外壁塗装はどこに頼む？優良な事業者の選び方やトラブル事例を紹介

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目次

1. 1）外壁塗装はどこに頼む？依頼先の選び方
2. 　①ハウスメーカー：建てた家のデータがある
3. 　②工務店：地域密着型の運営で安心
4. 　③ホームセンターや家電量販店：手軽に相談ができる
5. 　④リフォーム事業者：他のリフォームと一緒に依頼できる
6. 　⑤外壁塗装の専門事業者：低価格で外壁塗装できる
7. 2）外壁塗装のトラブル例｜アポ無し訪問に注意
8. 3）安心できる優良な外壁塗装事業者の見分け方
9. 　①塗装工事業許可や塗装技能士などの資格があるか
10. 　②価格・実績・口コミを比較する
11. 　③保証やアフターサービスの内容を確認
12. 　④キャンセルやクーリングオフの説明があるか確認
13. 　⑤外壁塗装の施工期間を確認
14. 　⑥見積もりに不明な項目がないか確認
15. 4）外壁塗装の塗り替え時期は10〜15年に一度
16. 5）外壁塗装の費用相場

1）外壁塗装はどこに頼む？

外壁塗装は、決まった事業者さんに頼める方は少ないでしょう。
そろそろ、外壁を塗らないといけない時期が来ていると思い始めてから事業者を探す方がほとんどです。

外壁塗装を依頼できる事業者には大きく分けて、次の5つがあります。
外壁塗装を頼むことができる事業者のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

外壁塗装の依頼先	特徴
①ハウスメーカー	建てた家のデータがあるから安心
②工務店	地域密着型の運営で安心
③ホームセンター	手軽に相談ができる
④リフォーム事業者	他のリフォームと一緒に依頼すると楽
⑤外壁修繕・塗装の専門事業者	低価格で外壁塗装できる

①大手ハウスメーカー：建てた家のデータがある

住宅建築では、外構・内装・水回りと様々な事業者が関わっています。それを統括するのが、「ハウスメーカー（住宅建設会社）」です。

ハウスメーカーで外壁塗装をするメリット

自宅を建てたハウスメーカーは、建てたときの図面やデータを持っていますので、外壁塗装を依頼するとスムーズに話が進むでしょう。
社会的な信用もありますので、万が一の施工後のトラブルにも対応してくれる安心感がありますね。

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するデメリット

大手ハウスメーカーは、下請けの塗装事業者に発注します。そこでマージンが発生し、工事代金が高くなる傾向があります。

ハウスメーカーのブランドによって、予めある程度決められた色や塗料から選択をします。色や塗料にこだわりがあり、ハウスメーカーで取り扱っていないものを使う場合は、さらにコストがかかります。

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するのがおすすめな人

• 高額でも大手の知名度に安心と期待を感じる人
• 自分ではデザインを決めきれないので、ある程度決まったものの中から選びたい人

②工務店：地域密着型の運営で安心

工務店はハウスメーカー同様、住宅建築のノウハウを持つ工務店です。
ハウスメーカーに比べ小規模で地域密着型の運営をしているところが多いです。

工務店に外壁塗装を依頼するメリット

地元で長年営業している工務店であれば、馴染み深く信頼できるのは大きなメリットです。

ハウスメーカーに比べて色や塗料の選べる種類が豊富で、ハウスメーカーと同じ金額でも自由度の高い施工が可能です。

工務店に外壁塗装を依頼するデメリット

工務店によって担当者の塗装に対する知識や、応対態度、過去の実績にバラツキがあります。
塗装事業者に外注する場合は、中間マージンが発生し、高値になりやすいです。
さらにハウスメーカーに比べて価格が統一されていない事が多いので予算が立てにくいです。

