庭のゴールドクレストを抜根するには？切り株の抜根方法と選択肢を解説

目次

1. 1)問題を抱えた切り株を放置するリスク
2. 　1-1)害虫の住処になる
3. 　1-2)庭の機能を損ねている
4. 2)ゴールドクレストの抜根は、自分でできる？
5. 　2-1)ゴールドクレストを抜根する手順
6. 　2-2)自力での抜根が難しいならプロに依頼しよう
7. 3)ゴールドクレストを抜根するならプロに依頼

ライター：たかおみきよ
コンテンツ制作全般に携わるフリーランス。私生活では、小学生男児のママ。
家事と仕事の両立に奮闘しながら、快適な生活と人生を模索中！

1)問題を抱えた切り株を放置するリスク

庭に植えていたゴールドクレストを伐採したものの、切り株はそのまま。しかし、こんなふうに伐採したあとの切り株を放置してしまうと、思わぬリスクに発展する可能性も……。

まずは、ゴールドクレストの切り株を放置した上で起こりやすい2つのリスクについて、ご紹介します。

　1-1）害虫の住処になる

ゴールドクレストの木は、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシといった害虫に好まれます。

そしてゴールドクレストがこれらの害虫の住処となった場合、病気を発症し、たとえ切り株になっても、他の植物にその害虫の被害が広がってしまう可能性があります。

ただしこれらの害虫は、木が枯れることでゴールドクレストの木を好まなくなるとされています。

しかし、枯れた切り株にも新たな害虫問題が。それは木造家屋に被害を及ぼすシロアリ問題。シロアリは枯れた木を好む傾向にあるため、放置した木の根に住み着く場合があります。

　1-2)　庭の機能を損ねている

庭に切り株があることで、他の植物を育てるスペースを制限したり、通行の妨げになったりすることもあります。つまづいてケガをする可能性もあるでしょう。

このように、切り株や根をそのまま放置することは、快適な生活や安全な日常の妨げになることもあります。できれば放置せずに、早めに抜根した方が良いのではないでしょうか。

2)ゴールドクレストの抜根は、自分でできる？

庭に埋めたゴールドクレストは、大きいものだと5mにもなることがあるといいます。ここまで大きな木になると、幹も大きくなり重さも十分にあることから、自力で抜根するのは難しいでしょう。

実際、専門技術と知識を持たない素人が伐採、抜根する場合、高さ3m、幹周り20cm以下の木が限度だといわれています。

そのため、あまりに大きなゴールドクレストの木を処理する場合には、あまり無理をせず、プロに任せた方が良いでしょう。

一方、ゴールドクレストの中でも、3mを満たないような小さく細い木であれば、自力で抜根することも可能です。参考までに、その手順を確認してみましょう。

　2-1)ゴールドクレストを抜根する手順

1. 枝と幹をノコギリで伐採する
2. 根元の周りの土をスコップ掘り、木の根を露出する
3. 見える範囲の根を切る
4. 土に埋まる太い根を抜く
5. 自治体の指示に従って、木を処理する

文字にするとこれだけの工程ではありますが、長年土に根付いたゴールドクレストの木は、とても頑固で重量がありますので、大変な作業になるでしょう。

※根の深さや太さによっては自力での抜根をあきらめ、プロに依頼してクレーンで根を引っ張る形で抜根する場合もあります。

このほか、次のような点にも注意して作業しましょう。

抜根の注意点：ケガを防ぐためにも複数人で労力を分散

重い木の伐採や抜根作業した場合、重い木の幹の下敷きになったり、重すぎて腰を傷めてしまったりといったリスクも考えられるでしょう。

そのため、自力で作業を行う場合には、できるだけ複数人で労力を分散しながら、ケガに十分注意しましょう。

抜根の注意点：他の植物や建物への影響

土のなかに広がる根は、深く伸びていて、水道やガスの管に隣接していることもあります。

この場合、抜根時に使うスコップやノコギリで水道管やガス管を傷つけないよう気を付けて作業しましょう。

また、切り株の近くで植物を育てている場合、地中で根が絡まりあい、抜根時に他の植物の根まで引き上げてしまったり、健康な根を傷つけてしまったりといったことも考えられます。

抜根作業の際には、周囲の環境をよく観察し、安全を確認してから作業を進めましょう。

抜根の注意点：抜根したあとの根の処理・分別

伐採した枝や幹、抜根した根は、そのままの状態で捨てられないこともあります。

なぜなら、自治体によって処理できる木のサイズや量が決まっていたり、土がついているものを一般ごみとして扱うことができなかったりする場合があるからです。

ここはお住まいの自治体によって異なる部分なので、公式サイトや公式の広報などを確認し、木の根の分別や処理方法を確認すると良いでしょう。

2-2)自力での抜根が難しいならプロに依頼しよう

一般の方が自力でゴールドクレストの切り株を抜根するには、重労働と手間がかかります。木が高く太いものであればあるほど、尚更作業は大変なものになります。

その点、木の伐採や抜根のプロに任せた場合、費用はかかるものの、手間やリスクを省くことができます。

またプロに任せることで、抜いた木の根の処理まで担ってくれるという点も大きなメリットといえるでしょう。

そこで実際のところ、自力で抜根すべきか、プロに任せるべきかを比較する材料として、抜根作業をプロに依頼した場合の作業時間と費用の目安（※）をご紹介します。

※上記の内容は目安です。費用は依頼するプロや木の大きさによって異なります。

そこで、自力かプロに任せるかを検討するためにも、「見積もり」を取ってみてはいかがでしょう？

ご自宅にあるゴールドクレストの抜根をプロが行った場合、どのくらいの作業時間と費用がかかるのか。

それらの見積もりの情報は、自身でも抜根が可能か否かを検討するヒントとなることでしょう。

3)ゴールドクレストを抜根するならプロに依頼

いくら大事に育ててきたゴールドクレストであっても、枯れてしまったり、生活に悪影響を与えたりする場合に、やむを得ず伐採・抜根をしなければならないこともあるでしょう。

抜根をするには、安全な作業と適切な処理への心構えが大切です。とはいえ、道具を1からそろえ、抜根という重労働をこなすのはなかなか大変ですよね。

手間や安全面を考えると、やはりプロに依頼した方が安心ではないでしょうか。ゴールドクレストとの最後を、良い思い出として締めくくれるかもしれませんね。

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