外壁塗装の高機能塗料の種類（グレード）と国内塗料メーカー10選

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目次

1. 1）外壁塗装の高機能塗料の種類
2. 2）国内の主な外壁塗料メーカー10社
3. 3）おすすめ高機能外壁塗料
4. 　【高耐久・耐候】次回塗り替えまでの期間を長くする塗料
5. 　【断熱】夏涼しく冬暖かいを叶える塗料
6. 　【防水・耐水】モルタルの雨漏り対策の「弾性塗料」
7. 4）外壁塗装の寿命は10〜20年
8. 5）失敗しない外壁塗装事業者の選び方
9. 　外壁塗装のアポ無し訪問営業に注意
10. 6）外壁塗装の相場費用

監修：宮本 輝一氏（有限会社 宮本建装）
一級建築塗装技能士、住宅塗装診断士の資格を保有。
千葉県松戸市にて外壁塗装を専門に28年の豊富な業歴を持ち、適切な状況診断と最適な提案、適正な価格に定評がある優良店。真摯な対応と丁寧な施工に「またお願いしたい」という口コミも多数。

1）外壁塗装の高機能塗料の種類

近年、外壁塗料の種類や性能はどんどん高機能化しています。
中には一度塗ってから次に塗るまでの期間が10年以上長くなった塗料もあります。

塗料にはさまざまな機能がありますが、ひとつの塗料にすべての機能があるわけではなく、種類や商品により機能が異なります。
家の外壁に必要な機能は何か、どの機能を優先すべきかを考え、塗料選びの参考にしてみてください。

参考：塗料の基礎知識｜日本ペイント

一般的な塗料の種類は、塗料について詳しく紹介した以下の記事をお読みいただき、記事にある外壁塗装の塗料の選び方もぜひ参考にしてください。

外壁塗装の塗料（ペンキ）の種類と失敗しない選び方｜選び方の注意点も

外壁塗装の塗料にはいくつか種類があります。外壁塗装の塗料は自宅の外壁に合うことや地域の環境、10年後のライフスタイルを見据えて耐用年数で選ぶと失敗しません。信頼のおける外壁塗装事業者と相談しながら決めていきましょう。

2）国内の主な外壁塗料メーカー10社

国内外に建築塗料メーカーはさまざまあります。主な国内の塗料メーカー10社を挙げます。

参考：エスケー化研、日本ペイント、スズカファイン、大日本塗料、nittoku、菊水化学工業、ロックペイント、日進産業、AGCコーテック、ピアレックス・テクノロジーズ、塗料業界の現状と動向、ランキングなどを分析｜業界動向サーチ

3）おすすめ高機能外壁塗料

塗料を検討する際に参考にしてください。なお、文中で紹介している塗料は各機能をもつ一部の塗料です。

特色のある塗料がいろいろありますので、希望に合う塗料を調べてみるか、依頼先の事業者に相談してみましょう。

【高耐久・耐候】次回塗り替えまでの期間を長くする塗料

塗料を選ぶときに、まず考えたいのは、次回までの塗り変え期間を左右する耐久性・耐候性です。これらは、塗料の種類（グレード）による差が大きく出ます。

高耐久・耐候の塗料は高額ですが、施工費や足場代などが加算されるため塗り替えまでの期間が長いと、コストパフォーマンスがよくなることが期待できます。

①シリコン塗料

「シリコン塗料」は現在の主流の塗料で性能と価格のバランスがとれている言われています。カラーバリエーションも豊富なことから人気も高い塗料です。
耐久性は7〜15年で、1㎡あたり約2,100～3,500円が相場です。

②ハイブリッド型塗料

塗装の劣化が有機樹脂の部分で起こるため、無機物と有機物（樹脂）を混ぜ合わせて作った「ハイブリッド型の外壁塗装用塗料」です。

耐久性が高く割れにくいのが特徴で、15～20年で塗り直しの時期になります。費用が高く、1㎡あたり約3,500～5,500円です。

③ラジカル塗料

「ラジカル塗料」は、耐用年数が8～16年とシリコン塗料より長く、費用があまり変わらないことから選ぶ人が増えている次世代の人気塗料です。1㎡あたり約2,200～4,000円です。塗料が劣化したときにできる「チョーキング」の発生やカビ・藻の発生を抑える効果を持っています。

