
きれいに見える部屋でも、目に見えない小さなホコリ、いわゆるハウスダストは多かれ少なかれ舞っています。
室内のハウスダストを完全になくすことはできませんが、多量のハウスダストを吸い込んでしまうととアレルギーなどの健康被害を受けてしまうことも。
ハウスダストに主に含まれる物質や危険性、家庭でできるハウスダスト対策について、以下で詳しく説明します。
目次
- 1)ハウスダストに含まれる物質と危険性
- 2)ハウスダスト対策①掃除の仕方
- 3)ハウスダスト対策②空気清浄機を使う
- 4)ハウスダスト対策③布団やじゅうたんなど清潔に
- 5)ハウスダスト対策④部屋の換気、食品の管理
- 6)ハウスダスト対策⑤洗濯には柔軟剤も使う
- 7)ハウスダスト対策にはハウスクリーニングもおすすめ
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1)ハウスダストに含まれる物質と危険性
ハウスダストとは、住まいに発生するホコリの中でも、目に見えないくらい小さなものの総称です。主に含まれるのが、カビ、細菌、ダニの死骸や糞、花粉、砂埃などです。
ハウスダストはとても小さく軽いため、空気中に舞い上がりやすいのが特徴です。 人が吸い込んでしまうと、アレルギーや喘息の原因となることもあり、特に小さな子供や免疫力の低い人、高齢者などがいる家庭では、ハウスダスト対策をしっかりと行う必要があります。
2)ハウスダスト対策①:掃除の仕方

ハウスダスト対策の中で、もっとも大切なのは掃除です。以下で、ハウスダスト対策に効果的な掃除のコツについて説明します。
掃除の頻度を増やす
ハウスダストの正体は微細なホコリなので、当然掃除をすればするほど減らせます。
週5、6回とほぼ毎日掃除をしている家庭と、週1回しか掃除をしていない家庭では、空気中に舞っているハウスダストの量が数百倍も違うという話もあります。
家族の健康を守るために、毎日のお掃除を欠かさず行いましょう。
掃除は朝か帰宅直後がおすすめ
ハウスダストは人の動きによって舞い上がり、宙に浮いて吸い込まれやすくなります。夜のうちに床に積もったハウスダストが、起床のタイミングで舞い上がってしまうので、起きたらすぐに掃除をするのがベストです。
仕事などで一日家を空けるライフスタイルの人は、帰宅後に掃除するのもおすすめです。
掃除のコツは換気と最初のホコリ除去
掃除をするとハウスダストが舞い上がってしまうのは仕方のないことですが、換気をしておけばいくらかは外に逃げてくれます。掃除の前に、2箇所以上の窓を開けたり換気扇を回したりするなどして、空気の通り道を作っておきましょう。
また、ハウスダストを吸い込んでくれる便利な掃除機も、排気によってハウスダストを舞い上がらせてしまいます。掃除機→雑巾がけという順番で掃除をする人が多いと思いますが、掃除機の前にフロアワイパーやモップなどで、さっとホコリを除去してください。
そうすれば、掃除機の排気で舞うハウスダストを減らせます。掃除の仕上げに丁寧に水拭きをすれば、掃除機では取り切れなかった細かいハウスダストもしっかりキャッチできます。
3)ハウスダスト対策②:空気清浄機を使う

少々費用はかかりますが、もっとも楽で効率のよいハウスダスト対策は、空気清浄機の使用です。空気清浄機は部屋の空気を細かい目の入ったフィルターによって浄化する役目があり、中には花粉やPM2.5にまで効果のある高機能のものも販売されています。
ただし、使い続けているとフィルターに汚れが溜まって効果が薄くなってしまうので、取扱説明書の指示通りに定期的にフィルターの掃除を行う必要があります。
4)ハウスダスト対策③:布団やじゅうたんなど清潔に
ハウスダストにはダニの死骸や糞も含まれていることが多いですが、ダニが発生しやすいのは布団、カーペット、ソファ、衣類などの、人の肌が触れやすく湿気がこもりやすい布製品です。
こまめな天日干しもダニにある程度の効果はありますが、それだけでは除去しきれません。布製品のダニ除去は、定期的に丸洗いをして乾かすのが効果的です。丸洗いが難しい敷布団などは、天日干しのあとに念入りに掃除機をかけるか、専門の事業者にクリーニングの依頼をしましょう。
また、布団やソファカバー、カーペットの下などに敷くだけでダニを寄せ付けない防ダニシートや、殺虫剤などの使用もおすすめです。ただし、 殺虫剤は使い方によっては人やペットなどに影響が出てしまう可能性もあるので、取扱説明書でしっかり使用方法を確認の上使ってください。
5)ハウスダスト対策④:部屋の換気、食品の管理

ダニは高温多湿の環境を好み、湿度の低い場所では繁殖力が下がる性質があります。部屋の空気がこもっているとダニにとって快適な環境となってしまうので、こまめに換気をして風通しのよい空間になるように心がけましょう。
また、ダニは人間のフケや垢、食品カスなどが混じったホコリを餌に繁殖しますが、キッチンの食品に集まる種類もいます。小麦粉やお菓子などがきちんと密封されていなかった場合、入り込んで爆発的に繁殖してしまうケースも。
部屋のダニが増えるだけでなく、ダニが入った食品を口にすることでアナフィラキシーショックを引き起こしてしまうこともあるので、食品はきちんと密封して管理してください。
6)ハウスダスト対策⑤:洗濯には柔軟剤も使う

花粉が室内に入り込む原因の1つに、外出時に衣類に付着した花粉が持ち込まれてしまう、という経路があります。
衣類のまわりに静電気が発生すると、さらに花粉を吸着しやすくなるので、外出時には静電気防止スプレーをするとよいでしょう。
また、衣類の静電気対策としてもっともおすすめなのが、洗濯のときの柔軟剤の使用です。柔軟剤は静電気の発生を抑える効果があるためです。
7)ハウスダスト対策にはハウスクリーニングもおすすめ
しっかり掃除をしているのに、部屋がホコリっぽい気がする……という方は、一度プロの手によるハウスクリーニングを依頼してみてはいかがでしょうか。
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