外壁塗装は修繕費？資本的支出？費用計上できるケースや内訳を紹介

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目次

1. 1）外壁塗装の必要性
2. 2）外壁塗装は修繕費として経費計上できる
3. 　修繕費と資本的支出の違い
4. 3）修繕費とは
5. 　外壁塗装で修繕費とみなされるケース
6. 4）資本的支出とは
7. 　外壁塗装で資本的支出とみなされるケース
8. 5）修繕費と資本的支出の処理方法の違い
9. 6）修繕費と資本的支出のメリット・デメリット
10. 7）外壁塗装の費用の内訳

1）外壁塗装の必要性

外壁塗装の最も重要な目的は、建物を保護することです。外壁塗装を行うことで建物を雨水や紫外線から守り、壁の劣化や腐食を防ぐことができます。
外壁塗装で建物を保護することは、建物そのものの寿命を延ばすことにもつながります。

外壁塗装のタイミングは10年〜20年が目安と言われています。外壁塗装のベストな時期やタイミングを知りたい方はぜひこちらの記事を参考にしてください。

外壁塗装のベストな時期はいつ？最適なタイミングの見極め方を紹介

参考：塗料の基礎知識｜日本ペイント、 塗料の塗り方 塗料と塗装の基礎知識｜アサヒペン

2）外壁塗装は修繕費として経費計上できる

外壁塗装は目的や材料によって修繕費として経費計上できる場合があります。

一般的に、費用計上は修繕費と資本的支出の2つの方法に分けることができます。

外壁塗装の費用についての確定申告を行う場合、目的や材料などによって、修繕費と資本的支出のどちらかを申告する必要があります。外壁塗装の目的は建物の維持や保護を目的とすることが多いため、修繕費として認められるケースが多いです。

修繕費と資本的支出の違い

基本的に建物の老朽化による修繕やメンテナンスに必要な費用は修繕費、建物の耐用年数を延ばす投資に必要な費用は資本的支出となります。

3）修繕費とは

修繕費とは、建物や設備などの維持・修理、原状回復に必要な費用のことを指します。原状回復を目的として、設備の故障や建物の老朽化による傷みを修繕した場合が一般的です。外壁塗装では原状回復や修理を目的とした下地処理や塗料の選定、塗装作業などが修繕費として扱われるケースが多いです。

外壁塗装で修繕費とみなされるケース

• 建物の維持・保護を目的とした外壁塗装
• 破損・剥がれの補修のための外壁塗装
• 災害で破損した修繕のための外壁塗装

一般的な材料を使用し、時間の経過による劣化を元に戻すためのものであれば修繕費として扱われます。

参考：No.5402 修繕費とならないものの判定｜国税庁

4）資本的支出とは

原状回復目的ではなく、建物や設備の耐用年数を延ばすための投資費用は資本的支出とみなされます。建物や設備を新しくしたり、改良するための支出が含まれます。

外壁塗装で資本的支出とみなされるケース

• 外観デザインの変更のための外壁塗装
• 断熱性能の改善のための外壁塗装
• 耐震性能の向上のための外壁塗装

一般的に高価な資材を使って建物の価値を高めた場合や、建物の機能や品質を向上させる場合は、資本的支出となります。

5）修繕費と資本的支出の処理方法の違い

外壁塗装の修繕費と資本的支出は処理方法に違いがあります。

修繕費の処理方法

修繕費として計上する場合は、その年の経費として一括で計上されます。また国税庁によると、以下は修繕費として認められています。

資本的支出

外壁塗装工事を資本的支出として行った場合でも、経費としての計上は可能です。ただし、修繕費の場合のように一括で計上するのではなく、償却費として複数年にわたって分配計上されます。

※外壁塗装が修繕費として計上できるかどうかや、資本的支出となるかどうかは、外壁塗装の目的や使用する材料によって異なるため、修繕費と資本的支出の判断は専門家に相談し適切に経費計上するようにしましょう。

参考：資本的支出と修繕費等│国税庁

6）修繕費と資本的支出のメリット・デメリット

修繕費と資本的支出にはそれぞれメリット・デメリットがあり、目的や会社の状況などによりどちらが良いかは異なります。

修繕費のメリット・デメリット

修繕費の一番のメリットは支払う税金の金額が少なくなる可能性があることです。修繕費は基本的に一括で経費計上でき、結果的に節税に繋がります。また一度に計上できるため手間も減らすことができます

一方修繕費として一括で経費計上した場合、収入によっては決算上業績不振と捉えられる可能性があります。銀行などからの融資を検討している場合は、業績不振と捉えられると融資を断られてしまう可能性があるため、融資を検討している方は注意が必要です。

資本的支出のメリット・デメリット

資本的支出は複数年に分けて経費処理を行うため、融資を申し込む予定の方や、現状の会社の資金繰りがギリギリの方にとってはメリットといえます。

ただし何年かに分けて経費計上を行うため、修繕費と比較して手間がかかります。またまた償却期間は自分で決められません。国税庁が提示している償却期間に合わせて、毎年計上する必要があります。

7）外壁塗装の費用の内訳

外壁塗装の費用内訳は「塗料・材料費」「工事代・人件費」「足場代」「その他」の4つで構成されています。

また外壁塗装の費用は30坪の場合60～100万円と、安い金額ではありません。

【外壁塗り替え費用相場表】

※上記は目安の面積と金額です。実際は家ごとに塗装面積が異なります。

外壁塗装の費用を安くするコツなどを上手に活用し、おトクに外壁塗装を行いましょう。

外壁塗装の費用相場｜費用を安くする4つのコツ

外壁塗装の費用相場は、30坪で60～100万円程度です。使用する塗料の種類や外壁の状況、塗装方法、依頼する事業者の設定価格により費用は大きく変わります。30坪・40坪・50坪・60坪の外壁塗装の費用相場をまとめたので外壁塗装を検討している方はぜひ参考にしてください。

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口コミから施工店舗を選べる！くらしのマーケットで外壁塗装を依頼する3つのメリット

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ライター：原田菜々子
看護師・保健師。感染対策委員として３年間病院で勤務。専門学校、大学での講義をはじめ、学生・医療従事者・一般の方向けの教育活動にも積極的に従事。家計管理のためにファイナンシャル・プランニング技能士を取得し、お金のことについても勉強中。

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