工務店で外壁塗装をするのがおすすめな人

• 地域に密着している方が安心できる人
• 塗料や色にこだわりたい人

③ホームセンターや家電量販店：手軽に外壁塗装の依頼ができる

最近は、ホームセンターや家電量販店の中に、リフォームサービスの一環として外壁塗装を受け付けているところがあります。

ホームセンターや家電量販店に外壁塗装を依頼するメリット

買い物ついでに相談しやすく、身近な店舗に依頼できるので安心感があります。

ホームセンターや家電量販店のポイントが付くことや、分割支払いが可能なこともメリットです。

ホームセンターや家電量販店に外壁塗装を依頼するデメリット

ホームセンターや家電量販店もハウスメーカーや工務店と同じように受注したら塗装事業者に外注するため、中間マージンが発生します。

さらに受付担当者の外壁塗装の知識量にバラツキがあり、説明があいまいになる可能性や、細かいリクエストなどが施工事業者との連携不足になる可能性も考えられます。

ホームセンターや家電量販店で外壁塗装をするのがおすすめな人

• 対面で気軽に問い合わせしたい人
• 金額が決まっているプランが良い人
• 分割払いが良い人

参考：外壁塗装・リフォーム｜CAINZ Reform、外壁リフォーム・屋根リフォーム｜ヤマダ電機

④リフォーム事業者：他のリフォームと一緒に依頼できる

リフォームを行う事業者は、家の中のリフォームを得意とする事業者と、外装を得意とする事業者があります。選ぶ際には、外壁の施工実績など経験を確認することが大切です。

リフォーム事業者に外壁塗装を依頼するメリット

屋根の張替えや雨樋の設置など、他のリフォームを考えている場合は、まとめて依頼すると一度の手続きで済みます。
外壁塗装でコストがかかるのは「足場の設置」です。足場を使うリフォームをまとめてやれば足場代を節約できます。

リフォーム事業者に外壁塗装を依頼するデメリット

自社施工ではなく、外壁塗装を下請けに発注する場合は中間マージンが発生し、コストが高くなります。

なかには悪徳事業者もいるので、安心して任せられるリフォーム事業者を探すのが大変です。

リフォーム事業者で外壁塗装をするのがおすすめな人

• 屋根補修や雨樋修理など他のリフォームも検討している人

⑤外壁塗装の専門事業者：低価格で外壁塗装できる

外壁塗装を専門にしているため、塗料や施工内容の知識が豊富です。
さらに自社施工の塗装専門事業者はマージンが発生しませんので、上記の事業者より費用は安くなる傾向が強いです。

外壁塗装の専門事業者に外壁塗装を依頼するメリット

塗料の知識が豊富なので、「こうしたい」というニーズを伝えると、それを汲み取って施工プランを提案してくれます。

上記したとおり、自社施工事業者は他社よりも費用をおさえることができます。

外壁塗装の専門事業者に外壁塗装を依頼するデメリット

会社の規模や信用度がわかりづらいという面があります。
過去の施工実績を見せてもらう、インターネットの口コミなどで評判を見るなどして事業者についての確認を怠らないようにしましょう。

外壁塗装の専門事業者で外壁塗装をするのがおすすめな人

• 塗料にこだわりのある人
• 費用を安くしたい人
• 自分で調べて比較検討するのが苦手ではない人

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外壁塗装の事業者はくらしのマーケットで探せる

地元の事業者を探す場合は、くらしのマーケットを利用してみましょう。
地域で絞り込みができるので、自宅の塗装を依頼できる事業者がより簡単に見つかります。

料金や実績は一覧で確認でき、口コミで依頼先の事業者の人柄や仕事を確認もできるので、自分に合ったところを選びやすいのがメリットです。

実際に無料見積もりを依頼したユーザーの現地調査の様子をレポートした記事もあるので、あわせてご覧ください。

口コミから施工店舗を選べる！くらしのマーケットで外壁塗装を依頼する3つのメリット

「外壁塗装の費用相場が知りたいけど、一括見積もりの対応が面倒臭い」「仲介サイトで紹介された事業者が本当に信頼できるのか不安」ーーくらしのマーケットなら、手間をかけずに複数社の見積もりが確認でき、第三者による口コミを見て自分で施工店舗を選べます。本記事では、くらしのマーケットで外壁塗装を依頼するメリットに加え、実際に見積もりを依頼したユーザーの現地調査の様子をレポートします。

