
メーカー保証は2年。
パナソニック タンク容量195L〜560Lまで揃う。入室時に設定温度まで追い焚きしてくれる「エコナビ機能」やお風呂の残り湯の熱を再利用する「ぬくもりチャージ」が搭載されている機種もある。
メーカー保証は1年。
ダイキン タンク容量370〜460Lまで揃う。お湯を除菌する「おゆぴかUV」や専用アプリでスマートフォンからお風呂を沸かせるなどの快適機能もある。
メーカー保証は1年。
コロナ タンク容量185〜460Lまで揃う。「節水モード」や「省エネ保温」など、光熱費を抑えられる機能を搭載。また、「高圧力パワフル給湯」でパワフルなシャワーが楽しめ、帰宅時に素早く湯はりできるのも魅力です。寒冷地対応の機種も多い。メーカー保証は2年。

※機種によって搭載されている機能は異なります。
※故障した箇所によりメーカー保証期間が長い場合があります。

メーカーによって、有償で保証期間を延長できる「延長保証サービス」へ申し込める場合もあるので確認しましょう。

参考:三菱 エコキュート|三菱電機ダイキンエコキュート|DAIKINエコキュート|Panasonicエコキュート|CORONA

5)コロナのエコキュートならくらしのマーケットで購入+取り付けがコスパよし!

コロナのLP

大手メーカーの中でもコロナのハイグレードタイプが、くらしのマーケットで購入+取り付けを「360,900円〜」(補助金利用・標準工事・回収料金込)で依頼できます。

ハイグレードタイプは、水圧を気にせずにお風呂を楽しめる「パワフル給湯機能」や「省エネ保温」「ふろ湯量節水」など快適性能が充実しているのが魅力です。

また、エコキュートの取り付けを担当するのは、くらしのマーケットの基準を満たした、豊富な作業実績がある優良店舗です。
作業技術や接客が多くのお客様から評価されている優良な事業者が取り付けに伺うので、安心して任せられます。

さらに、エコキュートの他製品を希望する場合も、チャットで相談可能です。

くらしのマーケットでエコキュート購入+取り付けを依頼する

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

頼みたいカテゴリがある

ハウスクリーニング・不用品回収・引越し・出張カメラマン・庭木剪定・アンテナ工事・家具の組み立てなど、幅広いカテゴリがあります。あなたの「これプロに頼みたい」がきっと見つかるはず。

はじめての方へ

比較が簡単だから選びやすい

各事業者は一覧で同じ作業内容の料金を表示しているため、料金比較が簡単です。
さらに実際に利用した方の口コミを見てプロに依頼することができます。口コミ評価や量はもちろん、口コミの内容をチェックすると、予約から当日までのやりとりや対応もイメージしやすくなります。

万が一の保証もしっかり

自宅で作業を行う出張・訪問サービスは不安に思う方もいるかもしれません。
くらしのマーケットは、厳正な出店審査や最高1億円の損害賠償補償制度など、安心してご利用いただくための仕組みがあります。万が一のときにしっかり対応します。

くらしのマーケットの安心・安全

サービスカテゴリ一覧はこちら

※サービス比較や口コミ閲覧に会員登録は必要ありません

給湯器交換 / 電気をプロに依頼するといくら?

はじめての方へ

くらしのマーケットとは?