畳のカビ掃除/布団・カーペットが原因に?対策方法も詳しく説明

畳のカビの掃除方法。エタノール(アルコール)や重曹を使った方法や、気になるカビの原因をご紹介。カビを生えにくくする対策には、すのこや酢などのお手軽グッズも活用! 敷き布団やカーペットを畳に敷いた場合のカビ予防の方法も詳しく説明します!

2019.3.19 更新
畳

梅雨などの湿度が高い時期に、ふと畳の上を見てみたら、ふわふわとしたカビが生えていた!……なんて経験はありませんか?

畳はイ草という天然素材でできているため、その性質上どうしてもカビが生えやすく、少し換気や掃除を怠っただけで一面にカビが生えてしまうことも珍しくありません。

しかし、畳のカビは自分でも簡単に掃除できますし、少し気を付けるだけでカビを生えにくくすることは可能です。畳にカビが生える原因と、生えてしまったカビの掃除方法カビを予防するための対策についてご説明します。


目次

1. 畳にカビが生える原因とは?
  1-1. 原因①:換気が不十分
  1-2. 原因②:イ草が湿気を吸収する
  1-3. 原因③:畳の上に布団が敷いてある
2. 畳のカビを掃除する方法
  2-1. 畳を掃除する際の注意点
  2-2. 掃除に必要なもの
  2-3. 畳の掃除方法
3. 畳のカビを予防する方法
  3-1. 風通しを良くして湿度を下げる
  3-2. こまめに掃除をする
  3-3. 寝室なら布団のお手入れをこまめに
  3-4. カーペットを敷く場合は防湿シートを
  3-5. お酢で拭く
4. どうしても畳のカビが取れないときは


1. 畳にカビが生える原因とは?

水分とカビ菌のイメージイラスト

1-1. 原因①:換気が不十分

カビは以下の条件が揃うと繁殖しやすくなると言われています。

  • 気温20~30度
  • 湿度70~80%
  • ホコリ・汚れなどの栄養分

梅雨の時期は特に、気温と湿度が高い状態が続き、畳に付着したホコリや汚れがカビ菌の栄養分となることで、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。

つまり、風通しが悪く掃除を怠っている部屋の畳は、カビにとって絶好の繁殖スポットというわけです。


1-2. 原因②:イ草が湿気を吸収する

畳の表面の畳表に使われる天然のイ草は、空気を吸収して放出するという性質を持っています。そのため天然の畳が敷かれている部屋は、イ草のおかげである程度の除湿効果が期待できます。

しかし、あまりにも湿度の高い状態が続くと、イ草の吸収できる水分が飽和状態になり、湿度の調節が機能しなくなってしまいます。そして湿気が溜まりに溜まったイ草にカビが発生してしまうというわけです。

なお、この湿度を吸収する機能は、新鮮なイ草ほど強く働きます。そのため、新しい畳や表替えをしたばかりの畳の方がカビが生えやすく、イ草の潰れてしまった古い畳はカビが繁殖しづらいです。


1-3. 原因③:畳の上に布団が敷いてある

畳の部屋に敷かれた布団

畳に直に布団を敷いていると、カビが生えやすくなる傾向にあります。

一番の原因は、人間が寝ている間にかいてしまういわゆる寝汗です。寝汗は一晩にコップ一杯分(200ml)もかくと一説では言われており、その水分を布団が吸収しているということになります。

布団が吸収した寝汗が底に溜まり、布団の下の畳がその水分を吸い込んでしまうことで、畳がしけっぽくなり、カビが生えやすい状態となってしまうのです。

特に布団を敷きっぱなしのいわゆる万年床の状態にしている場合は、久しぶりに布団をどかしたら下の畳にカビがびっしり! なんていう恐ろしいことも起こりえます。

なお、フローリングの上に布団を敷いた場合は、フローリングは吸湿性はないので床にカビが生えるケースは少ないです。しかし、行き場の失った寝汗のすべてが布団に溜まってしまうため、布団にカビが生える可能性が畳の部屋よりも高くなります。


