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「外壁カバー工法」とは?「張替え」との違いや注意点・タイミング・費用

2024.3.6 更新

外壁リフォーム

目次

  1. 1)外壁カバー工法(重ね張り工法)とは?
  2. 2)外壁カバー工法をするときの注意点
  3. 3)外壁カバー工法をするタイミング
  4. 4)外壁カバー工法にかかる費用
  5. 5)外壁塗装はプロに依頼する

この記事でわかること

外壁カバー工法とは?
外壁カバー工法とは、建物の外壁に新しい素材を張る工法のことです。古くなったり傷んだりした外壁をリフォームするときに使われます。

外壁カバー工法をする利点はある?
外壁カバー工法は、「外壁の張替え」よりも費用と工事期間を抑えられる利点があります。また、断熱・防音材を用いて工事をすることで、建物の断熱性や防音性を向上させることができます。


1)外壁カバー工法とは?

外壁カバー工法

外壁カバー工法は、建物の外壁に新しい素材を張る工法のことです。

古くなったり傷んだ外壁の外観を美しくし、建物を保護するためのリフォームで使われます。

一般的に建物にかかる負担を考えて、軽量なガルバリウム鋼板やアルミなどの「金属系サイディング」が使われることが多いです。

しかし、「海が近く潮風による影響(塩害)を受けやすい地域」や「工場が近く化学物質が発生しやすい地域」は、金属系サイディングだと劣化しやすいためレンガや石材などを使用することもあります。

外壁の劣化具合によっては、カバー工法ができないこともありますが、「既存の外壁が劣化」「自宅の外観を新しくしたい」という場合に外壁にカバー工法を用いるのがおすすめです。

外壁カバー工法の手順

  1. 建物を点検し既存外壁の必要な補修を行う
  2. 足場を設置する
  3. 断熱材・防水シートを張る
  4. 土台水切りの取り付け、胴縁工事を行う
  5. 必要であれば見切り縁を取り付ける
  6. サイディングを貼る
  7. サイディングの隙間にコーキング工事を行う

外壁リフォームをするときにカバー工法を選ぶことで、「費用と工事期間を抑えられる」「建物の断熱性・防音性を向上させられる」利点があります。

「土台水切り」「見切り縁」とは
「土台水切り」とは、雨水が建物内部に入り込まないようにするための金属板。「見切り縁」は窓回りや外壁のつなぎ目に取り付ける縁のこと。

参考:金属サイディング外壁重ね張りリフォームのご提案(カバー工法)|一般社団法人日本建築材料協会

費用と工事期間を抑えられる

カバー工法は外壁の張替えよりも、費用と工事期間を抑えることができます。

カバー工法は、外壁の張替えのときに必要な既存外壁の撤去や廃棄などの費用を抑えられるのでその分費用が安い傾向があります。

また、外壁撤去などの時間も省けるため、工期期間が短いのもカバー工法を用いる利点です。

参考:金属サイディング外壁重ね張りリフォームのご提案(カバー工法)|一般社団法人日本建築材料協会

建物の断熱性・防音性が向上させられる

外壁のリフォームにカバー工法を用いると、建物の断熱性や防音性を向上させることが可能です。

しかし、単純に外壁が厚くなるだけでは、断熱性や防音性の向上は期待できません。

断熱材や防音材を既存壁との間に入れたり、断熱・防音性能が高い外壁を使うことで建物の断熱性や防音性を向上させることができます。

参考:金属サイディング外壁重ね張りリフォームのご提案(カバー工法)|一般社団法人日本建築材料協会

2)外壁カバー工法をするときの注意点

注意点

外壁カバー工法は適切に施工されていないと、以下のような問題が起きる可能性があるので注意してください。


以上のような問題が起きるのを防ぐためにも、実績のある事業者へ依頼するようにしましょう。

建物の耐震性が下がる可能性がある

外壁カバー工法をすると、建物に負担がかかるため耐震性が下がる可能性があります。

モルタル壁を金属系サイディングでカバーすると耐震性が向上するといわれていますが、既存住宅の構造や状態によって使う外壁材を選んだり、施工をしたりする必要があります。

