収納内のカビを防ぎたいんだけど、どうするの？

カビは次々と広がっていきます

いったんできてしまうとなかなか、除去が難しいです。
壁にできればお風呂に。そして車のファンヒーターにもできます。
部屋の中では、タンスの中やクローゼットにできてしまうと衣類などに移り
全部だめになってしまいます。
カビは生き物なので、次から次へと移っていきます。

今回はタンスを例にあげて、収納内のカビの予防方法をご紹介します。

カビができる3つの条件

カビができる条件は
1) 水分
2) 温度（20〜30℃）
3) 栄養分
この3つの条件がそろうと空気中の胞子が繁殖を始めます。

参考：カビQ＆A｜株式会社 衛生微生物研究センター、カビ対策は正しく知って、上手に予防することから｜国民生活センター

カビを予防する方法

カビを予防するためには、カビが発生しづらい環境を作ることがもっとも効果的です。
そこで、上記の3つの条件を1つでも対策すれば、カビが発生しづらい環境となりカビ予防ができます。

1) 水分をなくす
カビは乾燥に弱いため、タンスの中の湿度を下げ、乾燥させます。

2) 温度を低くする
カビは20〜30℃の間で繁殖をし、25℃前後で活発に繁殖します。
35℃を超えるとほとんどカビの繁殖は抑えられますが
タンスを常にその温度で保つのは現実的ではありません。
繁殖できる温度を避けつつ湿気を溜めないようにしましょう。

3) 栄養分を与えない
衣類についた食べ物のカスや汚れはできる限りとります。

具体的な予防方法

・シリカゲルを入れ、湿度を低くする

・空気を循環させる
扇風機・ドライヤー・自然な風などを利用すると空気が内部で循環するので
より効果的に湿度を下げることができます。

・湿度を低くする
温度を下げるより、湿度を下げる方が簡単でおすすめです。

・隙間を作る
壁との間に空間を作り、風通しを良くしてカビが移らないようにしましょう。

・衣類を清潔に保つ
衣服をタンスの中に入れるときは市販の衣類クリーナーで衣類全体を掃除し、カビに養分を与えないようにしましょう。

参考：湿気・カビ対策　総まとめ　 発生原因から予防・除去方法まで徹底解説！｜エステー

湿気を除去するために役に立つ用品

タンス内のカビを除去するときは、長袖とマスクを着用することをおすすめします。
カビをふき取るときに目に見えないカビの胞子から、呼吸器やお肌などを保護するためです。

お酢

乾いた雑巾にお酢をつけてタンスを拭きます。
お酢は酸なのでカビは防げますが、あまり使いすぎると服にはよくありません。

炭

炭は湿気除去にはよいですが、衣類に付きやすいです。
和紙などに包んでタンスの中に置きましょう。
炭はカビ対策の湿気除去だけでなく、脱臭にも効果があります。

新聞紙

服の下に新聞紙を敷いておくと湿気を除去するのでカビ対策になります。

日光での殺菌

服や布団は天気がよいときに外に干し乾かします。
ダニなども除去できますし、殺菌効果もありますので一石二鳥です。
この間にしっかりタンスの中を掃除しましょう。

最後に

ここまでに紹介した方法は比較的簡単に道具の準備や手入れがしやすい方法ばかりです。
タンスのカビをしっかり除去、対策して人だけでなく服にも布団にも優しい環境を作りましょう。
『もうけっこうカビがひどいよ…』という方はハウスクリーニングを依頼して、カビを一度リセットするのがおすすめです。

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