2. 畳のカビを掃除する方法

畳に生えたカビは、よほどひどい状態でない限り自分で掃除することができますが、掃除してもとれない、もしくは黒カビが畳一面に広がっているという場合は、畳の交換や表替えを検討しましょう。

畳を掃除する際の注意点と、具体的な掃除方法をご説明します。


2-1.畳を掃除する際の注意点

腕でバツ印を作る女性

畳にカビを見つけたら、とにかく早く掃除をしてしまいたいですよね。しかし、掃除方法を間違うと、逆にカビが広がってしまったり、部屋中にカビ菌をまき散らしてしまうことも。

カビを見つけたら反射的にやってしまいがちなので、よく覚えておいてください。

  1. 水拭きはしない
  2. 乾拭きもしない
  3. 掃除機をかける、叩くのもNG

水拭きは畳に水分を与えてしまうことになり、カビ菌の大好きな高湿度の状態になってしまうため逆効果です。

水拭きがダメなら乾拭きで、となりそうですが、乾拭きも畳のカビ掃除ではNGです。乾拭きをしてしまうと畳の目の隙間に菌が入ってしまい、カビを除去しづらくなってしまいます。

カビを掃除機で吸い取ると、排気口から細かいカビの菌が排出され部屋中にまき散らされてしまいます。同様に、カビをとりあえず取り除こうと畳を叩いたり払ったりするのもNGです。


2-2. 掃除に必要なもの

アルコール消毒液のイラスト

  • 消毒用アルコール(エタノールの濃度が70~80%のもの。または無水エタノールと精製水を7:3で混ぜたもの)
  • スプレーボトル
  • 重曹(黒カビが生えている場合のみ)
  • 使い古しの歯ブラシ
  • 雑巾
  • ゴム手袋
  • マスク

畳のカビ掃除には、ドラッグストアなどで購入可能なエタノールが含まれた消毒用アルコールがおすすめです。スプレーボトルに入れて使用すると便利です。

エタノールは傷口の消毒や除菌に使われることの多い揮発性の高い液体で、寝そべったり素足で歩いたりする畳に使っても安全な上に、畳をほとんど傷めません。

畳に黒カビが生えてしまっている場合は、消毒用アルコールでは除去は難しいので、カビを中和できる重曹を使用します。

殺菌性が非常に高いエタノールに直接触れると手が荒れる恐れがあるため、保護用のゴム手袋は必ず用意しましょう。また、掃除中に浮遊したカビ菌を吸い込まないためにマスクも必需品です。

なお、浴室やキッチン用のアルカリ性のカビ除去剤は絶対に使用しないでください。カビに対しての効果は絶大ですが、畳が変色してしまう恐れがあります。


2-3. 畳の掃除方法

  1. 部屋の換気をする
    窓を開けたり換気扇を回すなどして、部屋の風通しをよくします。こうすることで、室内に浮遊しているカビの胞子をある程度室外に追い出すことができます。

  2. 消毒用アルコールをスプレーし20分程放置する
    カビ全体に消毒用アルコールを吹き付けたら、まずはカビと馴染ませるために時間を置きます。カビの根までアルコールの殺菌作用が働くため、カビを除去しやすくなります。

  3. 歯ブラシで畳の目のカビを掻き出す
    使い古しの歯ブラシで畳の目に入り込んだカビを掻き出します。このとき、あまり力を入れてほじくりだすようにしてしまうと畳を傷めてしまうので、優しくこするようにしてください。

  4. カビが取れるまで②と③の作業を繰り返す

  5. 黒カビには重曹をふりかける
    黒カビの発生によって畳が黒ずんでいる場合は、重曹を粉のままふりかけ、その上から消毒用アルコールを吹き付けて歯ブラシで優しくこすります。