内部で結露が発生する可能性がある

結露

カバー工法を行うことで、内部で結露が発生する可能性があります。

新しい外壁の内部に断熱材が不適切に取り付けられると、断熱性が不十分で外気温差が大きくなるため結露が発生。湿度が上昇することで、「内部の木材や建材のカビや腐食による建物の劣化」が起こるリスクが高まります。

外壁カバー工法では断熱性を確保して結露を防ぐために、施工時に断熱材を適切に配置することが重要です。

既存外壁の補修ができない

外壁カバー工法後は、新しい外壁を剥がさないと既存外壁の補修ができなくなります。

何か問題が起きても簡単に対処できなくなるので、施工前の建物の状態確認や補修工事をしっかり行う必要があります。

3)外壁カバー工法をするタイミング

外壁

外壁カバー工法をするタイミングは、既存外壁の状態によって決めましょう。

「モルタル」「サイディング」「ガルバリウム鋼板」などの外壁材自体にも耐用年数があり、だいたい20〜40年程度といわれています。

しかし、周辺環境や塗装・シーリング補修などのメンテンナンスの有無によっても、経年劣化の進行具合は異なります。

外壁の耐用年数が「近い」「過ぎている」かつ、クラック(亀裂やひび)や剥離などが見られたら、カバー工法を検討するとよいでしょう。

4)外壁カバー工法にかかる費用

費用

外壁カバー工法にかかる費用は、依頼する事業者や施工面積・使用する外壁材によって異なります。

施工を依頼する前に複数の事業者で見積もりをとり、内容と料金を比較して依頼先を選ぶとよいでしょう。

外壁塗装で済むケースがある

外壁が「耐用年数を過ぎていない」「まだ劣化していない」「塗膜が保護層として機能している」という場合、外壁塗装で済むケースもあります。

外壁塗装であれば、新たな外壁材が不要なので「張替え」や「カバー工法」を依頼するより圧倒的に安い費用ですみます。

外壁塗装を行っている事業者に外壁の状態を見てもらい、適切な判断をしましょう。

5)外壁塗装はプロに依頼する

外壁塗装

外壁塗装をする場合は、自分でDIYするのではなく外壁塗装事業者へ依頼しましょう。

周辺環境や外壁材に合わせた塗料選びは難しく、高所作業が伴うため自分で行うのは危険です。

また、素人が行うと塗料が剥がれやすかったり、色ムラができたりする可能性があります。

外壁塗装事業者であれば、専門的な知識や経験により塗料選びから施工まで適切に行ってもらえます。

しかし、外壁塗装をする場合は、手抜き工事をする悪質な塗装事業者に注意してください。

外壁の下処理(ケレン)から施工までしっかり行われているか、素人ではすぐに判断するのは難しいです。

塗装してから期間が経っていないのに塗装が剥がれたり、サビが浮いてきたりして手抜き工事が判明するので、事業者選びは慎重に行いましょう。

外壁の塗装前の作業について詳しく知りたい方は、ケレン作業に関する記事もあわせてご覧ください。

塗装前の作業

失敗しない外壁塗装事業者の選び方

外壁塗装事業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目して選ぶと失敗を避けることができます。

失敗しない外壁塗装事業者の選び方

  • 塗装工事業許可や塗装技能士などの資格があるか
  • キャンセル可能か、クーリング・オフの説明があるか
  • 保証やアフターサービスの内容が充実しているか
  • 見積もりに不明な箇所がないか
  • 価格・実績・口コミが信頼できるか
  • 外壁塗装の施工期間に不明な箇所がないか