④フッ素樹脂塗料

「フッ素樹脂塗料」は大型ビルや鉄塔にも使用されています。フライパンや鍋の内側の加工によくあるフッ素加工をイメージすると分かりやすいですよね。

汚れが雨で流されることから、外壁の美しさも守れます。耐用年数は12～20年ですが、1㎡あたり約2,000～5,000円ほどと相場価格が高めです。

【断熱】夏涼しく冬暖かいを叶える塗料

断熱性のある塗料は暑い夏には室内の冷気を保持し、寒い冬には室内の温度を逃がさない役割を果たします。

断熱性があるのは、シリコン塗料の東日本塗料「断熱コートEX」や、セラミック塗料のなかでも宇宙ロケット開発技術を応用した少し特殊な日進産業の断熱塗料「ガイナ」です。

断熱性にもこだわりたい方は、塗装を依頼する事業者に予め相談しておくと良いでしょう。

参考：断熱コートEXカタログ - 東日本塗料、遮熱＋断熱＋αを実現するガイナ｜株式会社日進産業

【防水・耐水】モルタルの雨漏り対策の弾性塗料

防水性・耐水性を求めるなら、「弾性塗料」が選択肢に入れましょう。塗膜に弾性があることで外壁の小さなキズを覆うように一緒に伸びる塗料です。

伸びる塗膜により、外壁のひびなどから雨や水の侵入を防ぎます。

弾性の塗料には、エスケー化研のセラミックシリコン樹脂塗料「水性弾性セラミシリコン」や、東亜合成のアロンウォール樹脂塗料「アロンウォール樹脂塗料」があります。

参考：水性弾性セラミシリコン｜エスケー化研、アロンウオール®｜建築・土木関連製品 ｜ 東亞合成株式会社

4）外壁塗装の寿命は10〜20年

外壁塗装の耐用年数は塗料によって10〜20年と差があります。

外壁塗装は、雨や紫外線で劣化し剥がれたり、亀裂が入ったりして、徐々に家を守る力を失っていきます。
塗料が劣化する前に塗り直し、しっかり家を守ってもらうためにも、定期的に「外壁塗装」の作業が必要なのです。

外壁塗装の耐用年数について詳しくはこちらの記事に記載があります。気になる方はぜひご覧ください。

外壁塗装の耐用年数は10〜20年｜耐久性を長くするコツとは？

外壁塗装の耐用年数は10〜20年が一般的ですが、塗装の種類や外壁材、コーキングなどにより大きく変わります。また、外壁の耐久性を長くするには外壁塗装事業者の技術力も必要です。失敗しない外壁塗装事業者の選び方もあわせて紹介します。

参考：塗料の基礎知識｜日本ペイント、 塗料の塗り方 塗料と塗装の基礎知識｜アサヒペン

外壁塗装の役割とは？

家の外壁に塗られている塗料は、3つの機能があります。
ひとつは「保護」。雨・風・紫外線などの天候や、外気に含まれる汚れ・ホコリから守る働きをしています。この塗料がないと、雨や紫外線にさらされて、外壁の傷みが早くなります。

次は「美観」。塗料によってツヤを出したり、色や模様で外観を美しくします。
建物と周辺の環境の雰囲気をマッチさせる働きもあります。

最後は「特別な機能」です。塗料によって高耐久、耐火、断熱、防カビなど、特別な機能があり、住みやすい・居心地の良い環境にする働きがあります。

5）失敗しない外壁塗装事業者の選び方

外壁塗装事業者を選ぶ時は、以下のポイントに注目しましょう。ただし、一つの項目だけがクリアしているから「優良事業者」というわけではありません。「すべての項目で納得できる場合は優良事業者に近い」ということを忘れないでください。

外壁塗装をどこに頼むかじっくり調べたいという方は、外壁塗装の依頼先とトラブル事例を記載している記事もご確認ください。実際に起きているトラブル事例から、優良な事業者に依頼する方法を紹介しています。

外壁塗装はどこに頼む？優良な事業者の選び方やトラブル事例を紹介

外壁塗装はハウスメーカー、工務店、ホームセンターや家電量販店、リフォーム事業者、外壁塗装事業者の5つに依頼できます。メリット・デメリットを確認し、ご自身が求めているサービスや予算・費用に合った優良な事業者を選びましょう。

外壁塗装のアポ無し訪問営業に注意

外壁塗装を含む訪問販売のリフォーム工事の全国消費生活情報ネットワークシステムへの相談件数は、2020年は8,784件、2021年は9,753件、2022年は10,076件でした。※