  6. 再度アルコールスプレーをして乾拭きする
    カビを除去し終えたら、カビの生えていた箇所に消毒用アルコールを吹き付けて、雑巾で乾拭きします。このとき畳の目に沿って拭くと、目の奥にまで消毒作用が行き渡りやすくなります。

  7. 乾燥させる
    部屋の窓や換気扇はつけたままにしておき、畳をしっかり乾燥させます。


3. 畳のカビを予防する方法

せっかくカビ掃除をしたのにまたすぐに畳にカビが生えてしまった、ということはよくあります。しかし、畳がある部屋をカビが繁殖しにくい環境にすれば、カビの発生率をぐっと下げることができます。

畳にカビを寄せ付けないための、具体的な予防方法についてご説明します。


3-1. 風通しを良くして湿度を下げる

部屋の換気のイメージイラスト

カビは70%以上の高い湿度を好むので、畳のある部屋には湿気を籠らせないようにしましょう。雨が降っていない日は窓を開け、あれば換気扇やサーキュレーターを利用し空気の入れ替えを行います。

また、窓を開けた状態で扇風機やエアコンの送風機能を使うのも非常に効果的です。特に、マンションやアパートなどの集合住宅は空気が籠りやすいので、こまめに換気を行うようにしてください。


3-2. こまめに掃除をする

基本的なことですが、ホコリや汚れはカビ菌の栄養分になるため、こまめに畳を掃除することは非常に効果的なカビ対策になります。定期的に掃除機をかけて汚れを溜めないようにしましょう。


3-3. 寝室なら布団のお手入れをこまめに

ベランダに干された布団と布団たたき

布団が吸収した寝汗によってカビが繁殖してしまうケースが多いため、こまめに天日干しをしたり布団乾燥機を使用したりして、布団の湿気を逃がすようにしましょう。

干す際は、1時間ほど干したら裏返しにしてもう1時間外の風に当てる、という方法が布団の奥の水分まで蒸発させられるのでおすすめです。

また、畳に直に布団を敷かず畳と布団の間にすのこを敷いて空間を作れば畳が湿気を吸わなくなるので、カビの発生を大幅に抑えることができます。このとき、すのこと布団の間に市販の防湿シートを敷くとさらに効果的です。

なお、布団の敷きっぱなしは絶対にNGです。敷布団と畳の間の湿気が抜けず、カビにとってはパラダイスともいえる環境になってしまいます。

おすすめなのが布団用のコンパクトな物干し。場所も取らず朝起きたらさっと布団を掛けるだけで、布団自体のカビを防ぎつつ畳も外気にさらして乾燥させることができます。


3-4. カーペットを敷く場合は防湿シートを

畳の上にカーペットを敷くと畳が蓋をされてしまい、湿気がこもりやすくなってしまいます。畳のカビ予防のためには、できれば畳の上に敷物は避けてほしいのですが、部屋の見栄えの問題でどうしても敷きたいという場合も多いですよね。

そんなときは、カーペットの下に市販の防湿シートを敷いてください。シートが湿気を吸収することで畳が吸い込む水分が減るので、カビの繁殖を抑えることができます。

また、カビとともに繁殖しやすいのがダニですが、防虫の効果もある防湿シートを使えば、ダニ対策にもなるのでおすすめです。


3-5.お酢で拭く

お酢のイメージイラスト

酢には殺菌作用があり、カビを予防する効果があります。

掃除機でホコリを取ったあと、バケツ一杯の水に大さじ2杯の酢を入れ、雑巾に含ませて固く絞ります。その雑巾で畳全体を畳の目に沿って拭くだけで、非常に効果の高いカビ対策となります。

また、酢には消臭効果もあるため、カビは見当たらないけどなんだかカビ臭いといった場合にもおすすめの方法です。


4. どうしても畳のカビが取れないときは

掃除をしてもどうしてもカビが取れない場合や、畳一面に黒カビが広がっているという場合は、思い切って畳の表替えがおすすめ。

一度新しい畳表に張り替えてから、こまめにお手入れをしていけばきれいな状態が保てるはずです。

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