資格や塗装工事業許可があり、施工内容の説明が丁寧で真摯に対応してくれる事業者は、信頼できる事業者の可能性が高いです。

こちらの記事では、上記6項目をさらに詳しく解説しています。依頼先の選び方も紹介していますので、あわせて参考にしてください。

外壁塗装はどこに頼む?優良な事業者の選び方やトラブル事例を紹介

外壁塗装の事業者選びは相見積もりを

複数の事業者の見積もりを比べることを「相見積もり」といいます。

複数の見積もりを比べると、数万円から数十万円違う結果が出ることもあるため、外壁塗装を安く依頼したい方にもぜひ行ってほしい方法です。

【外壁塗装の見積書の標準項目】

  • 外壁下塗り
  • 外壁取材塗り
  • 外壁上塗り
  • 本体付属部塗装
  • 仮設足場組立解体
  • シート養生
  • マスキング養生
  • 外壁洗浄及び下地処理
  • 発生材処分・清掃など

見積もりがあまりに多すぎると「迷って決められない」「見積もりを比較するのに疲れる」ということもあります。
外壁塗装の見積もりを依頼するのは、3社くらいがベストです。

安さだけで事業者を選ぶのではなく、価格が適正かどうか、不明な見積内容がないかを確認しましょう。

外壁塗装の見積もりをする際は見積もりの注意点などを解説したこちらの記事もぜひ参考にしてください。

外壁塗装の見積もり7つの注意点|見積もり例と費用相場も
外壁塗装事業者を探す

6)くらしのマーケットは外壁塗装の相見積もりの手間が少ない

さまざまな「家の困った」を解決するくらしのマーケットには、外壁塗装事業者が多数登録しており、 家の近くの外壁塗装業者の口コミ評価を確認して探せます。

くらしのマーケットは相見積もりの手間が少ない!

一般的な外壁塗装の一括見積りサイトでは、事業者ごとに現地調査を行うため、何度も現地調査の対応をする手間が必要です。
一方くらしのマーケットは複数の事業者の見積もりを依頼しても現地調査が1回で完了します。

1回の現地調査データをもとに、複数店舗の相見積もりができるため「現地調査の対応を何回もしないといけない」といった相見積もりにありがちな手間が省けます。

外壁塗装の無料見積もりの流れ

※施工条件によっては第三者による現地調査がない場合もあります。

くらしのマーケットの外壁塗装の現地調査の流れ

  1. ご挨拶・図面の確認
  2. 外壁塗装のご挨拶と図面の確認

    外壁塗装の見積もり額を出すために必要な情報を確認します。図面がある場合は15分程度、建築図面が手元にない場合は現地計測のため30分程度が必要です。

  3. 外壁の状況を確認
  4. チョーキングの確認

    外壁の色(苔の有無)、シーリングの劣化状況、チョーキングのレベルなどを確認します。

  5. 困りごとのヒアリング
  6. 外壁塗装の図面

    最後にお客様の悩み事をヒアリングし、現地調査が終了です。現地調査には基本的に第三者の店舗が向かうため、その場で契約を迫られたり、不当な請求をされる心配もありません。

約1週間後に、くらしのマーケットのメッセージ上にて現地調査の結果報告書とあわせて見積書が送られます。

結果報告書1

現地調査で点検した箇所の現状の様子と対応策が写真付きで簡潔に説明されています。

結果報告書2

外壁塗装に詳しくない方でも理解しやすいように、専門用語の解説や塗料の説明があるため安心です。

見積書

現地調査の内容をもとに複数の店舗から見積もりを提案してもらうことが可能なため、現地調査は一回のみ対応すればOKです。

▶▶▶さらに詳しく現地調査の様子紹介した記事はこちら

口コミから施工店舗を選べる!くらしのマーケットで外壁塗装を依頼する3つのメリット
外壁塗装のよくある質問
Q申し込みから作業完了まで、どのような流れになりますか?
Aお見積から作業当日までの大まかな流れは以下です。
①希望の見積日とお客様情報を入力し、見積を依頼
②現在の状況とご希望の状態を店舗に送り、店舗からの連絡を待つ
③現場にて訪問見積を実施、お見積金額を確認
④作業の打ち合わせ、作業日程の決定
⑤作業の事前確認、作業の実施
⑥作業が完了した後、お客様と作業の最終確認