外壁塗装は決して安くないので、突然の訪問や契約を急かす事業者は、納得できるまで契約をしないよう注意しましょう。
不安な場合は、まずは一旦断り、家族や知り合いに相談してください。

安すぎる業者、高すぎる業者、大幅値引きを提案する業者、不安をあおる業者は要注意です。

※「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の合計

参考：PIO-NETに登録された相談件数の推移｜訪問販売によるリフォーム工事・点検商法｜独立行政法人国民生活センター

塗料も安心して相談できるくらしのマーケット

さまざまな「家の困った」を解決するくらしのマーケットには、外壁塗装事業者が多数登録しています。
家の近くの塗装業者の口コミ評価を確認して探せます。
見積もりはもちろん無料。現地調査をしてからオンラインで見積もりを行います。

こちらの記事では実際に見積もりを依頼したユーザーの現地調査の様子を詳しく紹介しています。外壁塗装に詳しくない方でも理解しやすいように、専門用語の解説や塗料もあり、塗料の種類（今回は3種類）ごとに見積もりを出しています。

口コミから施工店舗を選べる！くらしのマーケットで外壁塗装を依頼する3つのメリット

くらしのマーケットで外壁塗装サービスを利用した方の口コミ

くらしのマーケットで外壁塗装サービスを利用した方の口コミを一部紹介します。

6）外壁塗装の相場費用

外壁塗装の費用相場は、塗装する壁の面積によって大きく異なります。坪数ごとの相場費用は以下の表のとおりです。

【外壁塗り替え費用相場表】

※上記は目安の面積と金額です。実際は家ごとに塗装面積が異なります。

上記表はざっくり費用をつかみたいときに役に立ちます。また、見積もりを取った時に上記の表と比較してみて、安すぎても高すぎても「何故？」という疑問を持ってください。内容や原因がわかり納得できるまできちんと話を聞き、納得の上で契約しましょう。

さらに詳しい外壁塗装の費用相場を記載している記事がありますので、興味のある方はあわせてご覧ください。

外壁塗装の費用相場｜費用を安くする4つのコツ

外壁塗装の費用相場は、30坪で60～100万円程度です。使用する塗料の種類や外壁の状況、塗装方法、依頼する事業者の設定価格により費用は大きく変わります。30坪・40坪・50坪・60坪の外壁塗装の費用相場をまとめたので外壁塗装を検討している方はぜひ参考にしてください。

お住まいの地域の外壁塗装サービスの料金をチェックする

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他にこんなサービスもあります

【屋根塗装】

日光や雨風のダメージを受けやすい屋根は塗装し直し耐久性を高める必要があります。寿命が約13年なので築10年以上経っている方などは必要かもしれません。プロの場合、下処理がしっかりしており塗装本来の寿命を最大限に活かしてもらえます。落下の危険性や足場を組む手間も省けるので屋根塗装の利用がおすすめです。

屋根塗装を利用する

【屋根修理】

屋根の雨漏りでお悩みの方や台風前の防災対策をしたい方は屋根修理にお任せください。これまでの屋根を解体・撤去し、新しい屋根にする葺き替えタイプと現在の屋根の上に新しい屋根を載せて覆うカバー工法のタイプがあります。葺き替えは屋根の軽量化による地震対策をしたい方、カバー工法は解体工事が不要なので費用を抑えたい方におすすめです。

屋根修理を利用する

ライター：笹倉さくら
暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

頼みたいカテゴリがある

ハウスクリーニング・不用品回収・引越し・出張カメラマン・庭木剪定・アンテナ工事・家具の組み立てなど、幅広いカテゴリがあります。あなたの「これプロに頼みたい」がきっと見つかるはず。

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比較が簡単だから選びやすい

各事業者は一覧で同じ作業内容の料金を表示しているため、料金比較が簡単です。
さらに実際に利用した方の口コミを見てプロに依頼することができます。口コミ評価や量はもちろん、口コミの内容をチェックすると、予約から当日までのやりとりや対応もイメージしやすくなります。

万が一の保証もしっかり

自宅で作業を行う出張・訪問サービスは不安に思う方もいるかもしれません。
くらしのマーケットは、厳正な出店審査や最高1億円の損害賠償補償制度など、安心してご利用いただくための仕組みがあります。万が一のときにしっかり対応します。

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