
目次
- 1)そもそもイチジクってどんな植物?
- 2)イチジクの剪定時期
- 3)イチジクの品種別剪定方法
- 3-1)夏果の剪定
- 3-2)秋果の剪定
- 3-3)夏秋兼用果の剪定
- 4)イチジクの揷し木の方法
- 5)イチジクの水やりと肥料
- 6)イチジクの病害虫
- 6-1)病害虫の対策
- 7)イチジクの冬越し
1)そもそもイチジクってどんな果物?
イチジクはクワ科・イチジク科に分類される果物です。イチジクは漢字で「無花果」と書きます。
無花果とは、花がないわけではなく、実の中に小さな白い花をつけ外からは確認ができないためこのように書きます。また、イチジクの旬の時期は8月〜10月です。
そのままでも美味しく召し上がれますが、ジャムにしたり、お菓子にしても美味しいです。 和菓子・洋菓子にもよく使用される果物です。
2)イチジクの剪定時期
イチジクの適切な剪定時期は12月〜2月です。葉が落ちた12月頃から、休眠に入る2月の間に行います。
3)イチジクの品種別剪定方法
イチジクの剪定は品種によって剪定方法が異なります。
品種は夏果の剪定と秋果の剪定、夏秋兼用果の剪定に分けられます。
それぞれの特徴として、夏果専用種は夏に実がなり、実が大きいのが特徴です。対して秋果専用種は秋に実がなり、夏果専用種よりも実が小さいです。
夏秋兼用果は、夏果と秋果の特徴を両方持っていて、夏と秋に実がなります。
育てる前にどの品種がいいかを決めてから購入するのをおすすめします。
また、剪定を行う時は剪定専用の剪定バサミと、切った枝などで手を傷つけてしまわないように、軍手も用意します。
3-1)夏果の剪定
夏果の品種は、今年で2年目になる枝(2年枝)の先端に、つぶつぶしている花芽がつきまる。この花芽が翌年に実をつけます。
剪定方法は、枝1本につき、5個〜8個の花芽を残して、枝の先端を切っていきます。 切った部分から翌年に新枝が出て、翌々年の花芽が増えていきます。
残しておべき花芽も一緒に切ってしまうと、実をつけなくなってしまうので、夏果の剪定はあまり枝を切らずに、邪魔な枝や伸びすぎている枝の先端を切っていくくらいで大丈夫です。

3-2)秋果の剪定
秋果の品種は、その年に伸びた新しい枝(1年枝)についた花芽が秋に果実をつけます。
剪定方法は、今年で伸びて2年目になる枝(2年枝)を2〜3芽残して切っていきます。 春になるとそこから新梢(新しく伸びた枝のこと)が出てきて、花芽がついて夏〜秋に成熟します。
2年枝の見分け方としては、2年枝は、緑っぽい色をしている1年枝と異なり、茶色っぽい色をしています。色が茶色ぽかったら2年枝なので切ってしまいましょう。
また、混み合った枝や上に向かって真っ直ぐ伸びていく太い枝も切っていく「間引き」も行いましょう。

3-3)夏秋兼用果の剪定
夏秋兼用果は夏果が2年枝の枝先に、秋果がその年に伸びた新しい枝に花芽をつけます。 そのため、剪定方法も上で紹介した2種類の方法を並行して行います。
夏果のために、枝に2〜3個の花芽を残して枝の先を切っていきますが、秋果の収穫のために、1年枝の2〜3本は剪定を行わず、切らずに残しておきましょう。
4)イチジクの揷し木の方法
イチジクを増やしたいと思ったら、揷し木を行えば簡単に増やすことができます。 揷し木とは、枝や葉を切り取り、土に挿して根付かせることをいいます。
イチジクの揷し木の適切な時期は2月〜3月です。
揷し木の手順は以下の通りです。
- 枝を15㎝〜20㎝くらいの長さに切る
- 枝の切り口を斜めにカットし、水に2時間ほどつけておく
- 大きめの鉢を用意して、揷し木用の土をいれる
- 枝の2/3が埋まるように挿す
- 水を十分に与える
- 発根するまでビニール袋を鉢全体に被せる
- 土が乾かないように日陰で管理する
庭植えにしたい場合は、芽ができてきたら庭の日当たりのいい場所に植え替えましょう。
5)イチジクの水やりと肥料
水やり
イチジクは鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底の穴から水が流れ出るくらいにたっぷりと水を与えてください。
庭植えでは基本的に水やりを行わなくても大丈夫ですが、夏に日差の強い日が何日も続くようであれば、水を与えましょう。
肥料
イチジクは成長のための多くの肥料が必要です。
イチジクに肥料を与える時期は12月〜1月と、6月・8月〜9月です。
それぞれ、固形の油カスなどが入っている有機質肥料を与えましょう。
6)イチジクの病害虫
イチジクには以下の病害虫がよく見られます。
害虫 | 特徴 |
---|---|
カミキリムシ | 幹の中をトンネル状に食害する。ひどい場合は木を枯らしてしまうことも。 |
アブラムシ | 新芽や新梢、葉の裏などに発生する。汁を吸って生育を妨げるため、ひどう場合には木を枯らしてしまうことも |
病気 | 特徴 |
---|---|
さび病 | 始めは白い斑点生じ、やがて褐色の小斑点になる。いずれ表皮が破れて、赤褐色の粉末が飛び散るようになり、ひどい場合には枯れてしまう。 |
疫病 | 実や茎の全体に発生する。病斑ができ、湿度が高いとうっすらと白いカビが生え、湿度が低いと病斑が乾燥して枯れたようになる。 |
6-1)病害虫の対策
専用の殺虫剤を使用する
病害虫に効果的なのは殺虫剤の使用です。ホームセンターなどで売られている殺虫剤を使用して害虫を駆除したり、病気を予防することができます。
7)イチジクの冬越し
イチジクは寒さに弱い植物です。そのため、冬は防寒対策をしてあげましょう。
鉢を雪がかからない場所に移動させます。
また、寒冷地の場合は室内の日当たりのいい場所に入れましょう。その際、暖房をつけると芽が伸びてしまうので、暖房をつけていない部屋に入れてください。
イチジクを剪定したいけど、自分でやるのは自信がない....という方や、なかなか剪定の時間が取れない...という方は、くらしのマーケットの庭木の剪定にお願いしてみるのはいかがでしょうか。
くらしのマーケットでは、出張訪問サービスに関する様々なカテゴリの、プロの事業者が多数登録しています。
口コミや作業内容、料金などから比較してサービスを予約することができます。
くらしのマーケットは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、200種以上の暮らしのサービスをオンラインで予約できる、日本最大級のサービス比較サイトです。
くらしのマーケットが選ばれる理由
料金・サービス内容が明確
急な追加料金なし
店舗写真・口コミでしっかり比較
利用者評価に基づくランキングで安心
予約・質問はWEBで完結
万が一のための損害賠償補償あり
⇒はじめての方へ(わたしたちの想い)
⇒超簡単!サービス予約の流れ
人気のサービスカテゴリ
☆格安引越し
☆不用品回収
☆エアコンクリーニング
☆お風呂クリーニング
☆エアコン取り付け
⇒サービスカテゴリ一覧を見てみる
※サービス比較や口コミ閲覧に会員登録は必要ありません