Q施工期間はどれくらいですか?
A一戸建て住宅の外壁塗装を行った場合、おおそよ10日〜15日程が目安です。天候によって工期は左右される場合があります。

Q予約前に事業者と連絡を取る方法が知りたいです。
A店舗のページ内にある【このサービスに質問する】ボタンからメッセージを送信すると、直接事業者へ連絡することができます。
メッセージの送信にはくらしのマーケットの会員登録が必要です。

Q予約方法が知りたいです。
Aくらしのマーケットはオンラインで予約できます。
①依頼したい店舗の詳細ページを開き「予約日時を入力する」をクリック
②必要事項を入力し「確認画面に進む」をクリック
③内容を確認し予約リクエスト(仮予約)に進む ※会員登録がお済みでない方は会員登録が必要です
④ログイン後、予約リクエストに進むをクリックし、予約リクエストが完了
⑤店舗が作業日時を確定させると予約成立です。

外壁塗装を予約する

外壁塗装の費用相場

以下は、くらしのマーケットの外壁塗装の費用相場です。
外壁塗装にかかる費用は、トータルの金額の安い高いを見るのではなく、工事の工程や、塗料名などが詳細に記載されているかを確認しましょう。

外壁塗装面積相場料金
延床面積100平米9万円〜48万円

外壁塗装の費用相場や、費用を安くするコツが知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

外壁塗装の費用相場|20〜60坪の費用内訳と安くする4つのコツ

外壁塗装の費用をおさえる方法を詳しく知りたい方は、外壁塗装の助成金・補助金の記事もあわせてご覧ください。

外壁塗装費用

くらしのマーケットは口コミを見て自分で店舗を選べる

くらしのマーケットは実際に外壁塗装を依頼したユーザーの口コミが投稿されており、自分で施工店舗を選ぶことができます。

口コミ

★★★★★ 5.0
外壁の面積が広い我が家ですが、他社の見積もりと比較してかなり良心的な提案をいただき、ほとんど即決しました。工藤塗装さんの扱っている塗料は一社だけでしたが、見積もりはシンプルで信頼でき、また外壁だけでなく自分では気づかなかった玄関ドアやベランダの防水防腐まで一緒に施工していただくことになりとても助かりました。 天気が不安定で気温も上がる中、お若い職人さん方が黙々と仕上げて行く様はとても安心できました。口数は少ないですが、質問には丁寧にお答えいただき、仕上がりも素晴らしくとても満足しています。 何かあったら連絡下さいと言っていただけて、今後、塗装に関することは工藤塗装さん一択かな、と思っています。 ありがとうごさいました‼︎

利用時期:2023年6月

出典:口コミ|くらしのマーケット


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他にこんなサービスもあります

【屋根塗装】

日光や雨風のダメージを受けやすい屋根は塗装し直し耐久性を高める必要があります。寿命が約13年なので築10年以上経っている方などは必要かもしれません。プロの場合、下処理がしっかりしており塗装本来の寿命を最大限に活かしてもらえます。落下の危険性や足場を組む手間も省けるので屋根塗装の利用がおすすめです。

屋根塗装屋根塗装を利用する

【屋根修理】

屋根の雨漏りでお悩みの方や台風前の防災対策をしたい方は屋根修理にお任せください。これまでの屋根を解体・撤去し、新しい屋根にする葺き替えタイプと現在の屋根の上に新しい屋根を載せて覆うカバー工法のタイプがあります。葺き替えは屋根の軽量化による地震対策をしたい方、カバー工法は解体工事が不要なので費用を抑えたい方におすすめです。

屋根修理屋根修理を利用する


著者の写真

ライター:森田さなえ
2年前に中古自宅を購入。テレビアンテナが壊れていたり、害獣被害に遭ったりしていますが、専門事業者さんに助けられ、やっと住心地が抜群になりました。


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