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2）外壁塗装のトラブル例｜アポ無し訪問に注意

外壁塗装を含む訪問販売のリフォーム工事のPIO-NET（全国消費生活情報ネットワークシステム）への相談件数は、2020年は8,785件、2021年は9,753件でした。※

※「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の合計
PIO-NETに登録された相談件数の推移｜訪問販売によるリフォーム工事・点検商法｜独立行政法人国民生活センター

実際に消費者センターに相談された事例

訪問してきた業者に塗装工事を勧められた。「契約の効力はないからとりあえず署名、捺印するように」としつこく言われ、断りきれず応じてしまったが、工事をしたくない。

自宅の外壁塗装をお願いしたいと思い事業者紹介サイトに登録したところ、事業者から電話があり、自宅を訪ねて来た。見積もりを提示され、他社と比較したいと伝えたが応じてもらえず、仕方なく契約してしまった。

引用：最近の事例｜訪問販売によるリフォーム工事・点検商法｜独立行政法人国民生活センター

外壁塗装は決して安くないので、突然の訪問や契約を急かす事業者は、納得できるまで契約をしないよう注意しましょう。
不安な場合は、まずは一旦断り、家族や知り合いに相談してください。

また既に契約してしまったけど断りたい、外壁塗装事業者とトラブルになっている場合は、以下のような機関に相談することができます。

独立行政法人国民生活センター

全国の消費生活センター等では、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたる機関です。

引用・参考：全国の消費生活センター等│独立行政法人国民生活センター

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター

国土交通大臣指定の相談窓口で、住まいの「困った」を相談することができます。一級建築士の資格を持つ相談員が対応し、必要に応じて専門家相談や紛争処理を利用することができます。

引用・参考：住まいるダイヤル│公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター

3）安心できる優良な外壁塗装事業者の見分け方

安心できる事業者の見分け方の例は以下にあげた通りですが、一つの項目だけがクリアしているから「優良事業者」というわけではありません。「以下すべての項目で納得できる場合は優良事業者に近い」ということを忘れないでください。

①塗装工事業許可や塗装技能士などの資格があるか

事業者が国家検定である「一級塗装技能士」の資格を持っていると、外壁塗装の技術と知識が一定以上あると判断できます。

都道府県からの「塗装工事業の建設業許可」は、専任技術者の有無や財産要件を満たしていることなどが条件です。事業運営がしっかりしていると判断できます。

外壁塗装は資格がなくても施工することができますが、資格を保有している・塗装工事業許可がある事業者は優良な事業者の可能性が高いと言えるでしょう。

参考：技能検定制度とは｜中央職業能力開発協会、建設業許可｜東京都都市整備局

②価格・実績・口コミを確認

事業者が提示している外壁塗装の価格はもちろん、これまでの実績件数や事例、利用した人の口コミを3社以上比較しましょう。

3社以上を比較すると、おおよその施工内容や価格の相場がわかり、予算が立てやすくなります。
特に希望している塗料や家の外観が似ている施工事例や口コミは、施工イメージがつきやすく参考になります。

③保証やアフターサービスの内容を確認

外壁塗装は施工後すぐにはトラブル個所がわからないため、数年後にひび割れが起きた場合などにどのように対応してくれるのか、保証内容やアフターサービスの有無を確認しましょう。
公式サイトなどに記載されていない場合は、見積もりの際に担当者に直接聞くと良いでしょう。

④キャンセル可能か確認

契約をしたあとはキャンセルができるか、クーリング・オフの説明があるかを契約する前に確認しましょう。
キャンセルについて口頭の説明のみで契約書などの文書に記載がない場合は、トラブルになりかねないので、契約を断ったほうが良いかもしれません。

⑤外壁塗装の施工期間を確認

外壁塗装の施工期間は塗布回数や家の間取り、天候によって大きく異なります。足場の組み立てから撤去・点検まで1週間〜2週間が標準期間です。

2〜3日と短い場合は、標準乾燥時間を短縮しているか、重ね塗りしていない可能性があります。

参考：リフォーム外装カタログ｜ヤマダ電機

⑥見積もりに不明な項目がないか確認

見積もりを出してもらったら、必ず中を確認しましょう。
不明な項目がある場合は、詳細を担当者に確認し、何に使う費用かを明確にしておくと安心です。

説明に納得できない、きちんとした説明がない場合は、契約しないほうがよいかもしれません。

外壁塗装の見積書の項目

外壁塗装の見積書の標準項目を挙げます。もちろんひび割れや外壁の痛み具合など、施工内容によって項目は異なります。

• 外壁下塗り
• 外壁取材塗り
• 外壁上塗り
• 本体付属部塗装
• 仮設足場組立解体
• シート養生
• マスキング養生
• 外壁洗浄及び下地処理
• 発生材処分・清掃

外壁塗装の見積もりをする際はぜひ外壁塗装の見積もりの疑問を解決できるこちらの記事もご一読ください。見積書の項目について詳しく記載しています。

外壁塗装の見積もり5つの注意点｜見積もり例と費用相場も

外壁塗装の見積もりを依頼したいけれど、どこに依頼するのがいいかわからないと困っていませんか。そんなときは、ここがいいかなと思える業者2～3社くらいに合い見積もりを依頼し、比較することをおすすめします。どんな塗装をしたいかの希望を伝え、見積書を作成してもらいましょう。本記事では見積もりを依頼する際のポイントを解説します。

4）外壁塗装の塗り替え時期は10〜15年に一度

外壁塗装の塗り替え時期は塗料によって異なりますが、一般的に10〜15年程度です。
10年を超える場合はひび割れや目地が割れていないか、カビや変色、触ると粉がつかないかを点検しましょう。

外壁塗装を依頼するベストタイミングを紹介している記事もあります。具体的にいつすればいいの？と思った方はぜひご覧ください。

外壁塗装のベストな時期はいつ？最適なタイミングの見極め方を紹介

外壁の塗装は、建物を保護する大事な存在ですが、経年とともに劣化していきます。だからこそ、定期的な外壁塗装が大切に！今回は、外壁塗装をすべきタイミングを見極めるサインと適切な作業時期をご紹介します。

外壁塗装の塗料と塗り替え時期の目安

参考：日本住宅塗装協会

外壁塗装の塗料を詳しく記載している記事があります。気になる方はこちらもご覧ください。

外壁塗装の高機能塗料の種類と国内塗料メーカー10選

家の外壁の塗装は、10年前後の期間を経て繰り返し、一度の塗り替えで数十万円から百五十万円近く費用がかかりますので、失敗したくないのが人情ですよね。近年は、種類も機能も豊富になり塗料の選択の幅がひろがっています。これから十数年先も考え、ベストな外壁塗装選びの参考になるよう、塗料の種類と機能、おすすめの塗料をわかりやすくご紹介します。

5）外壁塗装の費用相場

外壁塗装にかかる費用は、トータルの金額の安い高いを見るのではなく、工事の工程や、塗料名などが詳細に記載されているかを確認しましょう。

外壁塗装の塗料や相場については、以下の記事も併せてご確認ください。

【2023年3月】外壁塗装の費用相場｜費用を安くする4つのコツ

そろそろ外壁塗装の時期かなと気が付いた時に、気になるのは費用のことではないでしょうか。「安くはないって聞いたけど…。」と少し心配になっているかもしれません。10年に1度くらいの大きなイベントなので、あらかじめ相場を知っておきたいですよね。今回は、外壁塗装の費用の内容・相場を解説し、費用を安く抑えるコツをご紹介します。

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日光や雨風のダメージを受けやすい屋根は塗装し直し耐久性を高める必要があります。寿命が約13年なので築10年以上経っている方などは必要かもしれません。プロの場合、下処理がしっかりしており塗装本来の寿命を最大限に活かしてもらえます。落下の危険性や足場を組む手間も省けるので屋根塗装の利用がおすすめです。

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ライター：笹倉さくら
暮らしライター。主婦の経験を生かし「家事はキレイにスムーズに」をモットーにノウハウをご紹介。楽して無理なくできる家事を目指します。整理収納アドバイザー、クリンネスト、調理師、野菜ソムリエなど家事を楽しくする資格を保有。趣味は、犬の散髪・トレッキング・観葉植物を育てる事。

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